やっぱブログだべさ。

 こんなブログタイトルでも…まぁイイんでないかい? 
 まずは「初めに・お約束」をお読み下さい。

キャンプのお話 ~前半終了!~

2007年07月23日 | キャンプ
3週間半のキャンプ・ファーストセッションが無事終わりました。去年はここまでの道のりがヒジョーに長く感じられたんだけど、今年はちょっと速かったな。キャンプ最終日(前半、後半両方とも)は、Parents Dayと言って、キャンパーの家族が来て、キャンパー達はアンサンブルのコンサートに出ます。そして、Parents Dayに向けての3日間は、通常の時間割から外れて、アンサンブルのコンサートの連続。通常の時間割も相当だけど、最後の数日間、かなり忙しかった。

 まず、一番気になるのが、キャンパーオーケストラのばよりんの出来。ばよりんセクションのコーチをしているので、責任重大デス。1週間くらい前のキャンパーコンサートで、このオケが弾いたんだけど、あまりの出来の悪さに、びよらの先生と頭を抱え、演奏中にダメなところのメモを取る、という事態に「もう甘い事は言ってられない、sugar coating無しで指導せねば!」という結論に落ち着きました。次の日のsectionalが普段以上に厳しかったのは言うまでもないけど、子供たちはすっかり怯えちゃって(?)、sectionalが終わって2時間後には、キャンプ中に「Chewieがsecitonalで怒鳴った」というデマが回りました絶対怒鳴ってないってば。そしてその日の夜、私はDevil's Danceをスタッフコンサートで弾きました。次の日の朝には、スタッフ達に「Devil」と呼ばれ、なんかそういうキャラクターになっちゃいました。ま、いいや。

 でも、個人的にキャンパーと話した時に「皆Chewieのsectional好きなんだよ~。オケ全体のリハーサルより楽しい。キャンプ初日の朝、ばよりんの皆で『Chewieは今年も来てる?』って聞いて回ってたくらい。」って言って貰えて、それはそれは嬉しかった

 多分、私がここの子供たちに求めているスタンダードがちょっと高いみたいで、(「この楽章はなんとなく出来てる、とかじゃなくて、『全ての楽章・曲を完璧に』を目指して欲しいんデス」とかsectionalで言ってみたりして)そーいうのは止めた方がヨイのか、と思い始めました。ちょうど前半、後半でキャンパーの殆ども入れ替わるから、態度・スタンダードを改めようかと思い始めたんだけど、他の先生たちに「今のままでイイよ」って言われたから、後半もこの調子で行きマス

 さて、もう一つ、責任のあるお仕事。それは自分の教えている子供をキャンパーコンサートに出品してちゃんと弾かせる事。私は11人中6人を前半のコンサートに出品しました。それぞれに大変だったけど、曲を仕上げる、という意味で子供たちもたくさん練習したし、私もちゃんとコンサートに向けて指導できました。めでたしめでたし
 そして、教えた子供たち全員に、お手紙を書かねばならないのです! これが重労働。子供宛じゃなくて、親・先生宛てなので、レッスンで教えた事をもう一度分かりやすく手紙に書くのです。でもレッスンってビジュアル的なトコも多いので、それを手紙で説明、って大変デス そして、悪いコ(エレキ・ばよりんのロックンローラー)の手紙は悪い事も書かなきゃいけなくて、ある意味ストレスの発散になったけど、どう書こうか、結構悩みました。
 (余談・ロックンローラーは、ある時からスタッフの間でYou-know-who(例の人)と呼ばれる様になり、そして最終的にはVoldemoltというあだ名に。ハリーポッター風に面白くしてみた)

 Parents Dayでは、教えたキャンパーのご両親に会い、色んなグループの演奏を聴き、私のコーチしたカルテットは結構いい出来でした。ホッ これもコーチングで、出来の悪さに失望して、「私が教えた事を全然やってないけど、それってこの3週間半を無駄にしてるって事デスよ」って言ったのです。そしたら子供たちは、レッスンの直後に「Chewieが『あんた達下手』って言ったぁ~」と他の先生に言いに行きました。誰も「下手」なんて言ってないじゃん。他の先生達は笑い飛ばしてましたが。
 
