きらり!(^^)!

子どもたちの限りない可能性を求めて!

正しい理解が広がるきっかけになって欲しい!

2022-04-15 21:09:34 | 特別支援
「僕の妻は発達障害」TVドラマ化!発達障害を持つ妻役はももクロ百田夏菜子

4/15(金) 14:59配信・コミックナタリー


ナナトエリ・亀山聡「僕の妻は発達障害」のTVドラマ化が決定。「僕の大好きな妻!」のタイトルで、東海テレビ・フジテレビ系で6月4日に放送開始される。

月刊コミックバンチ(新潮社)で連載中の「僕の妻は発達障害」は、マンガ家のアシスタントをしている北山悟と、彼の妻で発達障害を持つ知花の日常を描く物語。発達障害当事者の目線から実体験を交え、知花と悟の夫婦が日常の中で起きるハプニングと向き合いながら、支えあう姿が描かれる。

ドラマ「僕の大好きな妻!」では、知花役を連続ドラマ初主演となるももいろクローバーZの百田夏菜子が担当。ドラマについてナナトと亀山は「大人の発達障害を中心に扱うドラマは今までに無かったと思います。正直のところ、どのように受け止められるのか、一当事者としてとても不安です。どうか温かい目で、同じ人間だけど少し!
違う? ということを楽しんでご覧いただけますと幸いです」とコメントを寄せた。


■ ナナトエリ・亀山聡コメント
ドラマ化のお話をいただいた時は「え?嘘?まだ単行本3巻しか出てないのにそんなことある?」と驚きました。誰もが弱者になりかねないコロナ禍。その中で発達障害という「見えない障害」に目を向けていただけたことがとても嬉しかったです。寄り添い、お力添 えいただいた皆様、本当に本当にありがとうございます。
大人の発達障害を中心に扱うドラマは今までに無かったと思います。正直のところ、どのように受け止められるのか、一当事者としてとても不安です。どうか温かい目で、同じ人間だけど少し違う? ということを楽しんでご覧いただけますと幸いです。ドラマの楽しいひと時が、お互いの関係に悩む人たちの摩擦を取り去り、相互理 解に繋がりますように。

■ 百田夏菜子(北山知花役)コメント
お話をいただき、私にできるのだろうかと正直不安もありました。
でも知花と出会い悟と出会い、2人が生きる世界の優しさに心が熱くなりました。
こんな風に自分と向き合い、相手と向き合い、認め合い、助け合い、愛し合う優しい世界がもっともっと広がればいいなと思いました。同じ人はいないから。この作品がそのきっかけになれたら嬉しいです。どうか沢山の人を抱きしめることができますように。そしてきっと沢山の人を抱 きしめたくなりますように。想いを込めて知花と共に精一杯生きたいと思います。

■ 中頭千廣プロデューサーコメント
原作を手に取った最初の印象は、「こんな夫婦になれたら素敵!」でした。
もう生涯独身でもいいと思っていた私ですが、困難があっても好きな人と一緒に向き合って共に歩む知花と悟に憧れ、「この二人を映像で見たい!」という個人的な願望をそのまま原作のナナトエリ先生・亀山聡先生にお伝えしました。
ドラマ化の承諾を頂くことが出来た時は嬉しかったですし、背筋が伸びる思いがしたのも事実です。というのも「発達障害」についてどう描くのかがこのドラマの大きなテーマのひとつだからです。ドラマ化に当たり調べれば調べるほど、自分が何も知らなかったことに気づかされました。そして、今まで知らず知らずのうちに誰 かを傷つけてしまっていなかったか怖くもなりました。
発達障害の特性の中には自分にも当てはま る物があると感じるところがあります。誰にでも苦手なこと・得意なことがある。同じだと言えば当事者の方は「そんなに簡単な事じゃない」と思われるでしょう。それほど、社会との壁はまだまだ大きいのだということも分かりました。
忘れ物が多かったり、マルチタスク(一度に二つ以上のことをすること)が苦手だったり……。でも、そのせいで友達関係や仕事がうまくいかないとなると、毎日立ち行きません。対処しようにも自分のことを客観的に見ることも難しくヘトヘトになります。これだけでも大変です。
また発達障害の特性は百人いれば百通りで、ドラマで表現する難しさも感じています。主人公の知花の特性がすべての人に当てはまるわけではありません。それでも、知花の目線、そして知花と人生を歩む夫の悟の目線を通して、発達障害の認識を少しでも変えることが出来たのなら本当に嬉しく思います。
“見えない障害”ともいわれている発達障害。きっと、「知らない」から「見えない」のだと思います。誰 もが触れることのできる地上波のテレビだからこ そ、このドラマが「知る」きっかけのひとつになれば、これ以上の幸せはありません。そしてなにより、二人 の温かい日常を楽しんで頂けたら幸いです。
主人公の知花役は、百田夏菜子さんに演じて頂きます。描くテーマは深いですが、百田さんの持ち前 の明るさと前向きなエネルギーで、この物語のテーマを一人でも多くの方に届けられれば嬉しいです。

