特養に入所して4ヶ月を経過しました、妻の体重が入所時には39kg程度でしたが昨日担当の看護士さんからの話で「10kg増えましたよ!」と云われ驚きました。
原因は甘いおやつの食べ過ぎです。以前から食は細く少食でしたので、ヨーグルト・プリン・ジュース・菓子等の甘いおやつを食べさせていました。
認知症専門の先生の話によりますと「この年齢で極端な運動出来ませんし、多少の増減は気にしなくても構いません・・」と聞いていました。
所が最近顔の頬がふつくらとしてきましたので、体調も良い様子で喜んでいましたが極端に体重が増えますと血糖値が増えて身体に良くありません?
妻が可哀想なので月に3回程おやつの差し入れをしていましたが、昨日看護士さんと相談の上、甘いおやつの差し入れは控える事にしました。そして食事の量も少なくして貰っています。
色々な問題が次からつぎと発生します。
妻が「前頭側頭型認知症」と診断されて、薬は基本的に(抑肝散とメマリー)をこの5年間使用してきました。しかし入所してから3ヶ月の間に薬が3種類も増えました?
介護が私の手を離れて施設にお任せしている為に妻の病状変化が分かりません・・
生活相談員のお話では「最近一日おきに気分の変化があります」「穏やかな日があると思えば翌日は気性が荒くなり、他の入居者さんを叩く行動があります」との報告です。それは大変です!
自分達では解決がつかないので病院に行き「先生に相談して見ましょう・・」との提案です。
私は妻を自分の車に乗車させ、施設からは二人の方が同行し先生には現在の状況を説明します。
先生は話を聞き「分かりました、病状に効く薬を出してあげましょう・・」と云う事になります。
次回は「最近夜は寝なくなりました?」と先生に相談すると「分かりました軽い眠剤を出してあげましょう」
となり薬が益々増えて行きます。
妻は失語症で薬の副作用は分かりません? これでは薬漬けになります。
何とか減らす算段は無いものか?と相談して病院に行きますが、行くたびに薬が増えて行きます・・
如何したものでしょうか?不安でなりません・・今日も投薬結果の報告に病院へ行く予定です。
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結婚して40数年間転勤も無く常に妻と暮らしていました。しかし妻が特養に入所して始めて一人になりました。
「光陰矢の如し」月日の経つのは早いものですが、自分はまだ年寄りとは認識しておりません。
昨日突如として玄関のベルが鳴り・・何かな? と思って出ますと見知らぬ女性が立っています・・
市から依頼された「民生委員」で65歳以上の独居老人宅を訪問し緊急時に備え、連絡先・世帯状況・身体状況の調査を伺いに訪れて来ました。
その人は独居老人宅を定期的に訪問し身体状況も確認します・・との事でした。
私は戸惑いましたが急な事でこの状況を受け入れられず、丁寧に辞退いたしましたが妻と離れて一人ぼつちになつた始めての実感でした。
ここの特養は平均年齢が88歳で100歳の入居者が3名います。
先日「介護保険改正と介護報酬改正の行方」と題する講習会があり参加しましたが、講師の施設も平均83歳との事でした。どこの特養施設も長生きで高齢者ばかりです。
妻は66歳で身体は丈夫で元気に動き回っています・・高齢者の中では若い方ですので動きが早く看護士さんも目が離せません? 失語症で話す言葉は分かりませんし聞くことも理解できません。
考えて見ますと自宅より施設の受け入れ態勢が良く(病院・歯医者・美容・健康管理・食事)過ごしやすく長生きするようですが、88歳まで22年間あります・・
それまで介護する私が生きていられるでしょうか?不安が過ぎります。
2014.12.22
先日赤いカーディガンを買って妻の様子見に伺いました。
丁度昼食後で看護士さん達は後片付け・トイレの誘導で大忙しです。
妻は見当たりませんが多分トイレに行ったのでしょう・・頻尿もいくらか良い方向へ向いていますがまだ直りません。妻が私を見つけてニコヤカに手を上げて来ました。
四人がけのテーブルに妻の定位置の横に椅子を持ってきて、いつもの仲間の4人と会話を始めてみました。
「おばあちゃんお元気ですか?お歳はいくつですか?」と聞きますと「83歳です・・大正何年何月です!」とはっきり答えます。他の事を聞きますと「ボケてしまつて分からない」と大きな口をあけ笑っています。妻もそれを見て笑っています。
おばあちゃん達は私に「お昼は食べましたか?」と聞きますので「まだですよ!」と云いますと、おばあちゃん二人はヒソヒソと相談しはじめ、看護士さんから食器を2個貰って来て・・私に何かを食べさせようと相談しています。
又看護士さんに私の座ったテーブルが汚れているので、拭いて下さいと・・何度も催促してくれています。
