志村けんさん死去 新型コロナ治療中
2020年3月30日・東京新聞
国民的な人気を誇った「ザ・ドリフターズ」で活躍し、笑いの一時代を築いたタレントの志村(しむら)けん(本名志村康徳(しむらやすのり))さんが二十九日午後十一時十分、新型コロナウイルスによる肺炎のため東京都内の病院で死去した。七十歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行う。
所属事務所によると、二十日に病院に搬送され重度の肺炎と診断。新型コロナウイルスの陽性と判明し治療を受けていた。二十一日から人工呼吸器などを付けたが、意識は戻らず話をすることもなかったという。国内で著名芸能人が感染公表後、死亡したのは初めて。
ドリフターズの付き人を経て、一九七四年にメンバーに加わり、テレビ番組「8時だヨ!全員集合」に出演。出身地の東京都東村山市の「東村山音頭」をコミカルにアレンジしてヒットさせた。ドリフのメンバー加藤茶さんとの「ヒゲダンス」や「カラスの勝手でしょ」のフレーズが受けた「七つの子」の替え歌などが次々とブレーク。幼い子にも伝わる分かりやすいギャグで人気者になった。
顔を白く塗った「バカ殿様」、顎の下で手を横にした「アイ~ン」など数々の芸を生み、「志村けんのだいじょうぶだぁ」など自身の冠番組を数多く手掛けた。八〇年代以降、ビートたけしさんや明石家さんまさんらが台頭した後も、コント一筋で独自の地位を築き、長く一線で活躍した。
映画「鉄道員(ぽっぽや)」では俳優として存在感を発揮し、二〇〇六年からは舞台「志村魂」で一座を率いた。出演中のテレビ番組に「天才!志村どうぶつ園」など。著書にエッセー「変なおじさん」などがある。
三十日放送開始のNHK連続テレビ小説「エール」に作曲家の役で出演が決まっていた。入院後、主演する予定だった映画「キネマの神様」への出演を辞退していた。
2020年3月30日・東京新聞
国民的な人気を誇った「ザ・ドリフターズ」で活躍し、笑いの一時代を築いたタレントの志村(しむら)けん(本名志村康徳(しむらやすのり))さんが二十九日午後十一時十分、新型コロナウイルスによる肺炎のため東京都内の病院で死去した。七十歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行う。
所属事務所によると、二十日に病院に搬送され重度の肺炎と診断。新型コロナウイルスの陽性と判明し治療を受けていた。二十一日から人工呼吸器などを付けたが、意識は戻らず話をすることもなかったという。国内で著名芸能人が感染公表後、死亡したのは初めて。
ドリフターズの付き人を経て、一九七四年にメンバーに加わり、テレビ番組「8時だヨ!全員集合」に出演。出身地の東京都東村山市の「東村山音頭」をコミカルにアレンジしてヒットさせた。ドリフのメンバー加藤茶さんとの「ヒゲダンス」や「カラスの勝手でしょ」のフレーズが受けた「七つの子」の替え歌などが次々とブレーク。幼い子にも伝わる分かりやすいギャグで人気者になった。
顔を白く塗った「バカ殿様」、顎の下で手を横にした「アイ~ン」など数々の芸を生み、「志村けんのだいじょうぶだぁ」など自身の冠番組を数多く手掛けた。八〇年代以降、ビートたけしさんや明石家さんまさんらが台頭した後も、コント一筋で独自の地位を築き、長く一線で活躍した。
映画「鉄道員(ぽっぽや)」では俳優として存在感を発揮し、二〇〇六年からは舞台「志村魂」で一座を率いた。出演中のテレビ番組に「天才!志村どうぶつ園」など。著書にエッセー「変なおじさん」などがある。
三十日放送開始のNHK連続テレビ小説「エール」に作曲家の役で出演が決まっていた。入院後、主演する予定だった映画「キネマの神様」への出演を辞退していた。