蕎麦屋的MOON SHINER

Moon Shinerとは米国西部開拓時代に禁酒法の中、月明かりの下で密造酒を作っていた人々の事です。

Dino206GT(11)

2012年04月03日 | 03:DINO206
Dino206gt047

 一体何時になったら完成するの?って声も聞こえてきそうですが^_^;・・・完成までには、まだまだ時間が必要なようですね!
サイドウィンドウに続いてフロントのメッキモール部分の再現も光硬化パテと地道な手作業で完了しました。

 これだけ毎日同じ作業を繰り返していると、流石の私でさえ(なんとなく)コツをつかんだような気がしています。
どのような手順で、どの道具を使って作業するかによって作業時間は、かなり違うということもわかりました。

・・・っで、結局リアガラスも手作業でやってみることに(笑)
局面部分を削るために極小ノミの刃を砥ぎ直すと共に、柄を曲げて彫り易いように加工しました。
これからそいつを使って山場を越えようと思っています。

Dino206gt048>

 サイドウィンドウの三角窓とその下にあるメッキモールの再現も完了しました。
これでフロント、サイドの窓関係の処理は一旦終了して、サフを吹いた後のチェック時に問題があれば(ほぼ毎回ありますが(笑))、その折に最終の修正をします。
 実はこの三角窓の角度がなかなか上手くいかず、3回やり直しました。
もう一度やり直しだったら、のんびり&お気楽の私でも流石に苦しかったかも(笑)
なんとか3回目で気に入った角度に落ち着いてくれました。
左右の窓に差異が無いかチェックしましたが、こちらもなんとか合格点です!

 そんな勢いのまま、一気にリアの処理も完了しました。
「絶対無理!」&「モールドする方法がわからない!」などと言っていたのに、もっともオーソドックスな方法で出来ちゃいました。
まっ、そのためにノミの方を改造しましたけれどね!

出来上がりは、こんな状態です ↓

Dino206gt049

 欲を言えば、もう少しウェザーストリップのメッキモールを細くシャープにしたいところなんですが、現在のスキルではコレが精一杯でした。
この部分に要した時間は、大体4時間くらいでしょうか?
私の集中力の限界でしたね!!!

次は、ボンネット、ドアなどの筋彫りとボンネット上のエアインテーク(アウトレット?)等に取り掛かろうと思っています。

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 窓の処理が一応完了したので(って、相当かかりましたけど)、ボンネットのモールドをしました。
作業箇所は、ボンネットの筋彫り、エアスクープ(ですよね?)、ウィンカーです。

ここは大きな問題も無く、私としては珍しくすんなりとクリア(笑)
尤も、最初に筋彫りしてみたら、どーも歪んでいたのでパテ埋めをして修正という工程を2度繰り返しましたけど・・・
彫った穴の処理がちょっと粗いところもありますが、これは後程修正するつもりですので、今回はこれでOKと思っています。

これからDinoの特徴的な部分を再現していきますので、どんどん完成に近づいていくような気がして、がぜんやる気も出てくるから不思議です(笑)

次はドアの筋彫りとサイドのインテークリセスの掘り込みです。


Dino206GT(10)

2012年04月03日 | 03:DINO206
Dino206gt041

 上手くいくかどうかはとっても不安なのですが^_^;、エンジンフード&リアトランク部分を別パーツにしてみることにしました。
・・・っで、まず其の準備段階として、かなり苦労してラインをだしたテール部分を切除しなくてはいけません。
その前に切除する部分だけを複製しておき、エンジンフードと接合してパーツを仕上げてみようと思っています。

 先日もん太さんからわけていただいた「型想い」?(確かこんなネーミングだった)を熱湯で柔らかくして、このテール部分に押し付け型をとりました。
そして、ここにまたまたパテを盛り付けて硬化を待っています。

 上手く複製できれば、今夜はコピーしたものから必要な部分のみを削りだそうと考えています。

 失敗したら再度型を取り直して、またまたパテ三昧です(笑)

 さぁて、果たして上手くいくのでしょうか???

