2004/04/28 (水) MAGNET@LOGEN

という訳で、念願のMAGNETのライブを見にLOGENへ。
ホテルからライブハウスのある大通りまでは歩いて3分、駆け足では1分、とても近い。始まるギリギリに行ったのに、ホール最前列はいい具合にゆったりしており、ビール片手にみんないい雰囲気。どうせなら、と思い、彼が見えるいい位置に場所をとる。

 フェス・スタッフの挨拶(LOGENならではなのかも?)の後、ステージに現れた彼は紺色のシャツにジーンズ、想像してた以上にひょろっと大きくてかっこよかった。アコギ片手に挨拶代わりに2曲程弾き語りで(確か、「Nothing hurts now」)しっとりと聴かせる。3曲目からはサポートとしてドラム(名ドラマー、タランタ?)、シンセ、ウッドベースを迎え、アルバム『On your side』からの曲が続く。私が知ったMAGNETは、このアルバムからなので、まさに目の前で弾かれるペダル・スティールと彼の歌、そして生の楽器と上手く融合されたエレクトロニック・サウンドが、私自身がイメージしていた彼の音楽性以上に、彼独特の世界観として繰り広げられて、そしてその迫力に、ただただボーっと突っ立ってる事しかできませんでした。程よく肩の力の抜けたボーカルと電子音の融合が、体温を持たない乾いた涙のようで、はるか昔の西部の荒野ではなくて、現在の機械仕掛けの排他的な荒野を思わせる。その中を吹き抜ける彼の音楽は、虚無感の中にもわずかに残った希望のように聴こえて、やはりフォーク・エレクトロニカ、スカンジナビアン・カウボーイと称されるイメージ通り。「The day we left town」では、曲の一番盛り上がるところで何と場内に“雪”が。思いもかけない演出(降らせすぎで、本人歌うの大変そうでしたが)が、しばし幻想の世界へいざなってくれたのでした。

 正味1時間程度と少々短めでしたが、アンコールでは何と彼の愛娘がステージに登場。「Lay lady lay」をパパと一緒に歌う直前の彼女の緊張ぶり(ドキドキしてるしぐさが何ともキュート!)と、彼女を見守りながら一緒に歌うMAGNETのパパぶりがとても微笑ましく、観客全てをハートフルな気持ちで一杯にしたのでした。

 Ole Blues fes 1発目のライブ、出だし好調です。
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