植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

王粲、東西奔走ス

2011年02月28日 22時52分20秒 | ゲームシステム
 やっぱりサクサク三国志にはドラマがあります。

 昨日一緒にゲームマーケット用の広告やPOPなどを作って貰う都合、連れにサクサク三国志のルール説明を兼ねて、プレイしました。連れは豫州に割拠する袁紹。×△と2マークなんで、配下の武将を得やすいかと思ったのですが、今回は全般的に有名どころの強い武将が初期に出なくって、連れは仕方なく袁紹と×つながりでマークが×○の王粲を選び、○○の武将を出すことを考え、将軍として場に場してゲーム開始です。

 王粲って劉表に仕えその後曹操の元で働き、建安七士に数えられる文学者です。優れた記憶力を持っており儀礼など文書を手掛け、魏建国に貢献した逸材ですが、戦争に出る将軍でなければ、策を練る軍師でも無かったので、『三国志』ではかなりマイナーな政治家です。
 一応、その政治能力をかって政治のみ4※をつけていたのですが、これが袁紹軍きっての政治家となり、また折りしも連れの手札が戦争に適さないカードばかり引く為、王粲は弘農に赴いては住人に袁紹への帰順を説いたり、敵国の支配下になった陳留に間者を出しては暴動を起こすように仕向けたりと、東西奔走の活動を行います。必ず袁紹の手番で使用されるぐらいの働きっぷりです。
 ゲーム中、有名どころの諸葛亮や荀イクなどの名軍師は、空白地の勢力のところで出てきては、さらにマークが合わずに使用されることなく消えていく中、王粲は最後まで袁紹を支え活躍し続けます。
 
 その後、王粲の陽動で手薄になった袁術軍の文聘を、下ヒの戦いで袁紹配下の黄忠が打ち破ったことで、パワーバランスが一挙に逆転し、袁紹は中原一帯を制圧します。そして遂に袁紹は皇帝に即位してゲームエンドです。
 これだけ大活躍した王粲ですが、皇帝 袁紹に請われて丞相に推されますがこれを辞退。庵に籠もって「英雄期」の編纂に晩年を費やしたとサ。ちゃんちゃん。
 
 と言った具合のまさかの展開でした。
 
※現在、再検討によって王粲は1/1/4/2を是正して 1/1/3/3 となっています。
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