『他界からの火花 - 煉獄の霊魂の出現』企画:デルコル神父、文:江藤きみえ
◆2-9、もうひとりの修道女
もうひとりの霊魂のことを聖女は次のように書きのこしている。ひとりの修道女が亡くなったが、その人は、その生涯いっも煉獄の霊魂のために祈りつづけていた。でもその人は人間的な弱さから、従順を完全に守らないで、その代わりに、命じられていなかった断食や苦業を自分で選んでしていた。
この人が聖女に現われたとき、りっぱな飾りをつけたかっこうで現われた。しかし、その飾りの下に非常に重い石がかくされていて、自分ひとりでは歩けないかのような様子をしていた。しかし、沢山の人々がその側にいて歩けるように助けていた。聖女はその説明をねがった。助けている人たちは、かの女の生存中祈りで煉獄から天に上げられた霊魂たちだった。その飾りはかの女が煉獄の霊魂のためにささげた祈りであった。歩くのを妨げている石は、かの女の不従順だった。
◆2-9、もうひとりの修道女
もうひとりの霊魂のことを聖女は次のように書きのこしている。ひとりの修道女が亡くなったが、その人は、その生涯いっも煉獄の霊魂のために祈りつづけていた。でもその人は人間的な弱さから、従順を完全に守らないで、その代わりに、命じられていなかった断食や苦業を自分で選んでしていた。
この人が聖女に現われたとき、りっぱな飾りをつけたかっこうで現われた。しかし、その飾りの下に非常に重い石がかくされていて、自分ひとりでは歩けないかのような様子をしていた。しかし、沢山の人々がその側にいて歩けるように助けていた。聖女はその説明をねがった。助けている人たちは、かの女の生存中祈りで煉獄から天に上げられた霊魂たちだった。その飾りはかの女が煉獄の霊魂のためにささげた祈りであった。歩くのを妨げている石は、かの女の不従順だった。