 問題のオケは、前日のコンサートの方が良かったけど、1週間前に比べたら断然良い出来でした。皆よく頑張りました。
 
 そして、Parents Dayのメインイベント、ミュージカル。今年の前半はPajama Gameっていうミュージカル。私もピットオケで弾く予定でしたが、時間、労力、プレイヤーの数など諸問題をクリア出来ず、前半のミュージカルはオケじゃなくて、ピアノ伴奏で。でもChewieは重大なお仕事があったのです。それは、Official Musical Theater Photographer。早い話が、カメラマン。2日前の通しリハでも170枚以上写真を撮ったんだけど、Parents Dayでは200枚撮りました はっはっは。Parents Dayは予約席まで作ってもらったのです。たくさんいい写真が撮れました 去年のミュージカルよりもいい出来で、ディレクターたちもハッピー

 Parents Dayの次の日はキャンパー入れ替えの日。私は後半から来る先生たちを迎えにPortlandまで行って来ます! 

 


キャンプのお話 ~コンサート編①~

2007年07月13日 | キャンプ
私が去年、このキャンプを選んだ理由の一つに、「スタッフコンサート」があります。色々な音楽キャンプの先生の募集情報を集めたんだけど、ここのキャンプは先生たちにもパフォーマンスの場がある!という事で選んだのです。

 さて、今年のChewieのスタッフコンサートで弾きたい曲リスト
Devil's Dance (John Williams)
Southern Harmony No.1 "Resignation" (ここのキャンプの作曲の先生の曲)
ばよりんソナタ (R.Strauss)

 そしてキャンプに到着して、他の先生たちが「コンサートで一緒に弾こう」って誘ってくれたのがこちら:
ばよりんソナタ(Franck)
Session II (Bolcom)
オーボエ・カルテット(Mozart)
大公トリオ!(Beethoven)
クロイツェルソナタ(Beethoven)
フルートトリオ(Beethoven)
題名不明だけど、ここのパーカッションの先生の曲
もう一曲ここの作曲の先生の曲

 で、Devil's Danceを最初に弾くつもりで、コンサートにサインアップ。が、コンサートの数日前に蚊に刺され(ていうか、毎日5箇所ずつくらい刺されるんだけど)、その内3箇所が異様な反応で、腫れるわ、湿疹みたいになるわ、異様に痒いわ、で、コンサートの日にキャンプの保健室へ。そしたらアレルギーです、って言われ、「眠くならない」飲み薬をくれました。が、飲んで30分以内に指と足が重くなり始めた 速いテンポでは指が回らなくなっちゃって、その日弾こうとしていたDevil's Danceは絶対無理! だってこの曲、兎に角速いんだもん

 という事で、コンサートの3,4時間前に曲目変更。Southern Harmonyにしました。こっちは弓の方が難しいので、指が回らなくても弾けるし。運良くその2,3日前に作曲家ご本人とセッションをして色々直したり、アドバイスを貰ったりしてたので、もうコンサートで弾けるだろう、と。コンサート直前にもう一回セッションをやって色々確認。

 さて、本番デス。実はスタッフコンサートでは、スタッフオケも登場するのです。という訳でCimarosaっていう超マイナー作曲家のSecret Marriage序曲。別にいい曲でもなんでもないんだけど、音が多い。コンマスやらせて貰ってるので、出番を降りる訳にもいかず、指が回らないのに無理矢理弾いて何とか終わらせる。オケ全体の出来はまぁまぁデシタ。まぁいいや。

 その後他の2,3グループが弾いて、わたくしの出番。ちゃんと本番は弾いたんです。やたら細かい指示もほぼ全部正確に弾き、音も良かったと思われる。もうちょっと慣れて、もっと「オンガクテキ」に弾けたら良かったな、と思うけども…
 
 実は外は大雨、この曲は大部分がとっても静か。一体どの位音が届いていたんでしょうか。何せ半分屋外みたいなコンサートホール。音響もそんなに良くないし

 でも弾き終わったら子供たちがとても喜んでくれて、いい反応だった。他のスタッフ達も「良かった!」って言ってくれたし、私自身もこの曲を弾けて良かったと思ってます。作曲家ご本人さまの反応が一番気になりますが、「ありがとう!」と非常に素直に喜んでくれました

