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蔵馬ウケネタ、日常のことなど思った事を綴る。

作家さんに飢える

2016年07月26日 23時37分17秒 | 思うこと
ファッション雑誌を見ていて、

日本に海外からの来訪が多いのは
日本の女の子はやまとなでしこの心を持っているから、
日本の女の子とつきあいたい人が増えているから
と書いてありました。

だから やまとなでしこの心を持ち続けるようにしましょう、と
言う…。

確かに余りに口の汚い女の子はどうかとも思うのだけど、
やまとなでしことは一体どのようなものなんだろうと
考えてしまいました。

明治以降の考え方って、女性の権利が少なくなっているも
のですよね…。

飛鳥奈良時代は
結婚は一度だけではないし慰謝料もないし
財産は女性が受け継ぐものなので男性の経済力に頼らず
自由な恋愛をしていたし、また考えが違うものですし…。

嫁として家に入るようになるのって
鎌倉時代に少しずつ増えてきた制度だし、
戦国時代も、”可哀相なお人形”と言う存在で政略結婚をした
わけはないのだし…。
平安鎌倉時代あたりの宮中の女達はとても
頭を使って強かにしっかりと裏の社会を作っていたし…。

やまとなでしこと言うけれど、
実情を調べずイメージだけで考えて居て作られた言葉なので
はないかと思うのでした…。

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ところで、千姫の小説を読んで、
そのときに 淀君の所にいた お完という姫君のことが
気になったので
調べてみました。

豊臣完子

淀殿の所から嫁いでその後は
それほど辛い人生でもなかったのかもしれない…と
思ったのでした。

ここからおごうの血が続くんですね…、なんだか
凄いことだなと思いました。
と言う事は、織田家の血はずっと続いていると言う事でもあるし、
豊臣の家の娘としても、
はっきり歴史に残る形ではないけれど、
血を受け継いだまま残していると言うことになるんですね…。

下記に示すように、現在の皇室は織田氏、浅井氏、豊臣氏、徳川氏の血を受け継いでいる。(崇源院#系譜参照)。

  豊臣完子─九条道房─待姫─輔実─幸教─二条宗基
(母は徳川吉通の娘信受院)─治孝─九条尚忠─道孝─
貞明皇后─昭和天皇─今上天皇

・秀勝が病死した後、江は徳川秀忠と再婚。
その際に、完子は、淀殿である淀君に引き取られ、
後に関白となる九条幸家の元に嫁ぐことになります。後、
大坂の陣にて豊臣家の滅亡後は、秀忠と江の養女扱いとなっています。
この、完子と九条幸家の子孫が、大正天皇皇后である
貞明皇后であり、昭和天皇の母となります。

歴史の中の女性の意味とはなんなのか考えてみると結構
気付くことが多い。

新しい本を…と言う…作家さんを開拓しようと思って居
るのだけど
どうしても永井路子さんに戻ってしまう。
彼女を超える発見をくれる作家さんに出会えない…。