やっぱブログだべさ。

 こんなブログタイトルでも…まぁイイんでないかい? 
 まずは「初めに・お約束」をお読み下さい。

異文化交流のお話。

2008年05月24日 | Chewie's Friends
 つい最近の事。オケのリハが終わって、日本人の子に「おつかれー。またね~」って声を掛けたら、そこに居たMarcoくんがデスね、「え゛?!?!?! Chewieって日本語喋るの?!」 って異様に驚いたんですね。今更何を・・・とこっちも驚き。「日本語ダメな日系人だと思ってた~」だってさ。ガーン
 
 Marcoくんはブラジル出身で、ブラジルにはたくさん日系人やハーフの日本人が居て、これまで何人も日本人、またはハーフの日本人の女の子と付き合ってきたそうデス。そして今も日本人の女の子と付き合ってるトコ。なので日本語を頑張ってるのね。Chewieが日本語喋る!と分かった途端に質問攻撃デス

 バーでペーパーナプキンとペンを渡してきて「僕の名前書いて!」って言うんですね。「マルコ」って書いてあげながら、どーしても頭の中にはちびまる子ちゃんが浮かんじゃうんですよねー 
 
 好きな日本語フレーズは「ですね、はい」。これを乱用します。例えば
「僕はブラジル人ですね。はい。」
「僕は酔ってるですね。はい。」

 違うってば…
 しかも、二つ目は「drunkって何て言うの?」って聞かれて、ただ「酔ってる」とだけ教えてあげた結果こうなったんだけどね。私のせいじゃないよね? 

 そしてブラジルと聞いて思い出すのはサッカーですよね。ブラジル人も良く知ってる日本でプレーしたサッカー選手って言ったらやっぱジーコだべさ。「日本では神様扱いされてるらしいね」と言ってました。「ブラジルでも勿論凄いプレイヤーだけど、日本での扱いにはビックリした」そうです。
 
 その昔、Chewieはポルトガル語を齧ったんだけど、見事に何にも覚えてない! ようやく思い出した「Obligado(ありがとう)」もですね、「女の子だから、obligadaだよ」と訂正される始末。キレイさっぱり忘れてますわ あ、でも、Rから始まる言葉はRを発音しないでH音になるのは覚えてた、って事で良しとしましょう 自己満足で終了。

オケの友達のお話 第二弾。

2008年04月21日 | Chewie's Friends
 昨日はオペラのお仕事最終日でした。その近所で韓国料理のレストランを発見。最終日に行こうか、って所属オケでも一緒のVassiと計画。彼女は韓国料理大大大好きなの。

 どのくらい好きかと言うと、一週間でキムチの大瓶(直径20cm、高さ30cm)を食べ終わったそうで。しかも、キムチはそれだけで食べるそうです 
 
 オーダーは豚肉ステーキと水餃子、ビビンバ キムチとか小皿が10皿くらい出てきて、Chewieの大好物のパジョンも登場!! ひゃっほい! 写真を撮っておきたいくらいの「ご馳走」 どれも本当に美味しくて、このままオペラに行かないでゆっくり全部食べたい!!くらいでございました。当然Vassiはキムチをさっさと食べちゃって、お代わり貰ってました。

 食べ切れなかった分はパックしてもらってオペラへ行き、楽屋が韓国料理の匂いで一杯になりました。私はちゃんと自分のバッグに入れてたんだけど、Vassiってば… 
 今度、他のオケの人も誘って韓国料理ツアーしなきゃね!と約束。最近もう一軒美味しい韓国料理レストランを見つけたんだって。
 

 最近Chewieはランニングを始めたんだけどオケの人たちに言ったら、徐々にランニングが流行り始めた。流行に乗ってみたSaraのお話。
Sara「私も走り始めたの」
Chewie 「あらいいこと
Sara 「でもすんごく疲れてるのよ!!Chewieのセイだよ
 って、一体何分走ったのだろうか。
Sara 「30分!」