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 エンジンフードのフィッティングをしている途中で、この三角の部分(何と呼ぶのでしょうか?)の内側を削っていたら左右の高さが違ってしまいました。
そこで、またまた再修正しました。

 画像では、光硬化パテを盛り付けた部分が少しですが、結局左右とも全面的に盛り、そして削っています。
これでやっとルーフ後端からエンドまでの整形が完了しました。

 次はエンジンフードの膨らみ(エンジンに対する逃げの部分)に手を付けるか、それともリアガラスから始めようかと思案中です。
どっちにしてもやらなければいけない場所なのですが、順番でいつも悩んでいます。

結果としては、どっちでも同じ事はわかっているのですが(笑)

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 今回の難関=エンジンフードは、結局たったこれだけの場所に10日間もかかってしまいました^_^;
いくら手の遅い私でも、これは時間のかかりすぎですね!

しかし、じっくりと時間をかけただけのことはあったと思っています。

初めてのパーツ分割も現段階では上手くいった方だと思っていますし(複製段階ではどうなるかわかりませんが!)、今後こういったパーツ分割が必要になったときには手順を予め考えて作業できると思いますので、時間も半分くらいで済みそうだと思っています。

また、穴あけ作業も自分の限界に近いところまでやりましたので、どのくらいのモールドまでが再現できるのかを自分なりに理解できました。

 そしてエンジンフードの膨らみ部分も光硬化パテで一気に作ってしまいました。
並行してリアガラス部分の左右対称とリアの三角部分の整形も終了!

リア周りが一気に整理できた感があります。
勿論、今後も細かい修正を続けながら仕上げていくのですが、この部分に関しては、今後大きな修正はしなくても大丈夫だろう?・・・(たぶんね)・・・っと思っています。

 さて次は、この部分よりも難易度が高いと考えているリアガラス部分の再現に行きたいと思っています。


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 エンジンフード&エアスクープの製作が一段落したので、意を決して(笑)ついにリアガラスを掘り始めました。
凹形状に湾曲した部分が大きな問題になりそうなので、本来は効率的な方法を考えて作業をすべきなのでしょうが、ちょいと考えただけでも私の頭には???しか浮んできませんでした(笑)

 そこでいつもの通りに「とりあえず挑戦してみる!」ということになりました。

ラインを鉛筆で引いて、デザインナイフでゆっくりとその線をトレースしてから極小ノミ(-ドライバー改)で周辺部分から全体へと掘り進めました。
湾曲部分にはノミが入らなかったので、さらに極小ノミの先端部をペンチで軽く曲げたものを製作し、この部分を掘りました。
掘っている途中で、パテを練ったときに混入したエアの巣穴が何箇所も出てきてしまいましたので(コレがあると結構掘り難い)、巣穴を拡大して光硬化パテで補修しながらの作業となりました。

 結構仕上げ段階に近づいたかな?っと思い画像を撮ってみましたが、こうしてみるとあちこちガタガタの状態ですね(笑)

 窓枠は0.2mmの洋白線を予定していますが、「どのようにして固定するか」いやその前に「どのようにしてこんな形を曲げるか」が問題です。

 まっ、とりあえず窓枠を入れることが出来る段階まで、もう少し掘ったり磨いたりしてから考えようと思っています(笑)

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 友人から「君には未だ無理だから、エッチングパーツを使いなさい!」って度々言われちゃってる窓枠ですがwww、リアは一旦置いといて他も掘り始めました。
フロントとリアは窓全体を0.2mm程度掘り下げてから0.2mm又は0.3mmの洋白線でモール部分を作成する予定でいますが、サイドウィンドウについては実車ではピラーがありますので、その部分は掘らずに残してみました。

 あっ、フロントの上側の修正部分は彫ってみたら、おでこが広くなりすぎてしまったので早速修正した跡です。

 作業手順としては、まずサイドウィンドウに鉛筆でモールドを下書きし、その上にマスキングテープを貼りました。
そしてここにデザインナイフを入れて型紙の元を作成し、この型紙の元(マスキングテープ)をチョロQの入ってくる透明なケースに貼り付けて型紙を作成しました。

これを両面テープでサイドウィンドウに貼ってガイドとしました。

未だメッキモールの部分は掘っていませんが、出来としてはまぁまぁかな?っと思っています。
次はメッキモールの部分を製作して、またまたリアガラスに戻ろうと思っています。

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 サイドウィンドウのメッキモール部分も加工が終わりました。
私の衰えた目(笑)では「相当きれい!」に仕上げた筈なのですが、ここまで拡大してみると、流石に粗が目立ちますねぇ~!!!

