7/10 人生 初・在宅

 昨日、最後の農水省が終わりました。
 ここから先は、国が練りに練って、ルールが決まっていくのでしょう。

 初めてこういった会を拝聴する機会をもらい、いい刺激になった反面、
 残るのは、どうにもモヤモヤがぬぐいきれなかった半年だったなぁという余韻。

 食事だけに限らず、
 本当に(福祉)サービスを必要としている人が、必要なサービスを受けることの
 出来る社会。本当にやってくるのかしら??

 などと思いながら、農水省を後にしました。

 きっともう来ることもないでしょう。


 そんな中、人生初・在宅(栄養ケア)デビューの今日。

 実際は、まだ勉強の途中なので、ほとんどケアマネさんの後ろに隠れて
 面談を見学、みたいな感じでしたが…。

 
 うちの施設に入居される方のほとんどは、家族のなんらかの事情…みたいな
 ところが入居までのプロセスです。今日読んだ高齢者住宅新聞でも、自宅で
 最後を迎えたい人が圧倒的に多いとの結果。特養をはじめとする福祉施設への
 入居希望は十数パーセント程度。

 みなさん、(特養に自分から)入りたいのではなく、
 入らされた感じのパターンが多いんだなぁ…とデータを見て実感。

 それをいいとか悪いとか言ってるんじゃなく、それが一つの現実なのです。
 みんな、最後まで住み慣れた家で過ごしたい。
 当たり前の事が出来なくなった時、自分だったらどう決断するのかしら…。


 今日訪れた在宅の方は、本人もご家族も、最後まで自宅で過ごしたい、看取りたい、
 という希望でした。
 
 客観的に見て、疾病の絡みもあってかなり過酷な状況。
 あきらかに施設入居対象なその方とご家族を前に、在宅での食事の注意点を
 少しだけレクチャーしました。

 ご家族、そんなに頑張らなくてもいいのに…と思ってしまったところです。

 施設に戻り、そんな一日を振り返りながら、日時業務をこなし、
 夕方になり、不安でソワソワと落ち着かない(夕焼け症候群ね)
 ◎◎さんと手をつなぎ、
 施設周辺を散歩しました。

 モワンと暖かい空気とか、むせ返るような緑の匂いとか。目の前を横切る猫に
 眼をやりながら、老いて生きるってどういうことなのかしら…と
 結論が出ないことをモヤモヤ考えてしまった一日の終わりです。
 
 

 

 

 
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