 実は1回目のセッションで、「もう一回これをシカゴで弾いてくれる?」って言われて、秋にシカゴでソロデビュー(大げさな!)する事になったのですが、「We'll do it again! 今度シカゴで弾いて貰うところは、音響もいいから、その時レコーディングもやり直そう」と。私もまた弾きたいし、2回目は音楽的にもっと良くなるかと思いマス。
 
 全体的に静かな曲だったので、子供ウケするか分からなかったんだけど、次の日の楽典の授業でコードを教えていたら、「昨日センセイが弾いた曲に、そのコードが何度も入ってたよね?」って質問されたのです そこから曲について色々質問され、「次の授業にスコアを持ってくるから、ディスカッションしましょう」という事になりました。それに個人レッスンやコーチングなどで、たくさんの子供に色々曲や奏法について質問され、よく聞いてたんだなぁ、と感心。私や作曲家だけの為じゃなくて、子供にも少しでも影響があったなら、それは本当に良かった

 

 さて、スタッフコンサートもあれば、キャンパーコンサートもあります。私はPerformance Classでばよりんアンサンブルをやってみて、これをこのままキャンパーコンサートにのせてしまおう、と思い、Mozart のアヴェ・ヴェルムのアレンジをですね、私の生徒全員で弾いた訳ですね。私も一緒に弾いて、ピアノ伴奏もつけた。
でも本番の前日に、生徒の一人が右手首の故障で、弾けなくなってしまいでも一人でも外したくなかったので、どうしよう~って言ってたら、本人が「指揮をやりたい」というので、その日のperformance classでやらせてみた。そしたら実は中々いい指揮者で、新しい才能を発見したのでありました

 アヴェ・ヴェルムは私の一番好きな曲で、とてもシンプルだけど極上の音楽です。譜面もとても簡単なので、どうしたら子供たちのラーニングになるか考え、まず通して弾かせた後、原曲のコーラスのCDを聴かせ、「どうしたらイイと思う?」と聞いてみた。そしたら
「強弱をもっとやらなきゃいけないと思った」
「音のバランスを考えなきゃいけないと思った」
などなど、結構反応良く答えが戻ってきて、もう一回弾かせてみたら断然良くなった。自分たちで考えてリハーサル・練習するのも大事デス。

 さて本番。何せ大人数(ピアノも含めて12人)なので色々大変だったけど、上手くいきました。特にキャンプのディレクターが何度も絶賛してくれて、ピアノを弾いてくれた作曲の先生も ”I like your studio!"と何度も言ってくれて、今年この子供たちを教えられて、私はラッキーだなぁ、と思いました。色々問題児も居るし、マサに十人十色のteaching studioなんだけど、それぞれにいいyoung violinist達デス。実はびよらの先生が、ばよりんのビギナー級のキャンパーを教えてくれてるので、私のstudioは中々ハイレベルなのです。感謝感謝! 
  

キャンプのお話 ~お楽しみ編①~

2007年07月06日 | キャンプ
 キャンパーが到着する日、先生達は一日オフでした。という訳で、地元図書館でオンライン→アイスクリーム(その日はとっても暑くて、35℃くらいあった)→映画(Oceans 13)→メイン州名物・ロブスターディナー というコースで先生達7人でお出掛けしました。その日のメンバー:
Christina(ピアノ)
Stacey(ピアノ)
Jeff (ミュージカル・作曲・コーラス・歌)
Cole(ピアノ)
Peter(びよら・時々ばよりん)
Sarah (フルート)
Chewie(ばよりん)

 図書館では、何故か私のPCはインターネットに接続できなくて、他の先生たちが直そうとしてくれたんだけど、何せ日本語のPCなので、読めなくてどーにもならず、取り合えずJeffのPCを借りて英語のメールだけチェックして終わる。ずっと日本語メールを返してない皆さん、すみません、そういう訳なんです

 アイスクリーム。small sizeを頼んだら、3スクープ! これにはアメリカ人もビックリ。メイン州の田舎は、エアコンという物に興味がないのか、大抵何処に行っても暑い。しかもアイスクリームスタンドは、屋外でしか食べられない。こんな暑いのに屋外で3スクープ分のアイスを溶けない内に食べる、という至難の業に挑戦。

