私的音楽雑記帳
FOLK ETYMOLOGY
6/26 石本藤雄展@スパイラルガーデン
営業担当N氏とスパイラルガーデンに石本藤雄展を見に行く。
石本さんとは、フィンランド好きならみんな知ってるマリメッコやアラビアアートデパートメントで今も現役で活躍するテキスタイルデザイナー。
今回の展覧会は、彼がテキスタイル製作の傍ら1989年から製作を始めた陶芸作品を中心としたレイアウトで、なかなか見ることのできない興味深いものだった。
作品は、その中でも「花」をモチーフとしたオブジェが中心。「つばき」や「スイセン」、「梅」や「ダリア」など、日本をイメージさせるものから「ケシの花」や「スグリ」など、フィンランドを思わせるものまで、さまざまな花がいっぱい。ただ、それらは、決して既存の植物をモチーフにしただけではなく、独創的な架空のものも含まれているとのことで、見る側も、何となく自分の知っているものとシンクロさせて見ているだけなので、その限りではない。
1970年に、マリメッコという独創的なブランドに魅せられ、フィンランドに単身渡った石本さん。そこでフィンランドの自然に触れながら、自身のデザインとずっと向き合って来たパワフルでストイックな生き方から生まれた作品は、時に繊細で可憐な植物の姿をしていたり、時には大胆で勢いのあるタッチで描かれた感情の形だったり。
目の前にある土から生まれた花たちは、彼の手の中から生まれた色を持つアート。謙虚で寡黙な(なんというか)フィンランド的制作スタイルだからこそ生まれえた幸せな産物なんだと思う。
すごく豊かな時間をありがとうございました。
石本藤雄展-布と陶に咲く花
2010.6.15-27
スパイラルガーデン@表参道
石本さんとは、フィンランド好きならみんな知ってるマリメッコやアラビアアートデパートメントで今も現役で活躍するテキスタイルデザイナー。
今回の展覧会は、彼がテキスタイル製作の傍ら1989年から製作を始めた陶芸作品を中心としたレイアウトで、なかなか見ることのできない興味深いものだった。
作品は、その中でも「花」をモチーフとしたオブジェが中心。「つばき」や「スイセン」、「梅」や「ダリア」など、日本をイメージさせるものから「ケシの花」や「スグリ」など、フィンランドを思わせるものまで、さまざまな花がいっぱい。ただ、それらは、決して既存の植物をモチーフにしただけではなく、独創的な架空のものも含まれているとのことで、見る側も、何となく自分の知っているものとシンクロさせて見ているだけなので、その限りではない。
1970年に、マリメッコという独創的なブランドに魅せられ、フィンランドに単身渡った石本さん。そこでフィンランドの自然に触れながら、自身のデザインとずっと向き合って来たパワフルでストイックな生き方から生まれた作品は、時に繊細で可憐な植物の姿をしていたり、時には大胆で勢いのあるタッチで描かれた感情の形だったり。
目の前にある土から生まれた花たちは、彼の手の中から生まれた色を持つアート。謙虚で寡黙な(なんというか)フィンランド的制作スタイルだからこそ生まれえた幸せな産物なんだと思う。
すごく豊かな時間をありがとうございました。
石本藤雄展-布と陶に咲く花
2010.6.15-27
スパイラルガーデン@表参道
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