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2022-03-01 19:09:35 | 特別支援
特別支援学校で3740教室不足、職員室を転用も 文科省調査

3/1(火) 17:00配信・毎日新聞

 文部科学省は1日、全国の公立特別支援学校で2021年10月現在、3740の教室が不足していたとする調査結果を発表した。近年、特別支援学校に通う子どもは急増し、教室を間仕切りで分けたり、音楽室などの特別教室や職員室、体育館などを転用したりする緊急措置が広がっている。

 文科省は①緊急措置で作った教室のうち、音が漏れるなどして授業に支障があるため、このまま放置できない教室②今後の児童・生徒の増加を見越して整備が必要な教室――を合わせた数を「教室不足」と定義。都道府県を通じ、全国の公立特別支援学校1096校の21年10月現在の状況を調べたところ、①は2860室、②は880室あった。

 文科省は19年5月時点でも今回と同じ調査をしている。当時の「教室不足」は3162室だったため、今回は数字上は、578室増えて「悪化」したことになる。ただ、不足数が急増した自治体の中には、今回から特別教室を計上するなど、カウント方法を変えたところもあり、前回との単純比較は困難とみられる。

 文科省は、廃校舎などを特別支援学校に転用する場合、整備費に対する補助金の比率を引き上げるなど、教室不足の解消を促している。


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