前回書いたコネチカットの山奥の中高生のオーケストラの指導のお仕事デスが、side by sideと言って、プロのオケに子供っちを放り込んで、プロの隣で弾かせる、という趣旨のworkshopでした。こんなの↓
オケから派遣のteaching artistsの一人としてコーチになったわけです。元々「グループレッスン」と言われて引き受けたお仕事だったのですが、初回レッスンに行ってみたら「Chewieはアドバンスグループの指導をお願い」と言われてスコアを渡されました。え゛、ばよりんだけじゃなくて、びよら・チェロ・コントラバスもいるの? ・・・とあたふたと始まったのですが、初めて弦楽オケ全体の指導をしました。コンサートでは勿論プロのオケの常任が振ったのです。私は下練習だけ指揮。指揮は楽しかったけど、「人にあれこれ指示するより自分で弾いた方が早い!」と思い、向いていないな、と思いました
このプログラムに参加した子は全部で20人。それぞれ話す機会もあって、皆いい子たちでした。
いざプロのオケに放り込んだらコントラバスはこうなった↓
個人レッスンをとっていない子供が殆どなので、レベル的には改善の余地がかなりあるのですが、とても楽しかったです。何人か「三ヶ月だけじゃなくて、通年でやりたい!」と言ってくれて、私も同感。どうにかなりませんか?!
コンサートのプログラムに子供っちが一言ずつ寄せたページがあります。
「ただ生徒という立場ではなく、一人のミュージシャンとしてオケのメンバーでいる自覚が芽生えました」
「この伝説のプログラムに携わった多くの人たちにありがとう-- コーチのLisa, Mary and Chewie!このオケの友達みんな! とても楽しかった」
「オーケストラとこのプログラムにありがとう。そしてバルトーク最高!(この子はバルトークを弾いたアドバンスグループの子)」
コンサートの前日は近所の学校を招待して短いコンサートを三回。そして本物のコンサートは、結構大入りで、子供っちがチケットを売り歩いた甲斐がありました。まずは大人だけで弾いて、それから子供を混ぜてた~くさんの曲を弾きました コンサートの直前・合間に20人のチューニングをして、楽譜の順番を確認して、と走り回り
実際に自分が弾くまでに何とか落ち着かねば・・・!
と大変でしたが、終わった後に子供っちからお礼のカードを貰ったりして、とても嬉しかった。また来年の11月に会いましょう~