 まっ、この部分は現段階ではこれでOKでしょう。
全体の加工が終了してサフを吹けば、あちこち手直しが出てきますし、なにより重要なのはバランスですからね!
一箇所だけが「やたらと精巧」でも、他の部分がダルダル状態では全体としてかっこよく&美しく見えませんから・・・
勿論全部がダルダルじゃどーにもなりませんがね^m^

 それと、予定では前後の窓枠は洋白線で入れるつもりだったのですが、フロント部分もこれと同じ方法で作ってみることにしました。

フロントガラスの上部のアールは1度修正してはみたのですが、やはりなんとなくしっくりとせず、これから再度修正をしてみるつもりです。
その時光硬化パテを盛り付けますので、この修正と並行して窓のメッキモールも製作してみようと思っています。

恐怖のリア部分については、未だに「こうやってみようかな?」という案が浮んで来ていませんが、フロント修正後には取り掛かろうと考えています。


Dino206GT(09)

2012年04月03日 | 03:DINO206
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パテ板は出来上がったし、さていきなり彫ってみるかというと、失敗する確率が限りなく100%に近いので、ここはひとつ冶具を作ってから掘ることにしました。

 使ったのは2ミリのアクリル板!

パテ板を2ミリ厚で作ったので、厚みはピッタリです。
この2ミリアクリル板の上に、更にカットした2ミリのアクリル板を仕上げ幅だけ間を開けて貼り付けました。
この隙間は上に向かって1度弱テーパーをかけて狭めてあります。
下からスライドさせてカチッと止まったところで細かい細工をしようというわけです。

画面に見えているのは直角定規でこれで直角方向を決める予定です。

さぁて、果たして上手くいくのか?

ところでうちには0.3ミリの刃がありませんでした。
これからちょいと家族でお出かけしますので、その際に購入してこようと思っています。

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 エンジンフードの製作に関しては、皆さんから「あーやったらどーだ!」、「いやいや、こういう方法あるよ!」などと、色々勉強になるご意見を頂いておりますが、冶具まで作ったってしまったので、このまま失敗するまで突っ走ろうと思っています(笑)

・・・っで、やっとピンバイスの刃を購入してきました。
昨夕は家族で外出したので、その折に模型屋さんを訪れて購入しようと思っていたのですが、現地に到着したら定休日でした!
結局家族の買い物の運転手をしてきただけと言う結果になってしまい、本日最寄のホームセンターで0.5ミリの刃を購入してきました。
当初は0.3ミリ幅で穴を開ける予定だったのですが、ホームセンターには0.5ミリのものが最小でした。

まっ、0.5ミリでさえ私には細すぎて彫れないかもしれませんので、とりあえずこれで試してみようと考えました。

 早速穴あけ開始となりましたが、まず最初にやったのは冶具にセットしたパテ板のけがき線に対して直角方向に直角定規をセットすることです。
これが歪んでいると、その後の全ての穴が歪んで開いてしまいますので、何度か角度を確かめつつ慎重にセットしました。

その後、一番上(前)に開ける穴の位置を測って1個目の穴を開けました。
そしてここに、ピンバイスと同じ直径の洋白線を差込み、直角定規をあてて他の3個の穴を開け、最後に開けた穴にやはり洋白線を差し込んでおきました。
次に、この洋白線をガイドとして0.5ミリの洋白線を置き、穴と穴の間の幅を一定にし、順次穴を開けていきました。