 はぁーーー初日から30分って… あたしゃ今でも30分も走りません。あはは。しかも後日、ランニングどう?って聞いたら、「あれ以来走ってない」って(笑)。

 実は彼女、オケのBrianって子と付き合ってたんだけど別れて…を繰り返してらっしゃるトコロです。先週、Brianから色々聞かされたChewie。Saraも友達だから何を言ったらイイのかとっても迷いました 多分全然いい聞き役ではなかったと思いマス。ホントにごめんなさい。
 1月に付き合い始めてすぐに別れた、というトコロまではSaraから聞いていたんだけど、その後もまぁ良く一緒に居るなぁ、と思っていた。そしたら実はまた付き合ってたんだって。そんで先週別れて、でも今週、オケのリハで二人に会う度に又一緒に居たなぁ。きっとまた付き合ってるんだろうな。良く分かんなーい。それにChewie相手に恋愛話をするSaraとBrianも間違ってると思う(笑)。

 
 最後のうちのネチネチ・マエストロのお話。「語録」を作ろうかって話も出るくらい、彼独特の面白い世界を展開中。
 
①「二度と同じ間違いをしない様に。いつも、新しい間違いを探しなさい」
②「今から管楽器やるから、弦楽器はplease space out now(ボーっとして下さい)」
③「Seafood!」…間違いがあると「clam(ハマグリの意味も)があった」と言い続けた後、Seafood!の一言で片付ける様に。
④「Woodies」…木管楽器のWoodwindsをカワイク呼んでみた。
⑤「Charlston!」…これは誰も理解出来ないんだけど(笑)とあるリズムがCharlstonっていう曲だか音楽ジャンルと同じで、そのリズムをCharlstonと呼んでる…らしい。

 ⑤以外は面白いからChewieが子供っちを教える時にも使いたいくらいデス ⑤はホントに意味が分からないからダメ

 大抵のゲイじゃない指揮者がそうなんだけど、彼は服にこだわってないらしく、シャツも多分3枚しか見たこと無いw ある日、今まで見た事のないシャツを着て現れた日、プードルが言いました。
「今日のマエストロ、何か神経に障るんだけど」
…新しいシャツだからじゃないの?

 ハローウィンには、マエストロの仮装をしよう!企画もあったりして、何だかんだ言って皆に愛されているマエストロであります。

うちのオケの人たちのお話。~第一弾~

2008年03月31日 | Chewie's Friends
 本日はうちのネチネチ指揮者が、オケ全員にディナーを奢ってくれました!しかも超高級レストラン、Rhapsodyのケータリング 毎年ケータリングをサプライズでやってくれるそうなんだけど、皆知らないから自分のディナーを持ってきてリハーサル前に食べちゃったりするので、今回は前もって知らされていました。

 なので、この日をどれだけ楽しみにしていたか、お分かり頂けると思いマス。メニューは典型的なケータリングで、サンドイッチ色々と、サラダロール、パスタサラダ、デザートにブラウニー、フルーツ、クッキー、チップス。どれも美味しかった! 特にブラウニーは、舌が溶けちゃうんじゃないかってくらい素敵なお味でした 

 皆たらふく食べた後、突然ショスタコービッチ11番の通しリハーサル。消化しないと無理だって!! 通しリハの方がサプライズでした。

 こんなケータリングをしてくれるうちのマエストロは、想像が付かないくらいお金持ちで、うちのオケや、教えている大学からのお給料は全額返して、奨学金に使っているそうな。オケのオーディションで弾く曲のレッスンは全てタダでしてくれるし。マエストロは、昔、某チョコレートのCMソングを書き、他にもジングルをいっぱい書いたそうで、もうお金は要らないらしいのです。 

 伝説:ある生徒が「gig(単発のお仕事)があるので、オケをお休みしたいんですけど、いいですか?」ってマエストロに聞いたら「いくらのgigなの?」と言われ、生徒が答えたら「はい、○○○ドルあげます。オケは出席しなさい」とお金を渡したそうな