 映画。流石に映画館はエアコンが効いてるだろう、って事でその日は映画館に行ったのです。ここで「1408」っていうホラー映画に行きたいCole&Peterと分かれ、「目の保養」と題してOceans13を。Jeffも目の保養が出来たらいいね、って事で、今回はどんな女優さんが出てるのかしら? と思ったら…あぁ酷い女の子4人は、Brad Pittで、まぁまぁ目の保養が出来ましたが、女優さん目当てだったらこの映画は没でしょう。「ダメだ、あれ。気持ち悪い」という酷評。映画その物は、まぁイイんでないかい?でした。

 そしてロブスター! たまたまこの日は私達のお気に入りの、Lobster Poundっていうレストランのオープニングナイトだったのです。やっぱメインに来たらロブスターたべさ。という訳で、私と他3人はロブスター丸ごと、他の3人は、ロブスターサンドイッチ、ロブスターグラタン。Peterが丸ごとロブスターの効率の良い食べ方を知っているので、今年も教えてもらいました。最後に残しておく、テイルの部分が最高。一番身がプリプリしてるの美味しかった~~~!!  ちなみに、ここのレストランも、エアコンなし。ロブスターと格闘して、汗だくデスよ、ホントに。

 その後、寮に戻って、ColeとPeterと私でトランプ、仕事を終えたJeffとChristinaを交えてUNOをやりました。が、UNOが全然終わらず、気がついたら1時間経っても、まだ1ゲーム目! ていうか私達、誰かが上がりそうになると結託して絶対勝たせない様にするからオカシイのだ。

 別の夜は同じゲームメンバー5人でMONOPOLY。最初は全然運がなかった私も、dealをした後は快調で、2人を破産させ、一人はもうすぐ破産しそうになり、圧倒的にもう一人を引き離してゲーム終了。わーい

 
 それ以外の日は、毎日教えてるんだけど、時々夜、皆でお出かけします。一昨日は皆、日中忙しくて、しかも色々自分たちの指導するクラスやアンサンブルが上手く行かない、及びスタッフオケが酷い、中々オフの日が来ない、というストレスの溜まった状態で行き着けのバーへ行きました。私も久し振りに飲んだら(だって、sectional中に「今何時?」って言われたんですよ?!)、結構強くて、すぐに酔って気持ちよくなってホワ~っとしてたら、「大変だ、Chewieが酔っ払ってしまった。連れて帰らなきゃ」という事で早々にキャンプへ連行されました。私が滅多に飲まない事、しかもやたらアルコールに弱い事を良く分かってらっしゃる皆さんなので、安心して一緒に飲めるのですが、連行だよ…

 次のオフは、Portlandへ遊びに行く予定デス

 
 
 

キャンプのお話~クラス編~

2007年07月06日 | キャンプ
 6月最後の火曜日、キャンパー達が到着。そして、次の日、キャンパー全員の演奏を聴いて、オーケストラやバンドの組み分けをする「ミニ・レッスン」。早い話がオーディション。なんと、ばよりん&びよらは30人(一人10分ずつ)、朝9時から午後3時半まで休憩を挟んで全員聴きました。毎度の事ながら疲れた。でも去年よりレベルが高くて、嬉しかった。
 
 ミニ・レッスンの次の日から、リハーサル・授業がスタート。私は個人レッスン11人(8人は毎週1時間半、2人は1時間、1人は30分)、violin performance class、上のオーケストラのばよりんパートの練習のコーチング、カルテットのコーチング、楽典の授業を教えてマス。あとスタッフオーケストラのコンマスもやってます。はっきり言って、日中はかなり忙しいデス。コンサートで弾くために自分の練習もしなきゃいけないし、クラスプランやレッスンプランもたてなきゃいけません。

