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東京五輪の影響~えっ 小江戸花火大会も?!~

2020-01-22 21:35:14 | 季節行事
五輪で夏祭り開催危機 警備の人員不足、中止の動きも 埼玉

1/22(水) 7:55配信 ・産経新聞

 今夏開催の東京五輪・パラリンピックで、県内各地の夏祭りや花火大会など恒例行事の開催が危ぶまれている。五輪・パラでは県内の競技会場警備に大勢の人手が必要で、地元行事に振り向ける余裕がなく、中止に追い込まれるケースも。「『世紀の祭典』だから中止は仕方がない」「伝統ある神事の祭りなのに、なぜ中止なのか」。関係者の間では開催の是非をめぐり賛否が渦巻いている。

 さいたま市北区で昭和59年から毎年夏に開催している伝統行事「中山道みやはらまつり」の実行委員長、畔川(あぜかわ)清和さん(70)は「今まで一度も中止したことはないが、今年の開催は厳しい」との見方を示す。

 昨年6月、県警側から「五輪対応があるため、祭りには最低限の人手しか出せない」と伝えられ、実行委内で対応を検討してきたが、開催を強行した場合、参加者の安全確保は難しいという意見が多い。

 県内では、すでに中止に踏み切った祭りもある。「関東三大七夕祭り」の一つで毎年夏開催の「入間川七夕まつり」(狭山市)は、市内で東京五輪のゴルフ競技が開催されるため、警備上の課題を考慮して昨年末、中止を発表した。
   
 さいたま市の「浦和まつり」「大宮夏まつり」 ▽川越市の「小江戸川越花火大会」 ▽三郷市の「みさとサマーフェスティバル花火大会」-など複数の恒例行事も、中止を視野に検討している。

 背景には、県警が五輪対応を優先するため、地域の祭りに警察官を派遣するのは困難という事情がある。県内ではサッカーやバスケットボールなど4競技が開催される。県警オリンピック・パラリンピック対策課によると、県警は競技会場や聖火リレーの警備に過去に例をみない数の人員を動員するという。

 ただでさえ人手不足の状態で、地元の祭りに警察官を派遣すれば「通報対応など通常業務に支障をきたしかねない」(県警幹部)というわけだ。

 民間の警備員が人手不足に陥るのも避けられず、これに伴い警備費の高騰は必至。全国警備業協会の担当者は「五輪に向けた建設ラッシュで、現時点でも慢性的に人手が不足している。大会直前は、さらに拍車がかかるだろう」と指摘する。

 県外から大勢の観光客を呼び込み、地域の絆を再確認する地元の伝統行事が中止に追い込まれる事態について、県観光課の担当者は産経新聞の取材に「祭りが中止となった場合でも、国内外にその存在をPRすることで、来年以降に足を運んでもらえるよう取り組みたい」と話している。


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