 ここまでのところは、まあまあ上手くいきましたが、次はこの穴と穴を直線でつないで掘らなければいけません。

現在は穴あけも完了し、掘るためのノミの幅を調整しているところです。


Dino206gt037

 たった6ミリくらいの場所なのに、もう既に4日間も格闘しています(T_T)
結局昨夜は4時間以上これを加工していました。
最初はモールドとしてそれなりの深さがあればOKかな?っとも思っていましたが、作業していく途中で作戦変更となり、結局掘り抜きました。

掘っている途中でも角が欠けたりエッジをなめてしまったりしますし、なにより最終的には厚みを現在の2ミリから半分以下にする予定なので、掘り終わってからエッジを立てるために両面を磨いてあります。

これから更に厚みをおとして、仕上げ時のモールドの深さまで研磨していきます。
その後もう1枚のパテ板を裏打ちとして接着するつもりです。

もっと何枚も加工してみて、その中から出来の良いものを使おうと考えていたのですが、1枚を掘りぬいた段階で、もう既にギブアップ状態になっています^_^;

光硬化パテの2ミリ厚の板も作ってあるんだけどねぇ~!!!

Dino206gt038

 エンジンフードを作り始めて5日が経ちましたwww
一体いつまで引っ張るんだよ!ってな声が耳鳴りのように聞こえる気がしますが、とにかくやっとここまで出来ました。

ボディの手前に並ぶ3枚は、一番右側が製作するために作った厚さ2ミリのパテ板(大きさは16mm×16mmくらい)、真ん中が前回説明した裏打ち用のパテ板でガラスの上に耐水ペーパー(400番&800番)を貼り付けて2ミリのパテ板から研磨したものです。現在の厚みは0.7ミリ弱になっています。
そして一番左側が肝心のエンジンフードで厚みは1.05ミリに仕上がりました。

 いづれのパーツも研磨をしていくとパテを練ったときの気泡が表面に出てきてしまいましたので、光硬化パテを指で撫で付けて硬化後に再度研磨して仕上げてあります。

 裏打ち用とエンジンフードを接着すると、また厚みが増しますので、接着後に最終的な厚みに仕上げようと思っています。

 この厚みを決定するのは、ボディのエンジンフード部分をくり貫いてみなければわかりませんので、今回の作業はここまでで一旦終了となります。

 次は今回製作したエンジンフードを嵌め込むために、ボディ側を削る(掘る)作業となりますが、掘る部分をけがこうと思って今回製作したエンジンフードをのせてみたら、1ミリの厚みが邪魔をして、けがき針を入れる隙間がありませんでした。

 さて、どうしたものかと、またまた手を止めて考え中であります。
・・・・・近頃こればっかり(爆)

Dino206gt039

 エンジンフード・・・この場所に物凄く時間がかかっています^m^
本日で、実に6日目www

一箇所にこんなに時間をかけたのは初めてです。
手馴れた人ならば、数時間で完了してしまうかもしれない作業ですが、考えながら&試行錯誤を繰り返しながらやっている、手の遅い私には至極当然の時間経過なのかもしれませんね(笑)

・・・っで、今回はボディ本体に掘り込みを入れてフィッティングしました。
掘ること自体も結構手間がかかりましたが、それより大変だったのは掘る場所をマーキングすることでした。
今まで全ての作業を手で行ってきていますので、左右が全く対称ではありません。
(ひたすら左右対称になるように作業はしているのですが・・・)

 今回もテールラインを基準にしようと計測してみたら、案の定歪んでいました(笑)
まずそれを修正してから基準線を引き、順次掘り進めていきました。
キャビンからリアに延びる三角の部分は左右の位置がかなりずれていましたが、ここを今回修正するには手間と時間がかかりすぎるので、ルーフ後端部分の修正時にいっしょにやることにしました。

掘り進めていく途中での問題はリアガラス部分の歪みで、これは流石に今回の作業と並行してやっていかないと、収まりがつきませんでした。

結局ここまでフィッテングを進めるのに、3時間程を要したと思います。

掘り終わったボディの画像がコレ ↓

Dino206gt040

 当初の予定?通り、前側部分は穴が開いてしまいました。
計画では、この穴を拡大して0.7ミリのパテ板を裏打ちし、再度裏側にパテを盛り、そして削ってこの部分は完成!という予定でしたが、またまた良からぬ事を考えています。

 どうせここまで作りこんだので、エンジンフードの穴を貫通させた状態で仕上げたいなっと・・・・・・・・・
更にそうするのなら、いっそのことこの部分を別パーツとして作成してみようかな!

