叔父さんは株で儲け競争馬をもつていたと聞きましたが、泊まった夜に叔母さんに福井館の古い写真を見せて頂きました。
当時は湯の川では一番の旅館で明治天皇もお泊りになり、その時の写真も拝見させて頂きました。
その時疎開当時の思いが蘇りました・・・
函館湯の川「福井館」はお婆ちゃんの姉が取り仕切り大きくし、名誉である明治天皇お迎え準備に大金を使いました。
旅館内の畳・布団・女中の着物等全て新しい物に取替えましたが、その借金で旅館が傾き始め女中も辞め、栄華の週末を向えるに至りました。
妹である私のお婆ちゃんが姉の手助けをしていた時、母も女中として手伝わされたと思います。
その後女主人は病に倒れ、後妻である当時の叔母さんが入籍し子供二人をもうけ、金銭に不自由なく育った子供たちは、成人になり理由は分りませんが二人とも自殺したとの事でした。
今では大型ホテルが建ち昔の面影を残すものはありません・・・
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