 さて、他にも面白い人満載のうちのオケ。本日お誕生日だったL子のお話。2ヶ月位前から「3月30日が誕生日なの」と事あればアピールしていたので、何かしないと悪いなと思い(笑)カードを用意して、仲の良い人たちにサインしてもらったの こういうのはサプライズの方がいいよね~って事で、彼女がリハに来る前に彼女の椅子に置いておいた。L子がやっと登場し、皆ワクワクしていたら、何を急いでいるんだか、座るなり楽器を出して準備を始めて。カードはどおしたぁぁぁぁ?! お尻の下敷きになってる?? 彼女の隣の子にこっそり聞いたら「信じられないと思うけど…座るなりカードはバッグに投げ入れてたよ」だって。あーあ。皆からのメッセージが届くのは一体いつになるのやら 普段はお誕生日の人がいると、リハーサルの頭で皆でHappy Birthdayを弾いてお祝いするんだけど、今日はそんな「事件」もあって、コンマスがHappy Birthday!って言って、周りもそれに続いただけでした。 



 コントラバスの、通称Crazy Hairくんのお話。ショートカットをそのまま伸ばして、しかも自然に髪が立ってる。オケの中で一番若い坊やなんだけど(やっとお酒が飲める様になった)若いのにオーディションに受かっただけあって、やっぱり上手い。outreachの面接オーディションで一緒に弾いたんだけど、そのまま教育TV番組にキャラクターとして出られそうな子です。
 
 ある日、リハーサルにパジャマのズボン+Tシャツで登場 大抵アメリカ人はTシャツを着て寝ます。つまり、Crazy Hairくんはホントに寝る格好で現れたんです。 カッコイイ。

 関係ないけど、アメリカの高校で年に一度、パジャマ・デーというのがあって、パジャマで登校(してもOK)だった。結構面白かったけど、パジャマだけじゃ寒い!

 
 オケの人たちの話第一弾でした。続く。

珍しい再会パターンとhang outのお話。

2008年03月24日 | Chewie's Friends
 昨日は近くの町で小さなオケのお仕事。訳の分からないロシア人の指揮者(普段はタクシードライバーしてるおっさん)なの。正にこのオッサンの為にやってる様なオケです。このオケは勿論単発で、毎回95%がうちのオケの人。お小遣い稼ぎに、一日でリハ+コンサートなので楽です。私もこのオケは2回目。前回にも増して指揮がワカンナ~イ
 リハでは必ず実際弾かせる一拍前で「イー」と言い グリーグの「ホルベルグ」をここまで遅くしますか?!って位のテンポで振り グラズノフのサックスコンチェルトを、見事に拍毎にテンポを変え(要らない高等技術!!)… 面白いから、exactly振ってる通りに弾いてみました

 ところで(やっと本題)、配られた楽譜がNorthwestern(シカゴ付近の音大付きの大学)の物だったんだけど、何と私の友達の名前が書かれていた!! 滅多に無い苗字だし、彼女はNorthwesternに行ってたし…後でご本人にメールで聞いてみたら、やっぱり彼女が2年前に弾いた楽譜だそうです。世界は狭い…っていうか、こんな経験初めて! 彼女は私とすれ違いでシカゴからボストンへ引っ越してしまって、多分もう会う事は無いだろうけど、こんな形で再会(?)するとは・・・。


 このお仕事の後、オケの友達、プードル(勿論ニックネーム)とエチオピア・レストランへ。12月に初めてエチオピア料理を食べたんだけど(こちら)、今回は違うレストランで、お料理のpresentationも違って面白かった。初めてエチオピアンに挑戦するプードル↓ You like?? 
  
プードルの左手の前にある「インジェラ」っていうパンでおかずを包んで手で食べます。私達が食べたのは、ジャガイモ・人参・キャベツのお野菜、羊肉のカレーみたいの、サラダ、ズッキーニです。インジェラは、胃の中でかなり膨張するんだけど、頑張って二人で完食。

 この後街を歩いてインジェラを消化し、World Marketへ連れて行ってもらった。正にワールド・マーケットで、色んな国の色んな物を売ってます。一日このお店で過ごせそう 日本のお菓子も売ってた。そこで見つけたのがこちら~
 家で簡単にプリンが作れるなんて~ カナダの物らしいデス。プリンってアメリカに無いんですよねー 大好きなのに。かと言って、家で蒸し器で一人分だけ作ろうと言う気もないので、インスタントのこれを買ってきました。近々作りまーす。

