大好きな台北に1年半ほど行ってないと気づいた瞬間、居ても立っても居られなくて、1ヶ月ほど前に飛行機予約。ワクワクしすぎて成田空港にも早めに着いた初日。
軽くランチし、いい感じの休憩エリアでスマホを充電しながら出発を待ちました。この日、東京の最高気温は5℃予報で、しかも雨。台北も雨マークついてたけど、少しでも暖かい場所へ行けるだけでも幸せだから問題なーい。



今回の飛行機はスクート。搭乗ゲートで待っていると、15分くらいずーっとタイガーエアで高雄へ行く乗客を探す地上係員さんが。最終案内のアナウンスも何度も流れてたから、『これはもしやチェックインだけして搭乗しないパターン?係員さんも大変だなー。』と思ってたけど、私たちの搭乗が始まってしばらくすると、な・ん・と、タイガーエアの航空券を手にした男性客がスクートのカウンターに‼️確かに色は似てるよ。スクートはイエローで、タイガーエアはオレンジ。だけど、行き先違うし、さっきから散々、あなたのお名前、放送でお呼び出しされてたのにっ。大慌てでタイガーエアのゲートに走って行ったけど、あのおじさん、間に合ったかな?


そんな他人の心配をしつつ、機内へ。席に座って窓から外を見る。あれ、なんだかこの感じ、つい最近も目にしたぞ。かろうじて地面が見える席。キャリアも行き先も飛行機の大きさも違うけど、ウラジオストク行きの飛行機の席もこのポジションだったんじゃ。

なんてプチ感慨に浸ってたら、後ろの席からプシューと缶を開ける音が。まだドアも閉まってないけど。いや、その前にスクートはLCCですから。。。と私の心の中の叫びをかき消すかのように「かんぱーい!」と、浮かれた女性の声。しかも、よく通る声の持ち主たち。「あーっ、美味い!」「おつまみもあるよ」なんて、早くも宴会モード。いやいや、さっきアナウンスあったから!持ち込んだアルコール飲料は開けないでくださいって。聞いてるはず、ないですよねー😅。まさか、今から4時間ほど、背後で宴会が繰り広げられちゃうのか。とほほ〜。
と思っていたら、CAさん現る。「持ち込んだものを飲むのはご遠慮いただいているんですよ。2本目もあるなら、開けないでくださいね。」「そんなこと書いてありました?」とたてつく背後の乗客。てっきり、そのまんまCAさんがビールを回収してくれるからと思いきや、「他のスタッフにまた何か言われるかもしれないですけど、それだけ早めに飲んでしまってくださいね。」
おいおーい、押し切られてるやん。しかも、良い気分でますます背後の人、声のボリュームが大きくなってきた。「気持ち良く飲んで、あとは寝て行こうと思ったのにさー。」などと、2本目を飲めない残念さを大げさにアピール。私、せっかく本持って来て読もうと思ってたのに、全然頭に入ってこなーい。私の集中力、完敗

で、私の2つ隣の席から発せられた、新たなプシュー音で目覚める。ペットボトルカバーで巧みに隠されてる缶を口元に運ぶ、ついさっきまで寝てたはずの、つば広帽子を深々とかぶった女性。こちらは明らかに確信犯‼️ここにも飲兵衛がいたか。これが機内じゃなくてオセロの盤面なら、確実にひっくり返されてます。
そんな酔っ払い天国の飛行機で始まった旅、わずかながら不安を感じながらの出発でした。