■ TVドラマ「僕の大好きな妻!」
放送日時:2022年6月4日(土)~毎週土曜日23:40~24:35
原作:ナナトエリ/亀山聡「僕の妻は発達障害」(新潮社 月刊コミックバンチ連載中)
企画:市野直親(東海テレビ)
脚本:池谷雅生、畑中みゆき 他
演出:天野千尋、阿部雄一、倉木義典、畑中みゆき
プロデューサー:中頭千廣(東海テレビ)、松本圭右(東海テレビ)、浦井孝行(アップサイド)、小俣絵梨(アップサイド)
制作:東海テレビ

同感!~文科省、全新任教員に「特別支援学校で複数年経験」求める通知~

2022-04-06 19:57:45 | 特別支援
文科省から出された通知について、下記のような意見が書かれていました。
自分も同様に思います。障害の有無に関係なく、一人一人を大切にしていく観点で接することのできる資質を高める切っ掛けにしたいですよね。


専門家、とまではいかなくても、特別支援学級の経験がある通常級の先生方の考え方には学びがあります。子どもに寄り添うことが得意な先生が多いからです。
これまでの学校にあった厳しい躾とは違うところもありますが、子どもたちが納得してルールを守ろうとしたり、人との繋がりや相互の許容を大切にしたりと、現代の世の中に必要な生き方を伝えられる方ばかりでした。

そう考えると、特別支援経験がある先生方を増やすことは、多様な子どもたちへの理解には必要ではないかと思うようになりました。

若手の頃は、ベテランの先生方による特別支援級への偏見のある発言を聞いていたので、担当することへの不安はありましたが、経験を積んだ今、全ての子どもたちのために、特別支援の経験が必要であると感じました。
ですから、若手の先生方も安心してください。特別支援の経験は、すべての子どものためになります。

子どもたちを犠牲にしないで!

2022-03-01 19:09:35 | 特別支援
特別支援学校で3740教室不足、職員室を転用も 文科省調査

3/1(火) 17:00配信・毎日新聞

 文部科学省は1日、全国の公立特別支援学校で2021年10月現在、3740の教室が不足していたとする調査結果を発表した。近年、特別支援学校に通う子どもは急増し、教室を間仕切りで分けたり、音楽室などの特別教室や職員室、体育館などを転用したりする緊急措置が広がっている。

 文科省は①緊急措置で作った教室のうち、音が漏れるなどして授業に支障があるため、このまま放置できない教室②今後の児童・生徒の増加を見越して整備が必要な教室――を合わせた数を「教室不足」と定義。都道府県を通じ、全国の公立特別支援学校1096校の21年10月現在の状況を調べたところ、①は2860室、②は880室あった。

 文科省は19年5月時点でも今回と同じ調査をしている。当時の「教室不足」は3162室だったため、今回は数字上は、578室増えて「悪化」したことになる。ただ、不足数が急増した自治体の中には、今回から特別教室を計上するなど、カウント方法を変えたところもあり、前回との単純比較は困難とみられる。

 文科省は、廃校舎などを特別支援学校に転用する場合、整備費に対する補助金の比率を引き上げるなど、教室不足の解消を促している。

不登校回避に向けて

2022-02-27 17:00:46 | 特別支援
中学生「25人に1人」が不登校…調査では明らかにされない「発達障害で不登校」の子どもたち

2/27(日) 11:31配信・幻冬舎ゴールドオンライン

発達障害の可能性…小学校で7.7%、中学校で4.0%
調査では結果としてはっきりと出てきていませんが、昨今、不登校の要因のひとつとして考えられるようになっているのが「発達障害」です。発達障害は、「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能の障害」と発達障害支援法で定められているもので、その他とは厚生労働省の省令で定められている、吃音やトゥレット症候群、選択性緘黙が含まれるとされています。