 個人レッスンは、皆結構上手で、ちょっと教えにくい子も居るけど、あと1,2回レッスンしたら、教え方のコツみたいのは分かると思われます。が、ここに一人、問題児が。

 エレキ・ヴァイオリンを弾くロックンロール少年、ジョーダン、11歳。前髪を長くし、ちょっと小太り、ロックンロールな風貌。クラシックは殆ど弾かないんだって。なのに、ばよりんのキャンパーは全員、オーケストラと室内楽に入れられるから、毎日クラシックな時間は耐えられないみたいデス。

 さて、彼は自分で書いたエレキ・ヴァイオリンの曲を弾きたい、と言い、私の教えているスタジオに、エレキセットを持ってきました。
*5本弦のエレキばよりん(緑)
*アンプ
*”エフェクト”セット (ぺダルが6つに、コードの穴がやたらたくさん)

 ひぇ~こんなの聴かされるのぉ?!いくら私が「ジャズ・即興系の勉強も一応しました、ポップも弾きます」ってキャンプ側に言ってあるからって、ロックンロールはちょっと…。

 結局、彼はレッスンではなく、コンサートで弾いたんだけど、物凄くロックンロールな音でした。エフェクトのペダルによっては、エレキギターみたいなギュインギュインな音が出たりする。

 私は一体何を教えればイイわけ?! という事で、弦楽器の先生のミーティングを開き、色々suggestしてもらった結果、「もうバッハとか忘れて、ロックに生きなさい」って言って、ロックな即興の役に立つ様なテクニックだけ教えたらどうか、という事に落ち着きました。

 さて、ワタクシの教える、オケのばよりんパート練習(=sectional)。去年は2nd violinだけ、6人をコーチしてたんだけど、今年は先生の人数・それぞれの仕事の関係で私が1st,2nd両方、13人をいっきに指導する事になりました*去年、最初はsectionalが嫌で嫌でたまらなかったけど、少人数だったので、それぞれの子供とwork出来てそれがとても良かった。子供たちは「Chewieのsectional、楽しいし、大好きだよ」って言ってくれたので、気がついたら私自身も楽しんでたのです。私のsectionalのテーマソングまで作ってくれたりして、嬉しかった♪

 が、今年、13人ですって?! 二パート一緒にですって?! という訳で初日。
「おはようございます。Chewieデス。今年のsectionalは私が一人で13人をみなきゃいけないので、ちょっと私自身も心配してるんだけど、皆が静かに話を聞いてくれたらスムーズに出来るから、言う事ちゃんと聞いてください。」そしたら、皆神妙な顔して、話を聞いてる。おぉ凄い、今年はばよりんのレベルだけじゃなくて、精神年齢も高いのか?

 10分後。お喋り、よそ見、しまいには、上記のジョーダンが挙手。「今何時?」どっかーーーーん

 「その質問には答えかねます」

 ったくもう。他の子供たちが私の答え(と表情)に凍りついたのは言うまでもありません。
 
 時々、1st violinだけ、2nd violinだけ、って弾かせなきゃいけない時も勿論あるんだけど、そうすると弾かない方の子たちはお喋りを始め、Chewieは「はいはい、静かにして、聞こえないから」と何度言った事か。

 という訳で、第2回目のsectionalでは、五線譜の紙と鉛筆をたくさん用意し、片方のセクションが弾く間、弾かない側の子たちは聴音をさせました。一音ずつ音を確かめながら弾かせる練習をしてたので、音を書き取れるでしょう、と思って。お陰で子供たちは黙っててくれたわん。他の先生に「これでclassroom teachingも上手く出来る様になったね」って言われました。前は5人以上の子供を一辺にhandle出来なくて、他の先生に「どうやってコーラスの指揮なんかやってるの?!」って聞いたりしてたので。

 そして、2回目のsectionalではジョーダンは途中で「トイレ行ってもいいですかー」とか言うので、はいはい、もう何処へでも行っちゃって~って感じでした。お陰で彼が居ない間、事は大変スムーズに進み、他の子供達も和を乱す人が居ないから弾きやすそうだった。

 と、これで一週間経った訳なんだけど、子供のオーケストラはどうにかこうにか形になってきてるみたいです。

 Violin Performance Class。自分の教えている生徒を全員集めて、何を教えてもOK!というクラス。去年は生徒が8人くらいしか居なかったので、毎回一人ずつ何かしら弾かせていました。が、今年は人数が多いので、そんな時間は無い。という事で、色々クラスプランを練ってみた。やってみたかったのは、ヴァイオリンだけのアンサンブルと、基礎練習。こちらも、classroom teachingみたいになります。
 
