横浜にまた一つ、ギャンブル施設ができた。「ボートピア横浜」という、競艇の場外舟券売り場だ。 野毛の場外馬券売り場「ウインズ横浜」、桜木町駅前の場外車券売り場「サテライト横浜」に続く“場外”ということで、競馬・競輪・競艇の御三家が揃い踏みしたのである。 この施設内に食堂があることは以前から知っていたが、なかなか探検する機会がなく今日まできてしまった。 ところが最近、この近くまで仕事で出かける機会があり、思い切って入ってみることにした。 そこで出迎えてくれたのが、冒頭(ボートー)のボート。なんちゃって。 入口にはカラフルなコインロッカーもある。一白二黒三赤四青五黄六緑。さすがギャンブル場だけあって、扉の色が枠色になっている。両サイドの薄い水色はレース場の水面を表しているのだろうか。 ところで競艇についてご存知の読者は、どのくらいいらっしゃるだろうか。私は馬主だったこともあって競馬については多少知っているし、訪れた競馬場も数多い。 競輪についても、自転車ツーリングが好きだったことから、ときどき競輪場に足を運んでいたので、少しは理解している。 しかし、競艇にはなじみがない。しくみが皆目分からないのだ。 この「ボートピア横浜」には、競艇に関するさまざまなパンフレットが置いてある。それらを手に取り調べてみた。すると意外なことが分かってきた。 あのボートは選手の持ち物だと思っていたら、そうではないのだ。あれは競艇場の備品だという。モーター(エンジン)も同様。ただし、そのモーターに取り付けるプロペラは選手が所有している。 ボートとモーターは、レースごとに抽選で各選手に振り分けられる。そのモーターにも“できのいい”機械と“イマイチ”の機械があるので、格下の選手が“できのいい”モーターを引き当てたときは、予想がたいへん難しくなるらしい。格上が常に勝つようではギャンブルは成り立たないから、このようなルールになっているのだろう。 勝負の決着について、過去の統計資料が掲載されていた。それによれば、ほとんど先行逃げ切りで決まるようだ。ボートを走らせると、後方に航跡ができる。この波の影響で2番手以降のボートは大きくスピードを落とされてしまうらしい。 スタートの仕方も競馬、競輪とは大きく異なっている。陸上でのレースの場合は、スタートラインに並び一斉に飛び出すのが当たり前の姿であるが、水上ではそうはいかない。ある一定の時間内にスタートラインからスタートすればいいらしい。 よく分からないが、そんなことを読んでから食堂へ向かった。 まず目に付いたのは、こんな駄洒落定食。今日の定食、略して今日定=競艇だって。ギャンブル場だけあって他にも「勝つ」にこだわったメニューが用意されている。 これは「勝つ丼」。私は舟券を買わなかったが、食堂内に設置されているテレビでレースを見ながら、「勝つ丼」をいただいた。少し塩分が強いのは、来場する客層に合わせているのだろうか。 まあそれでも、600円という値段からすれば、納得のいく丼ではあった。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね 「ハマる横浜中華街」ランチ情報はコチラ⇒ |
ここの前を通って「へぇ、こんなものが出来たんだ!」と驚きました。
中ではこんなものが食べられるんですねぇ。
子供の頃。
両親が競艇好きで、彼らがレースを楽しんでいる間、平和島競艇場の中でよく遊んだものでした。
子供用の公園もあって、山のように散らばっているハズレ船券もいい遊び道具でした(笑)
そういえば誰かが競技用のボートを持っていて、どこかの川で乗ってたこともあったなぁ。
すごく燃料臭い思い出です(笑)
ワシがお邪魔するようになってからは新しい記事がないのがチト残念です(笑)
子供のときから平和島競艇場で遊んでいたとは! やっぱり競馬場みたいに子供用の公園があるんですねぇ。
このボートピアを建設するにあたっては、当然、反対意見もあったようです。でも、地元に雇用が発生するとか、非合法な私設ギャンブルが減るとかいう理屈をつけて造ったそうです。
「B級グルメの食べ過ぎに注意」シリーズを読んでいただき、ありがとうございます。
近々、「その9」をアップします。