 次にデザート(え、まだ食べるの?!)Cheesecake Factoryのチーズケーキを初めて食べました。クリームチーズの味がキツいチーズケーキだった。まぁいいか。プードルと色んな話をして、楽しかった 私達はわざと(?)時々馬鹿っぽい喋り方をします。そんな話し方をする位comfortableなんですが。例えばYou like?とか、Can you believe?とか(笑)ちょっと昔に流行った(?)喋り方。プードルはブロンド・ガールみたいな喋り方もします。Fantabulous!(fantastic+fabulous)とか(笑)。そう言っては笑います。

 ところでこのお洋服、どう思います?
 拡大→ 逆さまだよーーー! 途中で寄ったUrban Outfittersの"Dolce Vita Kyoto Dress"デス。

日本語勉強中!のお友達のお話。

2008年03月06日 | Chewie's Friends
 Chewieのお友達で、日本語を勉強している人が何人か居ます。結構面白いのでブログに書いてしまえ。

 まずは、「今日、日本語の本買って来たのー。教えてね。」という友達。まずはご挨拶から覚えましょう。が、ここに落とし穴が。

                Nice to meet you...ハジメマシテ 

 「え゛ 空手の試合で最初に「ハジメ!」って言うんだけど、それが何で nice to meet you の文章に入ってるの?!」

 あぁダメだ、こんなトコで突っ掛かってしまった
 日本語って同音異義がたくさんあるから、頑張ってね~と言うしかない しかも、英語のnice to meet youの何処にもfirst timeって言う意味の「初め」が入っていないので、益々混乱した様です。かわいそうに。
 彼はイタリア系アメリカ人で、日本語の発音も、典型的なアメリカ人より上手です。




 次。うちのオケの人。「日本語勉強したんだけど、恥ずかしくて中々話せない」って言うの。私も白人相手に日本語を話せないので、話さなくていいよ、って感じなんだけど この友人も、発音はきれい 

 彼はメールを送ってくる時に、時々ローマ字で日本語メッセージを書いてくれます。ある時は、「nichiyoubi wa sugoi konsaato deshta ne!omedetou!」と。完璧な日本語なので凄い!と思ったら「教科書を見ながら書いたの。これだけ書くのに物凄い時間が掛かった~」そうです。はぁ、努力家デスね。

 で、シカゴの電車は、路線の名前が色の名前で、Red Line, Blue Lineなどなどと呼ばれています。この前、リハの後でこの友達が「チョット待ッテ。Are you walking to 赤イ電車?」って。

 赤い電車って違うでしょう。この場合Red Lineを日本語にしたら「レッドライン」でしょー、やっぱり。頑張れ、努力家。


 
 日本語ペラペラのアメリカ人のおじさんのお話。
 「日本語って丁寧語にする時に「お」とか「ご」を最初につけるでしょ? お酒、とかご存知、とか」
 「はい。」
 「じゃぁ、これはどう? ごきぶり~。わっはっはっは!」

 はい、明るいオジサンです。これもオヤジギャグ?! 実はこれ、私がハイスクールの時に数ヶ月だけ通った英語塾の先生。そんな昔の話を今でも覚えてるくらい、インパクトが強かったのだろうか。



 別に日本語を集中的に勉強してる訳じゃないけど、色々知りたい友人。唯一complete sentenceで言える、彼の必殺文句はこれ。
                「ロブスターを食べに行きましょう」
 
 食べ物を色々入れ替えて、色んな女の子を誘ってください。がんばれー。


 
 と、人の日本語を笑いものにしちゃぁイケマセン。皆頑張ってね
 
 

2年4ヶ月ぶりの再会!のお話。

2007年12月29日 | Chewie's Friends
 今まで何度も会えるチャンスはあったんだけど、昨日まで延びてしまいました。中学・高校の部活仲間で、オーストラリア研修も一緒の班で、その後ニューヨークにも遊びに来て、っていうお友達がですね、スチュワーデスさんになって国際線を飛びまくってる訳ですね。でもNYフライトがあった時は、私が居なくて、9月にシカゴフライトがあった時はワタクシ、食べ物アレルギーで大変な事になってて会えず 先月日本では、スケジュールがどうも合わなくて、またまた会えず 

 それで昨日、数えてみたら2年4ヶ月ぶりに再会出来たのね 丁度クリスマス後の大セールがあるから、ショッピングモールで会う事に。
 初めて乗るバスで向かったら、何と! 今まで車が無いと行けないと思っていた、某大手日本食料品店の近くにバス停がありました!!!! これで油揚げも納豆も買いに行けるってもんです!  

