生活管理・日用品ブログ

増田カイロの臨床における生活指導内容。NAET施術と併用して弱アルカリ体質を維持しましょう。

一番大事な栄養素 その2

2022-05-25 | 体調管理
前回の《一番大事な栄養素 その1》に続きます。

空気において、臨床的によりアレルギー性が強いと言えるのは二酸化炭素ですから、施術においてまずは二酸化炭素を排出できるようにします。二酸化炭素の影響を調べるにはいくつかの方法があるので、全てにおいて「問題なし」の状況を創り上げる必要があります。それから必要とする酸素を十分取り込めるように酸素だけでなく、関連項目に対するアレルギー性も取り除いていきます。(検査・施術項目の詳細は、NAETセミナーに参加されている方にのみお伝えしています。)

それによって、吸った酸素が全身の細胞に取り込まれ、きちんと細胞活動に使われ、吐き出した二酸化炭素を不要物として体外にきちんと排出できるようにします。
そうなることで、酸素飽和度が上がったり、酸素チューブが不要になったり、睡眠の質が上がったり、体温が上がったり、痛みが楽になったり、呼吸が楽になったり、血圧・血糖・コレステロールが安定したり、アレルギーやその他血液データが改善したり、体重が改善したり、苦手が大丈夫になったり、メンタルが安定したりと、いろいろなことが改善可能なのです。
ということはそれだけ多くの人が日頃から全身細胞の酸欠によって、心身のQOLが制限されているということなのです。

空気を吸って吐くだけですから、こんなことは誰でも当たり前にできていると思っている方がほとんどだと思いますが、まず機能的にそれができていない人がほとんどなのです。
喘息もパニックによる過呼吸も「吐き出せない」病態ですよね。それによって体質が酸性に傾くために起こる病態です。

低気圧優位だからこそ、換気をこまめにすることも重要です。
看護師の必読書、ナイチンゲールの「看護覚え書」のトップにも、空気や室温・湿度といった環境整備の大切さが書かれています。

現代においては、二酸化炭素濃度測定器もコロナ禍で一般的になりましたね。
当院にも換気の目安として置いてありますが、人数が増えると二酸化炭素濃度が上がるのはもちろんですが、特定の個人によって二酸化炭素濃度が上がるということもあり面白いです。
自分の主観として、私がいつもいる場所の二酸化炭素濃度と自分の不快感(暑い・蒸す・空気のよどみ感)は比例していますので、二酸化炭素濃度計を目安に換気・空調に心がけています。

当院の上のワンルームに短期~長期患者さんが滞在しているのですが、滞在者によって「温度・湿度」が変わる疑問がありました。
階によって風通しが違うとか、部屋の位置といった理由があるのかなと思っていましたが、今ではその部屋に住んでいる人が吐き出す呼気による「二酸化炭素濃度の差」なんじゃないかなと思っています。部屋には温度湿度計を置いており、最適温度・湿度に調整するようにお願いしていますが、今後は二酸化炭素濃度測定器も取り入れて住環境整備(特に寝室)に努めたらよりいいのかなと思っています。

トルエン・キシレン・ベンゼンといった化学物質を尿便に排出できずに皮膚から排泄するために、他人か近づけないような体臭を発するPATM(パトム)という病態があります。
やったことないですが、気になる方には「体臭検査」もありですね。

これもこれら化学物質や体臭に関わる物質に対するアレルギー除去をすることで、皮膚ではない本来の排泄場所(尿・便)から排泄できるようになればPATM(他人が自分にアレルギーを起こす)状態から抜け出すことができまず。これら化学物質は「VOC」と呼ばれ、二酸化炭素だけでなく、VOCも一緒に測定できる計測器もあります。
私には感じないのですが、「ワクチン接種後の人から異臭がする」という声もチラホラ聞くことがあるのですが、これもPATMのようなことなのかなと思っていますので、ワクチンや体液のアレルギー除去をすることで解決できると思います。また自分がにおうのではなく、他人のにおいを敏感に感じる場合は、その人自体がPATMであり化学物質にアレルギーがある、もしくは二酸化炭素にアレルギーがあって酸欠傾向にあることが考えられます。

また湿度が上がれば空気が重く循環しにくくなりますので、耳や首から下が冷えないようカバーしながら適宜除湿し、また扇風機やサーキュレーターで部屋の空気を回すことも大事です。

寝ている間は呼吸が抑制され、かつ二酸化炭素は重いため下に溜まりますから、睡眠中は余計に酸欠症状が現れやすく、そのために寝つきが悪い・何度もトイレに起きる・朝から疲れているなど、睡眠障害に繋がります。

夜間の健康問題は、原因は潜在感染源ですが、引き金はたいてい「酸欠」か「低血糖」です。

いびきをかいたり、睡眠時無呼吸がある方は、一度睡眠時の呼吸がどうなっているかを病院(呼吸器内科)で検査してもらってもいいと思います。
詳細は「睡眠時無呼吸なおそう.com」「無呼吸ラボ」をご覧ください。

以前は入院検査でしたが、今は外来通院で可能です。睡眠時の血中酸素飽和度が下がっていれば、オーサスという器具(保険適応)を装着することで強制的に呼吸でき、睡眠障害だけでなく、高血圧・メタボ・慢性疲労などが解消していく方もいます。
根本原因を解決するためのNAET施術を進める間にも、酸欠を改善できる手段があるなら、使って損はないですからね。

また寝る前や夜間覚醒時にはちみつを摂ると楽になるなら、夜間低血糖の可能性が高いと言えます。
はちみつが苦手・アレルギーのある方は、デーツシロップ・アガベシロップでもOKです。

低血糖が疑わしい方は、「フリースタイルリブレ」血糖(間質糖)の24時間変化を調べてみてもいいでしょう。
これは糖尿病の方は保険適応ですが、一般の方は市販で購入可能です。(Youtubeなどで使用方法などいろいろ見ることができます)
何を食べたらどれだけ上がる、寝ている間にどれだけ下がる、というように数字で見れますから、面白いですよ。2週間つけっぱなしですが、入浴も運動も問題なくできます。
興味のある方は、一度試してみたらいいと思います。

これまで長々と、酸欠と関連項目に関して書きましたが、自分は果たしてどうなんだろう…と思う方は、NAET施術者に調べてもらってください。
「酸欠」から抜け出しておくことは、体質の弱アルカリ化にも通じる事で、将来の病理回避(がん・脳卒中・心筋梗塞・認知症など)にも大きく関与することですからね。
斉藤 記


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