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蔵馬ウケネタ、日常のことなど思った事を綴る。

月の口づけ 飛蔵小説

2019年06月06日 23時14分14秒 | 蔵馬受けblog内小説


唐突ですが
私、蔵馬の髪は絶対黒髪!!!で書くのですが‥。

黒髪と飛影と言う組み合わせ好きなんですよね。

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月の口づけ

それは、武術会も終わった…数日後のことだった。
もう人間界は深い夜に染まっていた。
青いカーテンが揺れて、そっと、後ろから飛影は蔵馬を抱きすくめたのだ。

「傷んでる」
一房、髪を取り、飛影が言った…耳元で蔵馬を後ろから、抱きしめながら。
「は?」
まさかと、僅かに蔵馬は後ろを向いた。
気付かなかった。毛先ではなく、きっと少し上の部分だ。
いつだったか「この髪が好きだ」と言ってくれた飛影を思いだし、きゅっと唇を噛んだ。
ふわりと流れる髪が、自分でも好きだったのに。
「少しだけだ」
そう言って飛影はその一房を咥えてみた。冷たい髪が、飛影の口に入っていく。
「パサパサじゃないぞ」
くす、と笑う声が、後ろから聞こえた。
ふっと、蔵馬は後ろを振り向いた。途端、重なる視線。
「気づかなかったのか」
「…うん」
髪を梳いて、飛影は首を撫でた。
肩にかかった髪を撫でる手が、優しかった。
「すこしだけだ」
そんなこと気にならないくらい…蔵馬の髪は柔らかかった。
甘い香り。
「でも、変わらずキレイだ」
愛でるように撫でると、飛影は首筋に口づけた。 
はっと、蔵馬の首筋が打ち震えた。あっと、一瞬声を出しそうになった…言えないけれど。

「俺が、髪まで洗ってやる」
蔵馬の頬が、赤くなった。

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なんかね、飛影が蔵馬の髪を持つという図が大好きなんです、艶っぽい感じがして…。
飛影の燃える瞳が蔵馬の黒髪を柔らかく見つめる。
くすぐったそうに蔵馬が身をよじる、と言う図も。

だからちょっと書いてみました。
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