10/15 ボブ ディラン 特に好きでもなかったけど、聞き返すと文学だと思う
今ライブ中らしい。
でもノーベル賞については何も語らず。
こういうところがいいのだ。
文学なんかやっていないと言った作家?がいたとか。
本当に作家かよ?
彼の歌詞の翻訳を見ただけで、純文学、俗っぽくなくて、
初期の作品が今でもフレッシュで。
実は日本人の期待している小説家(ハルキ)の本、読んだことがある。
それはイタリア人の友人が大好きで、読んだことあるって何度も聞くからだ。
でも文が好きじゃなかった。
内容によっては目先の人参的おもしろさで読んでしまうことがあるけど、
彼の場合は文章が苦痛だった。
文が大好きと言う人、何人もいるけど、
今はあるフランスの詩人をあげたい。
彼は小説は1つしか書いていない。
しかも出版当時は発禁と言う目にあった作品。
それをパリに帰って数日後の夜、ラジオの朗読で聞いた。
体を揺さぶるような衝撃を受けて、数日後には本をゲットした。
古本がさらによれよれになったけど、いまだに大事に持っている。
彼の詩集をあるフランス人の友人に贈った。
彼女は私も最近、この詩人を知ったところだと言った。
そして最高のプレセントと言ってくれた。
日本に翻訳はない。
訳そうかと思ったこともあるけど、
そっと心の中に保管しておきたい。
Dylanはどの時代にも起こってしまう人間と人間のもつれ、争いに訴えかけるものがある。
レノンのImgineに似たところもある。