 モールに着いて、彼女を探して、もうホント久し振りで感動の再会だったんだけどすぐに、何だかついこの前会った、みたいな感じになりました。中学・高校のお友達はいつもそうなんだけど、不思議だわん。
 既にお買い物は彼女も済んでいたし、私も先週コネチカットでワンシーズン分買ったし、まぁブラブラとお店に入っては何も買わずに退出。ついでに、クリスマス後のセールは期待していた程でもなく、COACHなんかは定価で売ってた 

 で、Cheesecake Factory(チーズケーキで有名なレストラン)でお食事でーす。実はChewieは初めて。彼女の同僚の方が、前の日にここで食べて美味しかったって言うガーリック・ヌードルと生春巻き(何故か英語ではsummer rollって言います。夏巻き…何か変な感じするね)。どっちも大盛りだったねぇ。美味しかった! 
 あ゛、私の頼んだ、アイス・緑茶はミントが入っていて、妙な味だった 彼女曰く「歯磨きの直後にお茶を飲んだ」感じデス。お勧めしません、って事でここに書いておきましょう。

 世界中色んなトコロへ飛んでいる彼女は、万年時差ぼけでずっと寝不足なんだそう。でもやっぱり元気で、どこへ行ってもお出かけして色々観ているそうです。彼女はエネルギーいっぱいで、そこが大好きなんだけど、このまま突っ走って欲しいデス。

 それと。かなり前に彼女に教えてもらった、Mod's Hairのワックスで、色も付けられるっていう製品を、先月Chewieは日本で必死に探したんだけど見つからず(薬局を見れば入って探した)、最後のお買い物dayに、店員さんが調べてくれた所、絶版(?)になってたの。 残念!
 そしたら、彼女はそれを一つ、お土産に持ってきてくれました! ハニーオレンジ色。きゃ~~ホントにありがとう!!

 シャンプーすれば落ちるので、色を着けたい時だけこれでお洒落が出来ちゃう超優れものデス 

 
 あと、同窓会etcの写真を見せてもらったんだけど、とっても皆懐かしい!私はいつも1ヶ月とかの差で同窓会を逃しているので、今度帰ったらOG会とか、計画したいと思いマス。 
 
 帰りは、スチュワーデスさんのフリをして、彼女のホテルのシャトルにお世話になりました。ははは。
 楽しい一日だったわん また1ヵ月後のシカゴフライトも楽しみにしてまーす。
  

世界記録・Nico with One Leg Climbs Mt.Kili!のお話。

2007年10月26日 | Chewie's Friends
 先週、キャンプのディレクターから突然メールが。この時期に何かと思ったら、今年の夏のキャンパー、Nico Calabriaくん(13歳)の、キリマンジャロ登頂!ニュースが、ボストンの新聞に載りました、ってお話。それだけなら、「あぁ、よくやったね」で終わりそうなんだけどね、Nicoは生まれつき、一本足なのです。が、2本のクラッチを使ってキャンプ内を走り回っておりました。とっても元気な少年で、たまたま私のmuicianshipのクラスに入ってたの。一言で言うと"the brightest kid"で自分の障害を全然気にしていないみたいだった。

 まずは、インターネットで見つけたNicoの写真。


 Boston Globeの彼の記事はこちら。これによると、障害を持った人のキリマンジャロ登頂は、Nicoが最年少記録を破ったそうです

 ボストンのTVニュースはこちら。youtubeのビデオをそのまま貼り付けたかったんだけど、gooブログじゃ出来ない…みたい… これを観て頂くと分かると思うけど、Nicoはサッカーもしちゃうんだよ

 Nicoは、キリマンジャロに登る一歩一歩を、車椅子協会への寄付金にしようってトコまで計画。募金を募った訳ですね。Nicoの歩く1フィートが1セントになる、と。で、計画していたよりもかなり多額の寄付が集まって、車椅子協会に、「発展途上国の障害のある人に、無料で車椅子を提供出来る様に」と$53,700を寄付したそうです。この募金のウェブサイトに、たくさん登山中の写真が載ってまーす。

