『他界からの火花 - 煉獄の霊魂の出現』企画:デルコル神父、文:江藤きみえ
◆2-6、よその人
ある日、よその人が亡くなったことを知って、聖女はその人の霊魂のために祈った。この霊魂が非常に苦しんでいるのが見えたとき、聖女が「どうか、わたしの祈りをききいれて、その人をあわれんでくださいませんでしょうか」ときくと、主は、「あなたの祈りのために、わたしはこのひとりの霊魂だけでなく、その他の何百万人もの霊魂をあわれむつもりです」とお答えになった。
それにしても、この人の霊魂は、神を仰ぎみるまではもっと清められる必要があった。その人は長いあいだ罪の生活をしていたので、かなづちで叩かれて、不潔なものをおとされるかのようにみえた。それも、かなづちのひと打ちだけでなく、何回も何回も叩かれて、その霊魂は清められるようになっていた。この人の霊魂がすぐ清められなかった理由を、主は聖女に示された。すなわち、この人はあまりにも多くの罪をもって死んだので教会の祈りは、その人のために利益にならない。まず根本的な清めを果さねばならなかった。それができてからはじめて、その人のために捧げられる祈りの恵みをうけるようになるのである。
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