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創世記の中に三位一体が認められる 聖アウグスティヌス 『告白』

2023-02-08 13:59:24 | 格言・みことば
第五章:「創世記」冒頭の二節のうちに、三位一体が認められる

 六、どうであろうか。わたしの神よ、あなたのそうであられる三位一体は「おぼろげに」ながらわたしに見えるのである。父よ、あなたは、わたしたちの知恵のはじめにおいて、あなたから生れ、あなたに等しく、あなたとともに永遠であられるあなたの知恵において、すなわちあなたの御子において、「天地を造られた」のである。わたしたちはすでに、天の天について、見えず形のない地について、暗黒の深淵について、すなわちもしもそれがあらゆる生命の起こり来るものにふりむけられ、その照明によって形態の整った生命となり、後に水と水との問におかれた「天の天」とならなかったら、それは動揺つねなき不安定なものであったろうが、そのような霊的被造物の無形熊性の動揺と不安定とについて数多くのことを語った。わたしはもう神という名によって、それらのものを造られた父を、はじめという名によって、神がそれにおいてそれらのものを造られた御子を認め、当時信じていたように、わたしの神を三位一体と信じて、神なる聖なる御言のうちにたずね求めていたのであるが、どうであろうか、あなたの「霊は水の面を覆うていた」とあるのである。どうであろうか、これこそ三位一体なるわたしの神、父と子と聖霊、すなわち被造物全体の創造主なのである。

聖アウグスティヌス 『告白』





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