4/15 Polaris@赤坂BLITZ

初めてPolarisのライヴを見たのは、確か新宿リキッドだった。
天井が低くて、会場も狭いフロアには、入れない人が通路に溢れ、
柱が邪魔する中、ステージを見ようにも全く見れない…という記憶が残っている。

もうきっと10年以上も前の話。
この音が聴きたくて、新幹線に乗って上京し、
アンコールも最後まで聞けないまま会場を後にし、
全力疾走で最終の夜行バスに飛び乗って帰った。

それからほどなくして、上京した私は、
その後がむしゃらに音楽と向き合ったかというと、
決してそういうわけではなく、別に地元に居た時と
さほど変わらないように日常の中、仕事ばっかりして
ここまで来てしまった。

あの時の決意は、一体どれほどのものだったのか。

自問自答を繰り返したこの1年。
結論は出たわけではなく、ま、もう潮時かな…という
思いのほうが勝って、来週ここを離れることにしました。
決して後ろ向きな決断でないことだけが、せめてもの
救いかな。
というわけで、東京最後のライヴは
大好きなPolarisの久しぶりのワンマン@赤坂BLITZ。

9年ぶりのフルアルバムからの曲が中心、とはいえ、
10年前と変わらないオーラを身にまといつつも
ゆるゆるとしゃべる様子は、重ねた年月を何となく感じたり。
会場に集まった人も大谷くんもミトくんも
おおむね同世代。ちょっと大人になってしまったけど、
懐かしい曲を前に大合唱をしてみたり、みんなで手拍子してみたり。

相変わらずクールな柏原さんのベースラインに
ミトくんの初々しいキーボードやピアニカが妙に合っていて、
クラムボンの時よりもしっくりきているのでは?と
思ってしまうほど。
20年の歳月を共につかず離れずの距離で活動を共にしてきた
同志だから成せる技なのか、見ていてとても
しっくりきていて微笑ましかった。

終始幸せな気分で楽しませてくれたステージ、
最後に見られてよかった。

ぜひまたいつか、同じ時間をこの場所で共有したい。


MUSIC
クリエーター情報なし
P.S.C.


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 4/14 寄り添え... 4/22 ムーミン... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。