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他界したある修道院長

2020-12-23 06:39:02 | 煉獄
『他界からの火花 - 煉獄の霊魂の出現』企画:デルコル神父、文:江藤きみえ

◆1-6、他界からの火花

 煉獄の霊魂の訪問をうけたスオル・マリア・テレザはあれから1948年に帰天しました。あの出来事があってから、およそ30年間コッチャレリ神父は、隣の教会の主任司祭で、同修道院の聴罪司祭にもなっていました。かれは、あの出来事について、なん回もしらべたことがありました。

 あの院長、すなわち、スオル・マリア・テレザは、若いときから、たくさんのいざないがありましたが、神の恵みに助けられて、いつもうち勝ちました。その報いとして、これからも、いざないに負けない恵みを受けていました。かの女は聖なる生活をもって、みんなのすばらしい手本となっていたのです。

 病気になり、臨終に近づいたとき、聴罪司祭はそばで祈りをささげていました。帰天する2、3時間まえに、シスターたちにとりかこまれて、天国の話をしていましたが、急にその顔が天使のようにかがやいて、「わたしのお母さん!わたしのお母さん!」と声高らかにいいました。

 聴罪司祭は、「この世のお母さんのことですか?それとも天のお母さんのことですか?」とききますと、院長は、「天のお母さまが見えます」と答えました。かの女はそれから、あと2回聖母の出現をみましたが、もちろんシスターたちには何も見えませんでした。でもそのときシスターたちは、院長が天的光に包まれているのを見る感じがしました。こうして院長は聖母に迎えられ、天に昇ることができたのです。

 この修道院にはひとりのシスターが病にかかり医者にかかっても、なんの効果もありませんでした。院長はこのシスターに、亡くなる2、3日まえ、「天国についたら、あなたのために祈ります」と約束していました。

 院長が帰天して問もない頃でした。病気のあのシスターに院長はあらわれると、かの女を抱きしめ、患部にふれました。とたんに病気は完全になおり、それから22年が過ぎても、どんな病気にもかかりませんでした。

 この院長の生涯には、他にも不思議なことがありました。ある冬のことです。かの女が修道院の中庭にある井戸に水をくみに行ったとき、急に雪にすべって倒れました。窓からこれを見ていたひとりのシスターがすぐ助けに行きました、「どうしてすべったのですか?」とシスターがききますと、院長は答えていいました、「いいえ、すべったのではありません、悪魔がわたしを殺そうとしていたのです」。

 聴罪司祭は、「この世のお母さんのことですか?それとも天のお母さんのことですか?」とききますと、院長は、「天のお母さまが見えます」と答えました。かの女はそれから、あと2回聖母の出現をみましたが、もちろんシスターたちには何も見えませんでした。でもそのときシスターたちは、院長が天的光に包まれているのを見る感じがしました。こうして院長は聖母に迎えられ、天に昇ることができたのです。

 この修道院にはひとりのシスターが病にかかり医者にかかっても、なんの効果もありませんでした。院長はこのシスターに、亡くなる2、3日まえ、「天国に行ったら、あなたのために祈ります」と約束していました。

 院長が帰天して問もない頃でした。病気のあのシスターに院長はあらわれると、かの女を抱きしめ、患部にふれました。とたんに病気は完全になおり、それから22年が過ぎても、どんな病気にもかかりませんでした。

 この院長の生涯には、他にも不思議なことがありました。ある冬のことです。かの女が修道院の中庭にある井戸に水をくみに行ったとき、急に雪にすべって倒れました。窓からこれを見ていたひとりのシスターがすぐ助けに行きました、「どうしてすべったのですか?」とシスターがききますと、院長は答えていいました、「いいえ、すべったのではありません、悪魔がわたしを殺そうとしていたのです」。


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