中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

中華街大通りの「謝甜記」でモツのお粥

2006年02月27日 | 中華街(大通り)
 広東省から来た謝甜さんが1951年に開いたお店で、謝甜記という店名は創業者の名前に由来しています。現在は2代目が経営。
 1階席の定員は30人ほど。真ん中には大きなテーブルがあり、一人客だと大抵はここで相席です。土日やシーズン中には行列ができることでも有名。これはほとんどが観光客で、注文の半分以上はお粥だとか。
 
【お粥メニュー】
モツ粥 683円 サカナ粥 683円 レバ粥 683円
玉子粥 683円 豚肉粥 683円 牛肉粥 683円
三鮮粥 788円 エビ粥 788円 貝柱粥 945円

 
 以前、ご主人にお粥の作り方を聞いたことがあります。中国のお粥というのは、米1に対し水を10入れて、早朝からグツグツと煮ているそうです。だから米粒がほとんど原形を留めていません。また、ダシの入っているのが特徴で、味にコクがあります。これに揚げパン(油条)を浮かべ、トロトロとなったところを一緒に食べると、なかなか美味しい。
 さて、ここで問題。写真は何のお粥でしょうか。
 実は見ただけでは分からないのです。中に入っているものを穿り出すと判明します。これはレバのお粥でした。

 並んででも食べたい謝甜記のお粥。ならばお持ち帰り用のお粥を作ってしまおうと考えたのが2代目です。といっても、お鍋に入れてもらい、それを持ち帰るというのではありません。真空パックに詰めて販売を始めたのです。1986年のことでした。

 1990年ごろ、マイカル本牧に謝甜記のパブができたのを憶えています。一度だけ食べに行ったことがありましたが、数年で消えてしまったようです。あそこは立地条件も良くないし、無理があったのかもしれません。
 でも、現在は中華街上海路に謝甜記弐号店が出ています。こちらも基本はお粥店です。本店で捌けない行列を、こちらで吸収しているようです。

横浜中華街探偵団のホームページ「ハマる横浜中華街」へ
 

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「北京飯店」にてランチ そ... | トップ | 香港路の路地裏「梅蘭」で梅... »

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご存知ですか? (Hamako)
2006-10-23 04:39:23
いつも参考しています(*^_^*)

真っ赤なクリスマスちっくな外観、

そしてサンタクロース、けっこう謎です。

もし知っていたら教えて下さ~い☆
返信する
サンタクロース (酔華)
2006-10-23 21:06:00
 Hamakoさん、コメントありがとうございます。こちらも「横浜遊楽」、参考にさせていただいています。

 謝甜記のサンタクロースですが、中華街発展会のメールマガジンにこんなことが書いてありました。

 『これは謝甜記がサンタクロースのように全世界に知られ、みんなに喜ばれる存在になれるようにとの願いが込められているとか。初代が当時向かいにあったバーのクリスマスの飾りとして置かれたサンタクロースの看板をもらってきたことから始まったそう』

 当時、向かい側にあったバーと言うのは「ノーブル」です。中華街には外人バーが多かったので、クリスマスシーズンともなればサンタさんが飾られていたんでしょうね。
返信する
お返事、有難うございます☆ (Hamako)
2006-10-24 01:26:18
こんばんは☆酔華さん

ご訪問&足跡、有難うございました。

さすがですね!中華街のことは何でもご存知です。

お陰さまでスッキリしました。

また、わからない事があったら教えて下さい(*^_^*)
返信する

コメントを投稿

中華街(大通り)」カテゴリの最新記事