私的音楽雑記帳
FOLK ETYMOLOGY
mix downなのかも。
原稿を書きつつ、今年6月のE.S.Tのライヴの考えていた。言うまでもなくスウェーデンのジャズ・トリオなのだけれど、私が知ったきっかけは、4月のノルウェー・ジャズウェークで隣に座っていたイギリス人のおじさんから薦められたからである。
そんなにいいのなら聴いてみようと思い、レコ屋で『Viaticum』を購入して聴いてみたところ、とてもよかったのだ。クラシックでもありロックでもある。今風のジャズ(アヴァンギャルドやエレクトリックの要素もあるということ)でもあり、さらにメロディアスでムードも十分という贅沢三昧なものだった。すっかりその魅力にはまってしまい、作品を全部買いそろえ、来日公演のチケットまで購入してしまった。
その直後に骨折してしまった私は、ライヴまでにギブスが取れることを願ったけど叶わず、当日は渋谷駅からオーチャードホールまで松葉杖をついて歩いていった。予想以上にその道のりがきつくて、お約束で道に迷って途中くじけたりして、ホールに着いた時には第一部は既に終了していて、これから第二部というところだった。席についた途端、力尽きたのか、途中でうっかり居眠りこいてしまい、一体何しにここまで来たのか、というのと、それまで聴きこんだ思い入れが会場ではどうして自分自身に通用しなかったのだろう・・・としばらく悩んだ。
・・・単に第二部の構成がおとなしい曲ばかりだったといえばそこまでかもしれないけど、私のがっかりはそこで終わらなかった。終演後に行われたサイン会で、嬉しがって数十分ならんだ挙句、何か一言でも英語でライヴの感想を伝えようと思っていたのもつかの間、サラッとCDにサインされ流されてしまった。一言もしゃべることはおろか、目すら合わせてもらえなかったという・・・。寝てたのがばれたのかな?と思いつつも、その瞬間、多少興ざめしてしまったことは確か。
けれど、今でも定期的に聴き返してしまうほどに魅力的な彼らの作品。強引にその魅力を考えると、自分ががっかりした上記の二点が、皮肉にもさらに彼らの楽曲やアーティストとしての魅力を高めたのだと思うのだ。
正の要素と負(ここではがっかりした事)の要素。その二つが私の中における彼らの音楽的魅力を高めたのではないのかな、と。
音楽的魅力はもちろんだけど、アーティスト自身の人間的魅力やその曲にまつわるシチュエーションも重要なのだなぁ、と改めて思った今日この頃。
そんなにいいのなら聴いてみようと思い、レコ屋で『Viaticum』を購入して聴いてみたところ、とてもよかったのだ。クラシックでもありロックでもある。今風のジャズ(アヴァンギャルドやエレクトリックの要素もあるということ)でもあり、さらにメロディアスでムードも十分という贅沢三昧なものだった。すっかりその魅力にはまってしまい、作品を全部買いそろえ、来日公演のチケットまで購入してしまった。
その直後に骨折してしまった私は、ライヴまでにギブスが取れることを願ったけど叶わず、当日は渋谷駅からオーチャードホールまで松葉杖をついて歩いていった。予想以上にその道のりがきつくて、お約束で道に迷って途中くじけたりして、ホールに着いた時には第一部は既に終了していて、これから第二部というところだった。席についた途端、力尽きたのか、途中でうっかり居眠りこいてしまい、一体何しにここまで来たのか、というのと、それまで聴きこんだ思い入れが会場ではどうして自分自身に通用しなかったのだろう・・・としばらく悩んだ。
・・・単に第二部の構成がおとなしい曲ばかりだったといえばそこまでかもしれないけど、私のがっかりはそこで終わらなかった。終演後に行われたサイン会で、嬉しがって数十分ならんだ挙句、何か一言でも英語でライヴの感想を伝えようと思っていたのもつかの間、サラッとCDにサインされ流されてしまった。一言もしゃべることはおろか、目すら合わせてもらえなかったという・・・。寝てたのがばれたのかな?と思いつつも、その瞬間、多少興ざめしてしまったことは確か。
けれど、今でも定期的に聴き返してしまうほどに魅力的な彼らの作品。強引にその魅力を考えると、自分ががっかりした上記の二点が、皮肉にもさらに彼らの楽曲やアーティストとしての魅力を高めたのだと思うのだ。
正の要素と負(ここではがっかりした事)の要素。その二つが私の中における彼らの音楽的魅力を高めたのではないのかな、と。
音楽的魅力はもちろんだけど、アーティスト自身の人間的魅力やその曲にまつわるシチュエーションも重要なのだなぁ、と改めて思った今日この頃。
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