 Calabria家では、13歳になると「成人式」として、何かにチャレンジするそうで、Nicoの兄弟も何かしらやってるそうな。Nicoのご両親も、Nicoを障害児として特別な扱いはしていない様で、「Nicoがキリマンジャロに登りたいって言った時に、彼なら出来ると思った」と。

 登山は、8月末から9月頭の約一週間。キャンプが終わってすぐに、キリマンジャロに挑戦していたんだなぁ。ニュースや写真を見ると、キャンプの時よりも、大人な、精悍な顔つきになったのが伺えます。一緒に登ったお父さんが、途中で高山病にかかって、頂上までは行けないって分かった時、Nicoは、お父さんと一緒に登頂出来ないなら、ここで引き返そうかと思ったそうな。でも「二人のために、登頂してくれ」とお父さんが言ったので、最後までスタッフの人と登ったそうです。

 「僕はチャレンジにチャンレンジするんだ」「自分の障害が、色んな事を邪魔しない様に、出来るだけノーマルにしている。自分が障害を持ってるって思ってない。」とインタビューで言った様ですが、マサにそういう子。
 そして、山を降りてから、地元の子たちがサッカーをしているのを見つけて、「一緒に遊びたいと思って、”Futbol”って言ってみたら、ボールをパスしてくれた」…と。ついでに、食べ物の好き嫌いが激しいので、一緒に登るキリマンジャロのスタッフの人が作ってくれる食事を食べられるか、お母さん@homeは心配していたそうだけど、「ママ、信じられないと思うけど、リーク・スープ食べたんだよ!」って下山してすぐの電話でお母さんに伝えたそうです。ははは。良かったネ。
 

 と、Nicoはこんなに明るい&元気な子で、フツーに走り回ってるので、キャンプスタッフは彼の障害はすっかり忘れていたの。どのくらい忘れてたかと言うと、例えば、私が授業で歌(sight-singing)を教えてた時、全員一人ずつ前に立たせて、指揮をさせてた訳ね。そんでNicoの足の事は忘れてて、彼の番になって「あ・・・クラッチを使えないけど、大丈夫かな?」ってやっと気付いたくらい でもね、全然平気なんだわ。

 授業で「誰かこの問題、黒板で解いてくれる?」って言うと、Nicoは真っ先に手を上げて、クラッチを使わないで一本足で黒板まで走ってきてくれるし、「誰か、こういうメロディーで始まる曲、思い浮かぶ?」って言うと、ピアノの所まですっ飛んできて Linus and Lucyを弾いてくれたり。時々、元気すぎちゃって授業の邪魔をした事もあるけど、何せ13歳で周りのクラスメートも同い年くらい。そりゃまぁ、騒ぎたいでしょうよ。

 ある日の授業に、Nicoがゴム製の鶏の死体の人形を持ってきてですね、皆に見せびらかしてたのね。でもChewieはニワトリが嫌いで嫌いで、失神しそうになって、「お願いだから、それしまってーーー!!!」って取り乱したんですネ。でもポケットに半分だけ入れて、上半身が見えてる~。「ぎゃーーーー!!!!! ダメダメ!!! ちゃーーーんとしまって!」って言ったら、やっとしまってくれたんだけど。

 で、授業が終わって、全員出て行ってから気付きました…Nicoったら、にわとりさんを私の教室に置き土産していった!!! もう笑うっきゃない。気持ち悪くて触れないから、そのままにして置いたの。絶対取りに帰って来ると思って。
 案の定、1時間以内に回収してくれて、次の授業で「へへへ、前回、ニワトリをわざと置いていったのー。Chewieが取り乱すの面白かった~」とか言いやがった(笑)。

 かわいいNicoのお話でした。

シカゴで出会った「外国人」のお話。

2007年09月24日 | Chewie's Friends
 気が付けばシカゴに来て1ヶ月。色んな人に出会いました。そして、ニューヨークでは出会った事のない人種の人たちにも出会ってマス。

①ブルガリア人。
 一人や二人じゃないの、私のスタンドパートナーもブルガリア人。オケに更に最低4人。オケ以外のお仕事で出会ったブルガリア人2人。もうブルガリア人の英語の訛りにも慣れて来ちゃった。 
 何故だか分からないけど、「シカゴの前はテキサスに居た」っていうブルガリア人が大勢居ます。なんで皆して・・・?!

