5/13 confitの話 ザボン
フランスでコンフィというと砂糖漬けと脂漬けがある。
脂漬けは日本では見たことがない。
砂糖漬けの話をしようとして、そう言えば脂漬けもあったと思い出したのだ。
砂糖漬けは果実などを砂糖で煮込んで、出来上がったものを砂糖でまぶす。
フランスは外側が乾燥したのと、蜜でからめたようなのがある。
どちらも大好きだけど、
日本人が好きなFauchonという店にはイチゴのコンフィがあった。
イチゴを砂糖・蜜で煮込んで、砂糖でコーティングしてある。
お土産であるときはよく買ったものだ。おいしいよ。
今もあるかはしらない。
今回、これを書こうと思ったのはザボンの砂糖漬けを見つけたから。
その昔、まだ小学校に行ってもないころだと思う。
父がザボンの砂糖漬けを買って来た。
それはザボンを薄く輪切りにした感じだった。
私は子供だったけど、これが大好きだった。
でもその後、2度と見つからなかった。
それを見つけて、懐かしさで買ってみた。
それは昔知ったザボンの輪切りではなかった。
ザボンの果肉をくり抜いて作った?
でもこちらのほうがおいしい。
いつも懐かしさで買ったものは落胆が大きかったのだけど、
これはまた買いたいと思った。