こんばんわ。
月末ですが・・久々の仕事!
本当に最近は仕事の記事が少ないので、今回は大真面目に?
細かく作業工程をお伝えしたいと思います。
これがTACKの新車施工です!
さて、ステップワゴンの新車EXE施工です。
ガラス面も全面にPGS33、ホイールコーティングのガラス系フルコース!
ミニバンですので、念のために二日間の時間をいただきました。
しかも入庫が昨日の午後でしたので、今朝は8時半スタートです。
さあ、始めましょう!
時期や天候、気温や湿度にもよりますが、今回は内装、内窓からにしましょう!
理由は汗をかく陽気の中、一日作業をすればツナギは汚れます。
汚れた汗臭いオヤジに新車に乗り込まれるのは・・絶対に嫌でしょ〜(^◇^;)
窓拭きはプロでも決まらない時は決まらない。
本当に難しい工程です。
一番最初と最後に行うのは少し窓を開ける事。
汚れているのが分かりますか?
特に運転席と助手席には撥水加工がされておりましたが、
思い切り拭き残しがありますね(^◇^;)
拭いたら閉めて内窓から。
当店ではガラスクリーナーの希釈液に放り込んだマイクロファイバークロスを固く絞り拭き上げ、乾いた古タオルで仕上げ拭きします。
ミニバンのフロントガラスや、セダンやクーペなどのRガラスのように
下の部分が拭き取れないようなモデルには様々な小道具が必要です。
普通に拭こうとしてもタオルがヨレてしまったり、
無理な体勢を強いられたりする事もありますので、
ゴム手袋をしてグリップするようにして、手の甲を使ったりもします。
(これはYouTubeで見つけて、使わせていただいている技です)
プロとは言え、良い物は市販品でも使います。
こんな物や、
こんな物も使いますよ。
今回は使いませんでしたけど・・(^◇^;)
これらの作業は当然 車に乗り込んでの作業ですから、バキュームは一番最後に。
同時進行で手垢や指紋が目立つナビ画面や化粧パネルもキレイにしておきましょう。
地味な事ですが、ドアの開け閉めは頻繁に行いますので、
ルームランプは全てオフにしておきます。
終わったら足マットとシートカバーの取り付け。(これは お客様に車を渡す云々の前に、今後の作業で車を前後に動かす事があるためです)
そして外装は足回りから徹底洗浄です。
当然タイヤハウスの内側、
ホイールも中まで穴まで!
輸入車の場合はドア下部にグリスがベッタリ張り付いていたりします。
その場合は洗浄前に落としておきます。
日本車は新車であれば概ねキレイです。
続きましてボディの洗浄。
シャンプーを希釈してスポンジで洗う。
基本中の基本です!
新車ですので、この工程は比較的楽です。
今回はサイズが大きいけれど・・(^◇^;)
ちなみに経年車両の場合は、洗浄に倍以上の時間を要します。
さらには塗膜調整(鉄粉などの付着物除去)も必要となります。
同時進行で窓ガラスも磨きます。
ガラス面もPGS33(ガラス系液剤)での施工時はキチンと下地処理いたします。
経年車のウロコ落としとなると、同時進行という訳にはいかず、
最初にマスキングしてのクリーニング&磨き作業になります。
運助とRガラスには、すでに撥水加工がされていますので洗浄のみ。
他のガラス面は しっかり磨きます。
完全なる親水状態。
これがキレイなスッピンの姿です。
丁寧に拭き取り、ブロワで隙間の水分を飛ばします。
窓ガラスはアルコールで再度拭き上げ、ホイールはシリコンオフで拭き上げます。
まずは窓ガラスにコーティング。
乾燥を待つ間にホイールにもコーティング。
ホイール4本で大体20分。
ちょうど良い乾燥時間ですので、窓ガラスのコーティングを拭き取ります。
ちなみにホイールは塗って、塗り伸ばして・・終了!しっかり膜厚な被膜が作れます。
ここで12時。
キリの良い所なので食事を摂り、午後の部に続きます。
午後の部からボディに取りかかります。
まずは磨くための準備となるマスキング。
マスキングはバフを当てたくない場所(未塗装樹脂パーツ、ゴムパーツなど)と、
磨き粉が入ると困る箇所を塞ぎ、特に弱いエッジ部の保護などの意味があります。
今回は窓ガラスのコーティングを守る意味もあります。
非常に面倒で、マスキングテープは使い捨てなので無駄が多いのですが、
これによって安心&確実にバフを当てる事が出来るのです。
そして丁寧に磨いて参ります。
新車は基本的にワンポリッシュ仕上げです。
それでもミニバンは面積が多いので時間が必要ですね(^◇^;)
コンパウンドは脱脂洗車不要な物を使用。
当店の環境は住宅地内のため、音の出る作業は最小限に抑えます。
(ブロワが一番うるさいです)
そのために少しお高いコンパウンドですが、これを使っています。
塗装面にあるミクロン単位の凸凹を平滑化しますが、目視で確認出来ないような微細な物も存在します。
それらを埋める効能もあり、完全なる平滑化となります。
これは塗装のクリアとコーティング剤の間にアクリル被膜となり残ります。
それにより、より滑らかな仕上がりとなるのです。
脱脂洗車してはダメなコンパウンドなので、時短にもなりますし、
何よりも水分を嫌うコーティング剤のためにも非常に有効です。
今回のコーティング剤はPromaX EXEです。
主成分ポリシラザンの耐久性の高い液剤。
二液混合、使い切りの、CBPの中では最高級(もう一つ上がありますが)。
魅力は見事な艶と超撥水です。
丁寧に塗り込み、乾燥させ、濡れ拭き、濡れ拭き、乾拭きで仕上げて参ります。
ミニバンですと今の時期は5分割で仕上げて参ります。
仕上げ拭きの際の触感は素晴らしく、施工するのが楽しい液剤です。
オーナーのMさんは、もし終わるなら本日の納車希望。の様子。
(途中で「終わりそうですか〜」と、連絡がありました)
新車が納車されたら、色々とやりたい事もあるし、何よりも乗りたい!
そんな気持ちは凄く共感出来ます(^_^)
時間は明日までいただきましたが、あとは艶出しと・・
窓ガラスの仕上げ拭きのみ。
ここは終わらせて納車させていただきましょう!
最後に小さな自己主張?
PROシールを所定の場所に貼らせていただき完成です。
そして施工証明書を作成し・・
伝票を作成し、納車!
Mさん、毎度ご愛車の施工をお任せいただきまして誠にありがとうございます(^_^)
今後とも何卒宜しくお願い申し上げますm(_ _)m
さて、当店の新車施工はいかがでしょうか?
通常は一般のお客様とDラーさん施工では内容を変えたりしますが、
当店はDラーさん依頼の作業でも同じ施工を行います。
これは あくまでもお客様が支払う代金に見合う施工を行うのが正しい!
という考えからです。
以前 記事にした某日本車パートのおばちゃんによる30分で終わってしまう新車施工とは比較にならない事だけは分かっていただけたのでは?と思います。
お客様の支払い額はDラーさんに支払う金額より当店の方が圧倒的に安いのです。
それでいてプロが8時間かけて施工しているのですから、
コストパフォーマンスには絶対の自信があります!
もし、当店の仕事が「いいね〜!」と思われた方は、
お問い合わせだけでも考えてみてくださいね!
作業場は非常に粗末ですが、それを補う経験と実績は積んでおります。
そして心を込めて作業させていただきます(^_^)
皆さま、どうぞ宜しくお願い申し上げますm(_ _)m
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