神の摂理の隠れたご計画によって、私は聖ペトロの最高の使徒座に挙げられるやいなや、日々、この世を苦しめているますます多くの悪を見て、私は自分の使徒職の責務として、教会とカトリック信仰の完全性を擁護するには、また救いの計画について養成し、研究するには、どのような方法が最善かを考えた。この考えにおいて、私の精神は自然と力強い神の童貞母に上がった。聖母は人類の贖いの協力者であり、カトリック信者の難しい試練の時には主要な最高の避難所であったからである。カトリック信者らが聖母から受けた輝くばかりの善は、聖母に信頼して正しかったということを証明している。これらの善の中で、とりわけ、聖母ご自身が「ロザリオの祈り」という名前の下にカトリック信者たちにお与えになり、また聖ドミニコの労苦によって広げられた非常に効果的な祈りの形式によって、多くの善が勝ち取られた。
教皇レオ13世 使徒憲章『ウビ・プリームム』1898年10月2日
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教皇レオ13世 使徒憲章『ウビ・プリームム』1898年10月2日
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