8/5 食べるを考える。




友人が主催する食を真剣に考える教室をお手伝いしてきました。

普段は主に、小学校の総合学習の時間に「食材や料理の味を真剣に考える」授業を展開するNPO法人。夏休みということで、地域の「食の職人さん」を先生に迎えて親子で食を考え、体験するという企画なのだそう。

というわけで、今回はうどん職人と一緒にうどんについて学び、うどんを作りました。

施設では「そば」をうったことはありますが、実は私「うどん」は初めて。

みんな一生懸命小麦粉と塩水をなじませ、まとめて、捏ね上げる。
袋に入れて30分寝かせて、そのまま足でふむフム踏む。
袋から出して台の上でくるくるとロールパンのように巻いてから両端を内側にまとめる。
再び袋に入れて、また踏んで踏んで…。
これを数回繰り返すと、コシのあるうどん生地が出来てくるのだそう。

みんな真剣です! といいたいところですが、そうでなく違う楽しみを作業中に見つけてエンジョイしてるコもちらほら。夏休みですからね(^-^)

自分たちで作ったうどんはお土産にして、職人先生の作ったうどんをみんなで最後にいただいたほか、手打ちうどんと乾麺、冷凍うどんの味比べもしました。
「小麦の味がする」と子どもたちが言ったのは、手打ちうどん。
「なんかこのうどん、ブ二ブニ、ネバネバしてる」と言ったのは、冷凍うどん。
それぞれ、ニーズに合わせた特徴があるので、好みも感じ方もさまざまですが、小麦の味と言われて職人のおやじさんは嬉しかったようです。

「今の日本の食自体が、宙に浮いている」
ときどき辰巳先生の言葉を思い出します。マンションでの暮らしが増え、暮らしが宙に浮き、食事や家事仕事に対する興味もフワフワと所在ない感じで浮いている感じ。私自身もその中に含まれていて、食の仕事に携わりながらも、自分自身のことになると適当になることも多々あります。

食べることを、きちんと考える。

生きていく上で大事なことを、考える機会を定期的にもらっているような気がします。

ありがとうございました。




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