↑ こんなことを始めると、更に完成が遅れることは明白でありますが、「やったことが無いことでも、出来そうなことはとりあえず挑戦してみる」というのが私のスタイルなので(笑)、ここはまた協力なブレーン(約2名)のご指導を仰いでみようかと考えているところです。

そうなるとせっかくきれいにラインを出したリアのトランク部分も切除対象になってしまうのですが・・・

 まっ、何とかなるでしょう(爆)


Dino206GT(08)

2012年04月03日 | 03:DINO206
Dino206gt029

 裏側の掃除も大きな問題を残したまま一旦終了とし(笑)、ホイールアーチの整形をしています。
本当はこの画像の前にアーチ裏側をタイヤの形状に合わせる作業があったのですが、コレが思ったより大変で(いつもはそんなに大変じゃないのですが)、合計3時間程かかりました。

 そんでもって画像を撮らないうちにオーバーフェンダーになる部分に光硬化パテを盛り付けてしまい、慌てて撮ったのがコレ↑です!

 ここからは車体の厚み(高さ方向)とのバランスを見ながら少しずつ整形していきます。
最終的に仕上げたときの厚みが非常に薄いので、余分な力をかけるとせっかく作ったものがパキッって壊れちゃいますので(以前に何度も経験済)


Dino206gt030

 前回光硬化パテを盛り付けたホイールアーチ周りの整形がざっとではありますが、出来ました。
出来上がったものを画像でみると、ちょいちょいって出来てしまいそうなのですが、手の遅い人間にとっては、なかなか大変な部分でした!

 一箇所ずつはそれなりに削れるのですが、四箇所を同じように仕上げるとなると、話は大分変わってきます。
まずオーバーフェンダーの厚みがなかなか揃わない、そしてボディからの「出幅」も更に揃わないといった感じで、結局この部分と合計4時間程は格闘していました(笑)

 肉眼で見る限りにはきれいに仕上がったと思っていたのですが、こうしてデジカメでズームアップしてみると、まだまだ粗が見えていますね!
この部分も今後もう少し修正をして、しっかりと仕上げなくてはいけないようです。

 次はリアセクション!・・・リアガラスに着手する予定でいるのですが、フロント部分の方が簡単そうなので、そちらから手をつけようかとも考えています。
まっ、どっちにしてもいずれはやらなければいけない部分なので、順序は余り気にしてはいないのですが!!!

Dino206gt031

 リア部分に手をつけようと思ったのですが、「さて、どのように」ということすら決めていないので、「かなりの確率で失敗しそうだぞ!」という予感が(笑)

そこで、やはりフロントの部分に手をつけました。
フロントのエア・インテークを彫ったのですが、その前にボンネットから前に流れてくる優美な曲線(実車ではね!)を再調製しました。
ここもまた、結局ちょいちょいと光硬化パテを盛り、もう何回目かわからないほどの再整形(笑)

 インテークを彫ってしまえば修正不可能になるので、何度かいろいろな角度からチェックしながら作業をしました。
その後、サイドのプレスラインを確認しながらフロントのプレスラインを決め、中心線からデバイダーで掘る穴の大きさを決めました。
そして両側のアール部分はドリルの大きさを何種類か変えながらかなり近い大きさまで先に掘り、その後上下の線をカッターで引き、ノミで彫りこんで整形という訳です。

 ボンネット上に左右3個ずつあるインテークは私のスキルではかなり難しそうなので、もう少し後に挑戦したいと思っています(笑)

さぁ、いよいよリア部分に突入(予定)です。


Dino206gt032

 やっとのことでリアのエンジンフードにも手をつける気になりました(笑)
さて、どのような感じになるのか?・・・まずは紙にカキカキしてのせてみましたが・・・・・・・・とにかく細かい!

