いろはにほへとちりぬるを

今日池袋東武でやっている


大和和紀さんの原画展に行って来ました。

もう、これを目標に6月生きてきたと言っても良いくらい…。

私にとって大和和紀さんはヒカリです。

ずっと読んでいた漫画の作者というのもあるんですけど
その絵を見る度に
新たな感動が生まれ、
初めて見たときの感動と違った感動が生まれる。

多分　はいからさんとか　あさきゆめみし　が有名だと思うのですが、
私は　ヨコハマ物語が好きです。

10時に起きて10時半に出かけました。

この面倒くさがりの私が
池袋まで…。


新宿から山手線に乗ったのですが池袋で降りる時って、解りや
すくて良いよね。

オタクだ！って言う女の子が降りていくんだもん…。

.・*:.゜゜・*:..。.゜゜・*:..。.。゜゜・*:・*:..。.。゜゜

会場は少し混んでいました。

はいからさんより
前の漫画の原稿が合ったのですが、
初期は　上原きみこさんみたいな絵だったんだなと思いました。

初期の漫画が凄く面白くて､気になってしまいました。

.・*:.゜゜・*:..。.゜゜・*:..。.。゜゜・*:・*:..。.。゜゜

はいからさんコースを通ってあさきゆめみしコーナー(ここが
8割を占めている）
に…・。

もう、一枚一枚に感動。

絵巻のような絵が、いかにも手描きですという感じで書かれている。
この細かい描写と、
生き生きとした感じ…これを手描きで書いていたのか…。


改めて、あの時代の漫画の絵は凄いと思いました。

私は　個人的には　空蝉と　朧月夜が好きです。

薫と匂うの宮にはロマンを感じないけれど、あれが俗物としての人間の姿なんだろうなと
思いました。

夕霧とくもいの雁、も人間くさいよね…。

和紀さんの絵は一つ一つが､芸術のようで、上野美術館で一つの絵を
じっくり見て行く人の気持ちでした。

”水墨画の世界だよね、漫画でもなく絵画でもないジャンル”って
女の子が言っていたんですけど、そうだよねと思って
聞いていました。


え、と思って引いたのが

”千年前の人凄いよね源氏物語！千年前に書かれたんだよやばくない！？”
って…。

ああ、あなたの頭が一番ヤバイよ。
こう言うものとか
源氏物語の世界を考えてもっと他に言葉が出ないのかしら…。


私、美味しいとか美しいとかをヤバイって言う人を見ると､どん
なに美人でも
その人を軽蔑します。

ちゃんと言葉に出来ない人間なのか…。


私は万里子が大好きで、万里子に幸せになって欲しかったので、
クリアファイルも
ヨコハマ物語を買いました。

あさきゆめみしは、お金があるときに上下巻で原画集を買おう
と思いました。

そう言えば明石の君は少し面長に描かれていたんだっけとか
色々、原画を見て思い出しました、
文庫版があったので読み返すとやっぱり
宇治十帖は、俗物としての人の恋愛を描いているように思えてな
らなかった。

源氏は自分の屋敷に皆を集めていたけど…。
(本来は平安時代にはそう言うことはない。家の財産は女が継ぎ､
男性は実家に居づらく
なるので女を捜しに外に出る。多くの女に手を出すが､誰が一番と
言う事はない。あるの
は皇族に嫁いだ場合。)

和紀さんの絵は、平安時代のあの服装で
十二単の重なりとかで、人の心の迷いとかも現しているように見えること。


これは、他とは違う世界だと思ったのが、
六条御息所が碧をのろい殺す場面の原画。
何とも言えない､少しずつ迫ってくる狂気が美しく描かれていて、息を呑みました。

あと青海派の　頭中将と源氏の所かな…。


柄の一つ一つも手描きで、器用とか美しいとかでは言えない世界を感じました。

ちゃんと一人一人違う絵柄で描かれているのが
凄いとも思いました。

武内直子は皆同じ顔だしね…。

.・*:.゜゜・*:..。.゜゜・*:..。.。゜゜・*:・*:..。.。゜゜・*:..。.
あさきゆめみしの原画集を買おうと思いました。

でも上下巻でそれぞれ2500円なんだよね…。

これは買っても絶対後悔しないレベルだと思う。

複製原画まで欲しくなってしまいそうな展示会でした。


.・*:.゜゜・*:..。.゜゜・*:..。.。゜゜・*:・*:..。.。゜゜・*:..。.


本当に幸せな時間でした。

池袋東武のマイアミガーデンでご飯を食べて三軒茶屋で
髪を染めて帰って来た！

三軒茶屋で山本太郎が煩かったわ。

カラーラバー安いし　早いし髪を染めるのにはお勧めです。

:*･゜(ﾟ∀ﾟ)ﾟ･*:.接客も良いです。