今から七年の間、エジプト全土に大豊作が訪れます。しかしその後、飢饉が七年続き、エジプトの地に豊作があったことなど、すっかり忘れられてしまうでしょう。飢饉がこの国を滅ぼしてしまうのです。この地に豊作があったことなど、その後に来る飢饉のために、忘れられてしまいます。飢饉はそれほどひどいのです。ファラオにこうした夢が二度も繰り返されたのは、このことが神によって定められ、神が速やかに実行しようとされているからです。ファラオは今すぐ、聡明で知恵のある人物を探し出し、エジプトの地を治めさせるとよいでしょう。そしてファラオが指示して、国中に監督を任命し、豊作の七年の間、エジプトの地で産物の五分の一を徴収なさいますように。これから訪れる豊年の間に食料をすべて集めさせ、町の食料としてファラオの管理の下に穀物を蓄え、保管させるのです。その食料は、エジプトの地に起こる七年の飢饉に備えての国の蓄えとなり、飢饉によって国が滅びることはないでしょう。
創世記 41章 29-36節
創世記 41章 29-36節