 こんな細かい作業が私に出来るのでしょうか???
いやいや、きっと無理です(爆)

しかし、このままにしておく訳にもいきませんので、何か方法を考えなければと数日間(ちょっとだけ)考えました。

まずはエンジンフード上の片側6個の穴が一番の問題ですね!
彫ることの出来そうな「片側3個」なんてことも頭をよぎったのですが、Dinoの場合、206が片側6個で246だと片側7個なんです。
のちに246も作るとしたら、ここは絶対に6個の穴を掘っておかないと差異が表現できません。

 紙に書いたものをPCでほぼ同じように描いてノギスで計測してみると穴の幅は0.3ミリ、穴のピッチは0.2ミリくらいでしょうか!

ドローソフトが使えればいいのですが、私は全く×なので、PCのソフトの中では比較的馴染んでいるEXCELを使って作りました・・・コレね↓

Dino206gt033

こりゃあ私の手で彫るのは無理ですね!

 とびうおさんやもん太さんの手を借りてこないと作業が全く進まないことが判明しました(爆)
んじゃ、彫らないのかというと、とりあえずは彫ってみようと思っていますが^m^
・・・っで、キャビンなんかに邪魔されて非常に彫りにくそうなので、ここは別に作ってあとから嵌め込もうと考えています。

 さて今度は、彫るもの(マテリアル)の選定が問題になってきますね!
現在うちにあるもので使えそうなものと言えば「パテ」と「プラ板」です。
この二つに実際に彫ってみてから考えようと思っています。

Dino206gt034_3


 別パーツ化して製作することにしたエンジンフードですが、実はボディの一部分だけを別パーツで製作するのは初めてなんです。
もし上手く出来たとしても、フィッティングが出来るのかすら疑問に感じているのですが、どうもこれ以外に方法がなさそうなので今回はコレで進めていきます。

 別パーツ化するエンジンフードのマテリアルですが、まず最初は現在製作中のボディと同じパテで試してみようと思い、2ミリ厚のパテ板を作りました。
制作方法は簡単!
まず、しっかりとしたベース(私は2ミリ厚のアクリル板を使用)に2ミリ角のプラ棒を2本並行に接着し、その間にマスキングテープを貼りました。
そしてここに練ったパテを盛り、上からマスキングをした2ミリアクリル板を押し付けて、上に重石をのせて硬化を待ちます。
完全に硬化する直前にマスキングテープごと板からはずして最終硬化させれば2ミリ厚のパテ板が完成すると言うわけです。

これを今回製作するエンジンフードの大きさにカットして、ここに12個の穴が上手く掘り込めればOKとなるのですが、画像を見ていただければわかると思いますが、デザインナイフで掘り込むのは不可能な大きさですね!
予定では0.3ミリのピンバイスで両端に穴を開けて、それを繋いだ線を掘り込むつもりです。
ピンバイスの穴あけの位置が0.05ミリ程度狂っても左右6個ずつのインテークはきれいに見えないので、かなり慎重に作業しなくてはいけないのですが、年齢からくる目の衰えとおおざっぱな性格が邪魔をするような気がしてなりません(爆)
一応何回もやってみるつもりで、パテ板を5個作りました。
これでダメな場合は、光硬化パテで板を作ってありますので、そちらでも挑戦してみようと思っています。

このエンジンフード、別パーツとして完成した時には厚みが0.1ミリ~0.2ミリ程度にするつもりなのですが、掘り込む際に欠けができることや、中心線をけがくので、掘り込んだ後に薄く仕上げてシャープにしたいと目論んでいます。

さて、果たして上手くいくのでしょうか???
↑ 結構ダメっぽいと思っていますが・・・(笑)


Dino206GT(07)

2012年04月03日 | 03:DINO206
Dino206gt024

 車全体の大まかなデフォルメ作業がやっと一段落しました(ふぅ~)
まぁ、まだまだ細かいところの詰めは残っているのですが、全体のフォルムは自分としては現段階では満足しています。

