Tord Gustavsen Ensemble / Restored, Returned

	リストアード、リターンド
	トルド・グスタフセン,トーレ・ビュルンボルグ,マッツ・アイレッツェン,ヤーレ・ヴェスペスタ
	ユニバーサル ミュージック クラシック

ノルウェーの友人は、Tord Gustavsenがお気に入りのようで、
これもまた昨年いただいたもの。
ノルウェーのジャズ・ピアニスト、トルド・グスタフセン、
彼のピアノにサックスとベース、ドラムから成るカルテットに
ノルウェーのジャズ・シンガー、クリスティンを迎えたアンサンブルが今作になる。
ちなみにトリオ時代のベーシスト、ハロルド・ヨンセンに代わり、
カルテット作品からは大好きなマッツが参加している。

いただいた時、
「寝る前に聴くとととてもよいです」と。
なるほど、これまでの比較的アグレッシブな印象のトリオでの
作品に比べ、ものすごく控え目。音数も少なく、ヴォーカルも抑え気味。

彼の言ったとおり、このまま心地よい眠りについてしまいそうなほど。
空間に消え入ってしまいそうで、しっかり聴きこむよりも
何度も繰り返し流していたくなる。
とはいえ後半は、アンサンブルメンバーもソロをしっかり
聴かせてくれるので、眠りについた頃
かなりドラマティックな展開になっているのですが…。

これまでの抱いていた彼のイメージを
軽く覆す感じの作品。
静けさの中に秘めたパッションを感じてください。