発達障害の可能性があるといわれているのは、小学校で7.7%、中学校で4.0%(文部科学省『障害児通所支援の在り方に関する検討会』第1回資料)。それほど珍しいことではありません。しかし診断がされずに、「周りとは少し変わった子」というまま、環境に馴染めなかったり、ときにはいじめにあったりして、不登校になるケースがあるといいます。

親としても「発達障害」と診断されることに不安を覚え、医師の診断を受けずにいるケースが多いといいます。発達障害は適切な支援を行い、子どもの特性に合わせて得意なことを伸ばし、苦手なことを補うことで、生活をするうえで支障は少なくなります。我が子が発達障害と受け入れることは覚悟のいることですが、少しでも「生きづらさ」を低減させるためにも、まずは相談しやすいところに尋ねてみてはどうでしょうか。

お薦め書籍~より良い支援に向けて~

2022-02-17 19:54:37 | 特別支援



内容紹介

特集1では、新型コロナウイルスがもたらした多様な影響を扱う。発達障害児への心理的影響、教育現場や社会の変化、障害者福祉施設の状況、地域福祉の課題等を取り上げる。特集2では、少子化問題を障害者福祉の観点から考察する。

◆目次

まえがき
『発達障害白書2022年版』における「発達障害」の表記と定義の統一について


【第1部 特集】

1 新型コロナと多様な影響
Section1 コロナ禍における教育と社会
Ⅰ コロナ禍が子どもに与えた心理的影響
Ⅱ コロナ禍とこれからの教育
Ⅲ 新型コロナと社会の変化
Section2 コロナ禍と地域福祉の状況
Ⅰ 障害者福祉施設が受けた影響
Ⅱ コロナ禍で大切にしてきたこと――感染拡大の中で守り抜いたもの
Ⅲ 地域福祉の課題

2 少子化とその対応
Ⅰ 少子化の現状
Ⅱ 少子化への対応と課題


【第2部 各分野における2020年度の動向】
第1章 障害概念
Ⅰ 発達障害を多角的に捉える
Ⅱ 発達障害研究の最前線
Ⅲ 発達障害と多職種連携の必要性
Ⅳ ひきこもりと発達障害
Ⅴ 発達障害と誤診の危険性について
■時の話題■
臨床の場で感じる子どもの変化
自閉症は津軽弁を話さない

第2章 医療
Ⅰ 発達障害は精神疾患か? 神経疾患か?
Ⅱ メラトニン製剤(メラトベル)の承認販売
Ⅲ 発達障害児への新型コロナウイルスワクチン接種について
Ⅳ コロナ禍における発達障害児の親子のQOL
Ⅴ ADHDと脱抑制型対人交流症
■時の話題■
コンサータ処方の登録制について
発達障害児のマスク着用について

第3章 子ども・家族支援
Ⅰ コロナ禍で発達障害の子どもとその家族をどう支えるか
Ⅱ 子どもの自殺と発達障害――子どもの自殺者数、過去最悪
Ⅲ 障害のある子どもの家庭と「コロナ休校」
Ⅳ 発達障害と睡眠
Ⅴ 児童養護施設の現状――虐待と発達障害の視点から
■時の話題■
散髪が苦手な子のヘアカット――10年の経験を絵本に
放課後等デイサービス報酬改定――医療的ケア児への支援を強化

第4章 教育:特別支援学校の教育
Ⅰ コロナ禍の特別支援学校の教育――現状と今後に向けて
Ⅱ 感染ガイドラインに基づく教育活動の展開
Ⅲ 新型コロナウイルス感染症拡大防止による臨時休業期間下における特別支援学校と今後の役割
Ⅳ コロナ禍での授業研究と成果公開
Ⅴ コロナ禍における交流及び共同学習
■時の話題■
コロナ禍の知的障害特別支援学校の現場から
コロナ禍の肢体不自由特別支援学校の現場から

