きらり!(^^)!

子どもたちの限りない可能性を求めて!

速報!~特別支援教育の現状と今後の方向性~

2022-07-11 21:10:56 | 特別支援
【速報】ADHDや学習障害、自閉症の子どもが過去最多 文科省調査

7/11(月) 17:06配信・FNNプライムオンライン

 文部科学省は、2020年度に通常学級に通っているADHD(注意欠陥多動性障害)や学習障害、自閉症の児童・生徒について調査をして、その結果を発表した。

それによると、全国の国公私立の小中高等学校で、通常学級に在籍しながら、週に数回だけ、障害などに応じて、他の教室で特別な指導を受けている児童生徒は、合わせて16万4693人。調査開始以来、最多となった。

内訳としては、ADHD(注意欠陥多動性障害)の児童生徒は3万3825人、学習障害は3万612人、難聴は1956人、弱視は237人、情緒障害は2万1833人、自閉症は3万2346人、言語障害は4万3632人だった。

この中でも、ADHDと学習障害においては、2019年度の調査から、およそ1万7000人も増加した。また、自閉症については、調査項目に追加された2006年度は3912人だったのが、14年間でおよそ8倍増えたことになる。

文部科学省の担当者は、増加の理由について「保護者の学習障害などに関する理解が深まり、特別支援を希望する人が増えたことが考えられる」としている。

また文科省は、学校における医療ケアが必要な児童・生徒についても調査結果を公表した。それによると、去年5月時点で、特別支援学校(幼稚園・小中高)に通う児童生徒のうち、医療ケアを必要としている数は8485人で、2019年の調査時より、およそ100人増加した。最も多い医療ケアは、喀痰吸引で、次いで経管栄養だった。

通常の学校(幼稚園・小中高)では、医療ケアを必要としている児童・生徒は1783人で、2016年の調査(766人)から2倍以上に増えた。通常の学校での医療ケアで最も多かったのは導尿で、次いで血糖値測定やインスリン注射だった。

文科省は、増加の要因について、はっきりしとした事はわからないとした上でで、「医療ケアが発展したことで、これまで学校に来られなかった子どもたちが、通えるようになったと考えられる」としている。

通常の学校に通う医療ケアが必要な児童生徒のうち、保護者が学校生活で付き添いしているのは530人だった。そのうち半数以上の60.5%が付き添いの理由として「看護師が配置されてない及び認定特定行為業務従事者がいないため」と答えている。文部科学省は、障害のない子と一緒に学ぶインクルーシブ(包容する)教育を進めるため、発達障害のある児童生徒が通常学級で学んでいくための支援策をすすめていて、医療的ケアを行う看護職員を拡充するため、今年度の予算を増額するなどしている。

理解と支援の広がり

2022-06-22 20:48:35 | 特別支援
障害ある大学生、3・1万人 15年で7倍に 発達障害への理解影響

6/22(水) 17:00配信朝日新聞デジタル

 体や心に障害がある大学生が、2020年度は約3万1千人(全学生の1・04%)となり、約4400人(同0・16%)だった06年度の7倍に増えている。調査した日本学生支援機構によると、05年に施行された発達障害者支援法で、発達障害が広く知られるようになったほか、16年施行の障害者差別解消法で、国公立大学に「合理的配慮」が義務づけられ、障害のある学生の把握や受け入れ態勢が進んだためという。

 支援機構によると、約3万1千人の障害の内訳は、病弱・虚弱約9500人▽精神障害約9千人▽発達障害約6400人だった。

 こうした状況をふまえ、各大学が学生の就労支援に力を入れている。08年度に「進路・就職指導をしている」と答えた大学は62校だったが、20年度には288校に増加。臨床心理士の資格を持つ就職アドバイザーが学生をサポートしたり、インターンをあっせんしたりする大学もある。

 障害者雇用に詳しい大妻女子大の小川浩教授(障害者福祉)は「障害がある学生がミスマッチなく働くには、自身の適性と必要な配慮を早期に把握することが大切だ」と話している。

早急にお願いしたい!

2022-06-13 20:57:24 | 特別支援
個別指導、10年で2.5倍 小中学校の発達障害対応で急増 教員の「巡回」方式推奨へ・文科省

6/12(日) 7:18配信・時事通信

 公立小中学校などの通常学級に在籍する発達障害児らが週に1、2回、クラスを離れて個別にコミュニケーション方法などを学ぶ「通級指導」。

 利用者は10年で2.5倍に増えているが、学校側の受け入れ体制は十分整っていないのが現状だ。文部科学省は、子どもが自分の学校で指導を受けられるよう、担当教員がいない学校には他校から教員が巡回してくる方式の導入を促す方針だ。

 通級指導は、児童生徒が通う学校に担当教員がいるか、担当教員が他校から巡回してくる場合は自校で受けることが可能。一方で、担当教員がいる拠点校に子どもが出向く「他校通級」となるケースも多く、子どもや、送り迎えする保護者の負担となっている。

 このため、同省は全国の教育委員会に対し、自校で通級を受けられる体制を拡充するよう呼び掛けており、14日に具体策を議論する有識者検討会を新たに発足させる。検討会は年度末までに提言をまとめる見通しだ。