 この授業は50分なので、第一回目の授業:基礎練習25分、アンサンブル25分。基礎練習は意外とみんな、さらっと出来ちゃった。 
 アンサンブルは2つ用意して、私の大好きな曲、MozartのAve Verum Corpusのコーラスを4パートに分けて弾かせ、それからジャズっぽい2パートのカノンを弾いてみた。今度、このクラスをMozart組とジャズ組に分けて、少人数のアンサンブルにして、キャンパーコンサートに出品しようと思ってマス。 
 去年も教えた子たちが、「こういうクラスも楽しい」って言ってくれたのでホッとしたし、普通に一人一人弾かせるよりも、「ちゃんと教えた感」が残ります。ちゃんとクラスプランを練って、時間配分も考えて、うぅむ、学校の先生って大変なんだなぁ

 

キャンプのお話~到着・再会・出会い編~

2007年07月06日 | キャンプ
 6月24日、無事にキャンプに着きました。去年は、休憩を入れて7時間のドライブだったんだけど、今年は6時間半くらいで到着。道中、電話に付き合ってくれた方々、ありがとう。去年の経験から言って、キャンプから30分くらい離れたエリアから、携帯の電波がなくなると思っていたんだけど、なんと今年は着いてみたら、キャンパスのかなり近くでも携帯が使える! そして、メッセージを聞くだけなら、キャンパス内で出来ちゃいます

 さて、キャンプに到着して最初に、びよらの先生に再会。去年のキャンプ以来だから、10ヶ月ぶり。お得意の駄洒落をすぐに沢山聞かされ、大笑いしていたら、フルートの先生が到着。こちらも10ヶ月ぶり。懐かしいよぉ。彼女は合計15時間のドライブだったんだって。その後、私の住む部屋のある、先生達の家へ移動し、荷物を部屋に運び込んだんだけど…

 何かがない…

 何かがない・・・・・・

 なんだろうか・・・・・・・・・・・・・・


 あれだけ買い込んだ、インスタント日本食がない!!!!!!!!! 


 あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ


 それから、キャンプに丁度いいわと思って買った、結構オシャレなフードつきトレーナーも無い!!! 


 やっぱり引越しの荷造りとキャンプの荷造りを同じ部屋でやってたから、何が何だか分からなくなっちゃったんだよねー。あーぁ。トレーナーは兎も角、日本食なしで7週間生き残れるのだろうか (一応、近所のスーパーで「グリーンティー」って書いてあるティーバッグを物色、一番それらしいのを買ってきました。まだ味見してない)。

 それから、作曲・ミュージカルの先生が到着、こちらは2月にシカゴで会ってるので、4ヶ月ぶりなんだけど、その後荷物も空けないでずっとお喋りし、ディナーまでお昼寝しようプランはすっかり無くなりましたね・・ねむい。その前2日間くらいちゃんと寝てなかったの。

 忘れた荷物は諦め、ディナーに行き、チェロ、パーカッション、ギター、ばよりん、ピアノの先生たち、カウンセラーたちと再会、それから新しいピアノの先生と出会いました。皆フレンドリーなので、新しい先生たちとも直ぐに仲良くなりマシタ。そして去年キャンパー(生徒)としてヴァイオリンを教えてた3人組が、今年はカウンセラーになって戻って来てるのが又嬉しいデス。

 さて、ここで今年のキャンプの展望が見えてきたんだけど、ばよりんの先生が、私ともう一人だけ。びよらの先生が少しばよりんも教えるんだけど、それでも私たちの負担は大きいのだ。しかももう一人のばよりんの先生が、オーケストラの指揮もするので、個人レッスンはそんなに教えられない→当然私が一番生徒が多い。* でも、生徒のリストを見たら、去年教えたカワイイ子たちがたくさん戻ってくるのデス

 キャンパーの子供たちが全員到着するまでは、ミーティングの連続で、一日5本くらいずつ、ミーティングをこなしました。去年も来てるから、どれも知ってる話なんですけど