第5章 教育:小・中学校等での特別支援教育
Ⅰ 未曾有の事態への対応、そして教育の確かな前進
Ⅱ コロナ禍における小・中学校等での特別支援教育の現状と課題
Ⅲ 特別支援学級における自立活動の指導と障害のある外国人児童生徒等の在籍状況についての現状と課題――令和2年度全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会調査より
Ⅳ コロナ禍における特別支援学級の教育――体育・保健体育を中心に
Ⅴ 特別支援学級における各教科等を合わせた指導
■時の話題■
GIGAスクール構想下の特別支援学級
小学校特別支援学級における外国語教育

第6章 社会参加
Ⅰ 新型コロナウイルス感染症と社会参加
Ⅱ オンラインによる作業活動支援
Ⅲ 障害者と高齢者が自然と交わる居場所づくり
Ⅳ 知的・発達障害のある人の文化芸術活動
Ⅴ ウィズコロナ時代の余暇・外出支援
■時の話題■
動物園で「クワイエットアワー」の定期実施へ(愛知県豊橋市)
地域からアートとの出会いを立ち上げる

第7章 住まい
Ⅰ コロナ禍で変化する地域での暮らし、住まい
Ⅱ コロナ対応と入所施設の在り方――BCPの視点から
Ⅲ コロナ禍における重度障害者の地域での暮らしの変化
Ⅳ コロナ禍におけるグループホームのこれから
Ⅴ 障害児入所施設の「過齢児」の課題
■時の話題■
社会福祉連携推進法人の現状
障害のある方の暮らしを支える摂食嚥下指導の実際と課題

第8章 地域での暮らし
Ⅰ 地域での暮らしに必要な社会資源
Ⅱ 地域生活支援拠点の実際
Ⅲ 居住支援制度とシェアハウス
Ⅳ ピアサポーターの活動
Ⅴ 地域生活支援とコロナウイルス
■時の話題■
マイナンバーカードについて
主任相談支援専門員に期待されること

第9章 労働
Ⅰ 「コロナ禍」の中で、なお質の向上をめざして
Ⅱ コロナ禍における発達障害者雇用の取り組み
Ⅲ 施設外就労の取り組みからインクルーシブ就労の実現へ
Ⅳ 農福連携の展開と課題
Ⅴ 障害者雇用・福祉施策の連携強化に関する検討会の動き
■時の話題■
雇用障害者数、新型コロナウイルス禍でも伸張
職場適応援助者養成研修のあり方に関する研究会
農福連携技術支援者育成研修
「もにす認定制度」への期待――企業を支援する立場から

第10章 権利擁護/本人活動
Ⅰ 権利擁護の基盤整備に向けて議論が進む
Ⅱ 障害者差別解消法改正の動き
Ⅲ 成年後見制度利用促進に向けた取り組みについて――新たな展開に向けて
Ⅳ 障害者虐待の防止と対応の手引きの改訂と虐待防止研修の意義
■時の話題■
ドキュメンタリー映画「ヒマラヤの青い空と白い雪がくれたもの」
アイタイ! コロナ禍でのラブソング
知的障害のある生徒たちが硬式野球部として挑戦するのを支援する「甲子園夢プロジェクト」

第11章 文化・社会活動
Ⅰ 障害者芸術文化の促進と若者家族への支援
Ⅱ 日本博を契機とした障害者の文化芸術フェスティバル
Ⅲ 障害者のきょうだい(兄弟姉妹)のためのサイト「シブコト」
■時の話題■
震災10年、思い重ねて 高崎へ集団避難、帰還後も交流続く 知的障害者支援施設 光洋愛成園(福島・広野)
障害のある子どもの特別養子縁組

第12章 国際動向
Ⅰ コロナ禍を乗り越えて国際の視点を
Ⅱ 2020パラアートTOKYO第7回国際交流展とシンポジウム
Ⅲ 国連等の新型コロナウイルス感染症に対する障害インクルーシブな対応について
■時の話題■
コロナ禍の国際障害者デー(12月3日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ
各国の障害者情報(JD仮訳)公開進行中!
国際育成会連盟の総会、オンラインで開催

【第3部 資料】
1 年表
2 統計
3 日本発達障害連盟と構成団体名簿

あとがき
執筆者一覧