 将来的には、指導を担当する教員を確保するための人件費を増額したり、巡回に必要な交通費を支給したりすることも視野に、支援の在り方を検討する。

 1993年度に始まった通級指導は、注意欠陥・多動性障害(ADHD)や自閉症を抱える子どもを受け入れるようになり急増。一方、教員の確保は難しく、巡回方式も全体の6%にすぎない。

 同省が2011年度に実施した抽出調査では、学校が「学習面や行動面の支援が必要」と判断した子どものうち、8割超が通級指導を受けていなかった。ある中山間地の県は、他校通級について「学校間の距離が遠く、保護者の送迎負担が重いため、なかなか気軽に受けてもらえないのが現状だ」と打ち明ける。

 同省幹部は「教員不足もあり、指導を受ける子どもの数は自治体によって大きな差がある」と指摘する。 

もっともっと広がって欲しい理解と支援

2022-05-28 21:11:10 | 特別支援
人の気持ちを理解させるため「嫌なことをしたら、目には目を」!?発達障害の子どもへの理不尽な指導に衝撃

5/28(土) 18:45配信まいどなニュース


「人の気持ちがわからない子」だなんて…そんな言い方にショックを受けました

ひと昔前まで「発達障害」は、社会の中であまり知られていませんでしたが、最近では支援体制の整備が進められています。しかし言葉の認知は進んでも、実際に一人ひとりがどういったことに生きづらさや生活の困難を感じているのかまでは、知られていない現状もあります。関東在住のNさん(30代)には、発達障害のあるYさん(5歳)がいますが、子どもが通っているこども園が障害の特性を正しく理解していなかったため、とても悩んだ経験があるといいます。

■「人の気持ちがわからない子」というレッテル

Yさんは、近所のこども園に通っています。入園する際に、発達障害であることは伝えてあり、こども園の先生からは障害に対する支援は可能であるといわれていました。

Yさんは他者とのコミュニケーションの場面で、相手の気持ちを読み取るのが苦手だったり、自身の強いこだわりが見られたりする「自閉スペクトラム症」です。お友だちと仲よくしたいと思って行う言動が、時にお友だちにとって嫌な行動となって、トラブルになる場面もありました。

そんなある日、その日の園での様子が書かれている連絡帳を見ると、「人の気持ちがわからない子なので、お友だちとのトラブルが続いています。こちらで修正していきます」と書かれていました。

NさんはYさんの支援という大変なことを先生にお願いしているとは思いながらも、「人の気持ちがわからない子」という表現に大きなショックを受けたのです。

■「人の気持ちを理解させるための方法」とは

Nさんは何度もYさんに人の嫌がることはしないようにと伝えていましたが、Yさんはお友だちが嫌がることを理解するのが難しく、一緒に遊びたい思いから嫌がることをしてしまうのも、Nさんはわかっていました。

そして、Nさんが連絡帳の一文にショックを受けた数日後、お迎えに行くと先生から驚くべき言葉を言われたのです。

「今日、お友だちのタオルを笑いながら濡らしたんです。だから人の気持ちを理解させるために、Yちゃんのタオルを濡らしました。これから、お友だちにやったことを同じように私もします」

まるで「目には目を、歯には歯を」のような対応で、Nさんは耳を疑いましたが、その場では先生に謝罪することしかできませんでした。

家に帰り、なぜお友だちのタオルを濡らしたのか聞くと、「ご飯のときに、先生がいつも机拭いてくれるから。タオルあったから、お手伝いしようと思ったの」とニコニコしながら話しました。

Nさんが「それなら、自分のタオルを使うように」伝えると、Yさんは「Yのタオルだけね、みんなと一緒のところにないの」と答えたのです。その言葉を聞いてNさんは、涙が止まりませんでした。Yちゃんのタオルがみんなと同じ場所にないのは、タオルを必要としないときにYちゃんがタオルを持ち歩いてしまうため、先生が支援の一つとして違う場所に保管していたからでした。

■「私のほうが大変なんです!」と泣き出す先生

Nさんは先生と園長先生に面談を申し込み、こども園での様子を聞きました。園長先生は、クラスの先生の行為を把握しておらず、驚いていました。その一方で、先生は「私のほうが大変なんです。Yちゃんを見るのは正直、ストレスです」と泣き出しました。

Yさんが先生にとって大きな負担になっていると感じたNさんは、転園も考えましたが、園長先生からはこれからしっかり支援していくとの言葉をもらい、そのまま通園することにしました。

Nさんは同じような経験をした方は、きっとたくさんいるのではないかと話してくれました。多様性や共生社会が推進される時代となり、障害特性や望ましい対応について、知る機会を増やすことも大切なのではないでしょうか。

元気をもらいました!

2022-05-10 21:07:08 | 特別支援
今年度から関わることになった県の「特別支援教育推進専門員」の業務が、本日から本格的動き出しました。
今日は市内のA小学校に伺ってきました。情熱のある先生と素直で明るい児童たちと一緒に過ごすことができ、たくさんの元気のシャワーを浴び、嬉しさを感じました。今週は木、金にも某小学校を訪問の予定です。とても楽しみです