男性看護士さんは忙しく「今拭きにゆきますよ!」と答えますと、お婆ちゃん二人は「いつも忙しい振りをしている?」とこそこそ話しています。
また二人のおばあちゃん達は私にお茶を出すように何度も看護士にお願いしています・・認知症とは言え今でも昔の気配りと感性は失われてはいません。
妻の他3人は認知症と聞いていますが、二人は話し言葉はしっかりしています。認知症と見受けられません? しかし急に話が変わり、私が(偉い人)が働いている看護士の監督に来たと思いはじめます。
一人は物静かで無関心ですが二人のおばあちゃんは話好きでお互いに言い合いお元気の様子です。
もう一人のおばあちゃんに「お歳はいくつですか?」と聞きますと恥ずかしそうに・・答えてはくれません。
そのおばあちゃんは88歳位でしょうか、しばらくすると私に話始めました・・
息子の戦争時代の話です。入隊時に息子に餅を食べさせたくて、紙に来るんで送りましたが、後日息子に聞きますと「一口も食べていない・・」取上げられて「上官が食べてしまった」と聞き、怒って後日又餅を背中にしょって面会に行き上官に文句を付けて、その場で皆に配りその場で食べさす様にお願いしました・・「大変苦労をしたのですね」と話しますと・目を潤ませて同じ話を何回も話してくれました。
一人ひとり認知症の病状が違いはありますが、昔の記憶は残っています。
妻は話し言葉や内容が理解では来ませんので無表情に聞いているばかりです。
2014.12.14
入所から10日経ちました・・空いた時間に訪問しようと考えますが、会えば必ず一緒に帰ると騒ぎますので会いに行くのを戸惑っています。
担当者から業務連絡の際電話で様子を聞きますと「穏やかに過ごされています・」との事で安心しています。
しかし不安も過ぎります・・昨日仕事帰りにケァマネさんから携帯に電話がありました。
ケァマネさんも心配をして数日前に施設に伺ってきてくれました、そのときの様子は「以前と比べ穏やかに過ごされていましたよ!」又ケアマネさんを見つけて手を振ってくれました・・との報告電話です!
入所の不安もすっかり振り切れて安心し、入所は妻の為にも大変良かったと感じています。
わざわざ心配して訪問してくれた、ケァマネさんにも感謝の気持ちで一杯です・・ありがとう!
先日日特養入所の翌日「認知症の人と家族の会・相談会」があり参加して来ました。
来訪者は一般市民参加でお茶を飲みながら の相談会です・・open時間前から来訪者があふれて認知症サポーターや介護事業者・介護医療専門の先生方が対応に四苦八苦状態です。
それだけ認知症が身近に感じる近年と介護の悩みが社会問題として多くなって来ています。
男性介護者の日常介護形態は人それぞれに大きな違いがあります・・
介護疲れの家族は介護に限界を感じ特養入所の希望者が多いのですが、入所施設不足から待機者が多くいます。
あえて自宅介護をしている要介護5の家族が特養を利用せずに居宅介護をしている知り合いの方が数人おります。
介護内容をお聞きしますといつでも特養入所は可能ですが、入所させると病状か進む事と・愛情が深くさびしい事などが主な話です・・むしろ介護に生きがいを感じておられます。羨ましい限りです・・
その方々は高額な介護費用を支払うだけの収入がありますので、働かずとも良い環境で介護に専念しています。
年金暮らしは介護費用不足のため働かなければなりません?
「特養に入れて寂しくないですか?」と問われ 「寂しくはありません!」 とお答えすると「愛情が足りないね?」と云われ空しい気持ちがします。
一人一人病状が異なり、また介護者の対応も様々です・・
特養入所して1週間を経過しました。 手続きの関係上担当者から問い合わせの電話が来ます・・
そのとき妻の様子を伺いますと「穏やかに過ごしています!」との報告に安堵します。 真夜中に目を覚ましTVを見ることがありますが、なぜか音量を小さくして観ています・・(笑)
長い間夜間は物音に敏感で、忍び足で静かに行動していた時の癖が直りません?
特養は正直に言ってご高齢者が多く、66才の妻は若い方で仲間が出来るか心配と(如何しているのか心配です) この数日妻の介護はありませんので、手持ち無沙汰で居間のフローアーを磨いたりしています。
要介護3ですが最近病状が極端に進み自宅介護に限界を感じてきました。
特に頻尿と冷蔵庫の物色・仕事中車内に待っていれなくなりました。
デイの日数とショートの利用を増やしましたが、送迎時間の制限もあり介護に限界を感じはじめました。
個人負担の費用も当然増えて年金での生活は限度を越えて、この歳で働き収入を得なければなりません。
以前からケアマネさんのアドバイスで特養入所の申請をしていましたが、今週はじめ特養入所が決定し安堵しています。
介護関係の皆様のお力により入所が急遽決まり私も一安心です。