 ルーフ後端の高さやサイドウィンドウの形状などは、まだ完全に固まっていませんが、大体この辺が落しどころかな?っと思っています。

 ここ数日間は部分部分のズーム画像ばかりだったので、この辺で全体画像をお見せしようと・・・・・・・・

 この後は、ホイールアーチの整形、ヘッドライトリム、を経て苦手な窓枠製作へと突入予定ですが、その間にもあちこち手直しをしながらの作業となります。
ここから先の工程で大修正が待っていないことを祈っています。

ここを見て下さっている皆さんも一緒に祈ってくださいね(笑)

Dino206gt025

 さて、次の工程として予定していたホイールアーチの整形をしようと思ったのですが、どうも先にヘッドライトのベースを決めてしまわないと、後で修正が大変そうだと判断し、先にそこから取り掛かりました。

 画像は既に作業完了していますが、このベースに使ったのはWAVEの「Uバーニア・フラット 1」というパーツです。
元々は何に使うためのものなのか知らないのですが(笑)、とびうおさんが250GTOのヘッドライトベースにコトブキヤの物を使っていたのを参考にしました(まるっきり真似ですが(笑))

 まずは現在ざっと彫ってある穴の直径をノギスで測定し、それに近い直径のパーツを切り出してあてがってみました。
・・・ところが外形が大きすぎて全然はまりそうにありませんでした。
そこで、このパーツの外形部分を削り(テーパー状になっていたものをまっすぐにした)、再度あわせてみました。
 そうしたら、もう少しでピッタリと言う大きさになりました。

 ヘッドライトに使うレンズは3mmを予定していますので、どうしてもコイツを装着したかったので、今度は本体の方を削ることに・・・・・
しかし、複製のことを考えるとこれ以上削るのは無理そうなので外側から装着するのは諦めて、裏側から嵌め込むことにしました。

・・・っで、穴の裏側を何度も削ってはフィッティングを繰り返しながらやっと装着完了というわけです。
このヘッドライトベース、左右が同じ位置でないといけないし、こんなに小さいのに向きもずれたら後で取り返しがつかないので、かなり神経を使って装着しました。

 自分としては、まぁまぁ上手くいった方ですかね(笑)

 作業終了後にはホイールアーチ整形の為に大きく彫った穴を光硬化パテで埋めて、軽く整形しておきました ↓

Dino206gt026

 この後は、すぐにホイールアーチの整形作業をと思ったのですが、複製時に問題となる裏側を少し掃除してからとなります。
ホイールアーチが出来上がれば、下半分の作業はほぼ完了となりますので、いよいよ楽しみ(苦しみ?)の細かいモールド製作に進みます。

・・・でも、何処から順に手をつけたら良いのかわかりません(爆)

Dino206gt027

 ホイールアーチ整形へと進む前に裏側の掃除をしました。
作っている最中には全く関係の無い作業ですが、こと複製をする段になると結構重要な作業だと思っています。
裏側が最初にパテを盛ったままの状態でガタガタだとシリコン型を作ってレジンをキャストしたときに食いついてしまう場合なども考えられますので、最低限でもツルツル&スベスベにしておかないと・・・

っと言う訳で、こんな感じにしてみました(笑)
現状ではナイフで削っただけなので、この後軽くサンディングをする予定でいます。
今までは、こんなにきれいにしたことは無いのですが、今回は一生懸命にきれいにしてみました(笑)


 ところで裏側を整理していて更に困った事態を迎えてしまいました。

それはあちこちが限界まで薄々状態になっていることです!
とりあえず光にあてて見た状態がコレ ↓

Dino206gt028

画像ではちょいと透けているだけに見えますが、実際に見るとかなりギリギリの感じです。
 モールドに関係の無い箇所は、これでも充分複製に耐えられますが、筋彫りを入れる予定の部分にもうすうすな場所が!!!
 はたしてちゃんと筋彫りを入れられるのでしょうか???

・・・まっ、DSの時にも遭遇した事態なので、ここは何とかなるでしょう・・・いやっ、何とかなるといいなぁ(笑)