 ブルガリアって、日本みたいなんだって。「出る杭は打たれる」「周りと同じじゃなきゃダメさ!」だそうです。
 ブルガリア料理というのは、ギリシャ・トルコ・地中海料理みたいだそうで、今度スタンドパートナーのVeronikaちゃんが何か作ってくれるって言ってました~


②南アフリカ人(白人)
 「このファッションセンス・・・時代錯誤?!」って思ってたばよりにすとがオケに居ます。
 話してみたらオーストラリア風の英語だったので、オーストラリア人?って聞いたら、南アフリカだって。
 
 「南アフリカから来た僕が思うんだけど、シカゴの道(舗装)は酷すぎる。これがアメリカ~?」と仰ってましたが・・・

 というのも、いつも私達はオケのリハーサルの後、団体様で電車で帰るんだけど、ある日、皆でバスに乗ってみたのです。その時、この南アフリカの人も一緒で。バスが「急行」になる高速道路があるんだけど、舗装が悪すぎ。ガッタンガッタン、揺れまくるのに超高速で走るのです。あ゛~気持ち悪くなった
 確かに、各駅停車の電車より速い。が、揺れすぎ。実はその前の日に、コントラバスの人がこのバスに乗って、あまりの振動に楽器を抑え切れなくて大変な目に遭ったそうな。

 話が反れた・・・

 オケにはアジア人も結構たくさん居ます。それは別に驚くべき事ではないんだけども。私の後ろの2人は、2人とも韓国人で、2人ともJennって名前デス。日本人は私を入れて3人かな? 何せ大所帯のオケで、まだとても全員には出会ってないんだけど、皆さんフレンドリーで、楽しくオケやってマス

 

 昨日の結婚式のお仕事の写真~。
 全然知らない人の結婚式だったけど、何故か感動しちゃった、とても素敵な式でした。

 
 昨日は、他にoutreach programのオーディション・面接を受けました。グループのpresentationだったんだけど、子供相手の音楽教室、5分間バージョンってヤツです。うちのオケの事務員さん達を子供と想定して、色々見せる訳ネ。

 一つ前のブログにも書いたけど、私のグループはChewie(ばよりん)、Nancy (チェロ)、Josh(コントラバス)の3人。

 念願のChief Sitting in the Rainをオープニングで3人で弾き、それぞれの楽器で動物を表現する曲を弾いて、楽器比べをしよう~!っていうプログラムにしてみた。兎に角ね、喋らなきゃいけないのです、このオーディション。

「はーい、Chewieデス。日本から来ましたぁ。これはばよりんって言う楽器で、5歳の時からこれ弾いてまーす。」って自己紹介から始まり、The Hot Canary(「熱いカナリヤ」?)って曲の一部を弾き、事務員さんたちに「は~い、何だか分かりますかぁ~?当ててみましょーう!」とワザとらしく聞き、「リス??」とか言われてビックリし、時間も無いので「実はカナリヤでした~、残念でしたぁ~。でも小さくてカワイイ動物って事で、何となく当り~。Good job! では次、Nancyのチェロいきまーす!」

 Nancyは有名な「白鳥」、Joshは「象」(二つとも「動物の謝肉祭」より)を弾いて、これは事務員さん達は直ぐに当り。次に楽器の比べっこ。ハイテンションに全て事を運び、上手く行きました。ホッ。

 その後面接に移って、私の答は的を得ているのだろうか…とかなり心配になったんだけど、実は事前に作文を向こうに提出してあり、大体同じ質問だったので、OKだったみたい。
 「この答(作文)、とっても気に入りました。プレゼンも良かった。I'll be working with you through this outreach program....云々」って言われたから「おぉ、じゃぁ通ったのかしらん?」と。まだ結果は知らないんだけど、Nancy もJoshも好感触だったね~~って喜んでたので良しとしましょう。

 夜、ちょっとオケの人たちと飲み物を飲みに行き、シカゴは室内での喫煙OK! って事を知り、カルチャーショックを受けました。バーでタバコ吸ってる! ちょっとこれは止めて欲しいですねぇ