B&B&B

回り道を全力疾走

ポール

2008-05-20 22:38:57 | 未分類
最近めっきりブログをうつ回数が減りましてすみません。

あまり、吐き出すことが無いわけではないのですが、今は別にはけ口があるのでしなくてもいいくらいになってしまっています。

今日はポールがシアトルに帰ってしまいました。(あとイニーゴも)

始めの2,3ヶ月はなんか付きまとわれている感じで嫌なときもありましたが、
帰ってしまうと実感し始めると、寂しくなる自分を感じました。

何かと気を使ってくれて、手伝ってくれたり、助けてくれたポールに何もしてあげられないまま、分かれてしまったことが少し心残りでもあります。

ポールからもらった二条城のお土産の記念メダル。僕の名前入りです。

今はこれを見るたびに切なくなります。

一年間留学生と一緒に生活して一番思いいれがあり、罪悪感が残る相手でした。


まだ、会って間もないころ、『タカはいつも哀しそうな顔をしている』と言われたことがずっと記憶に残っています。

英語ではすらすら話せるのに日本語になるとうまく言葉に出来ないもどかしさと戦いながら、約10ヶ月日本で戦い続けた留学生達。

僕は彼らのために何かしてあげられたかと思い返すと、自分の小ささに涙が出そうです。アドバイザーという立場のときでも、いつも彼らに教えられてばかりで、そんなかれらに励まされて、過ごしてきました。

同じ場所で、いつもと同じような過ごし方でも、外国人を巻き込むことで、
また違った日常になる。いつもと同じ景色も、違うように見える。
いつも謙虚な気持ちでいられる。自分の当たり前、常識をいつも打ち破られる。

出会うのはいつも、何に対しても驚く感動の原石と、そんな感動を日常的にこんなものだと決め付け、感動に気づかず踏みにじってしまっている小さな自分。


あまり言えなかったけど、本当にありがとう。日本に来てくれて。

また、今年も僕は留学生の相手をすると思います。

1年生のときからずっと関わり続けて、今も留学せずにこんなことを続けている日本での国際交流。
飽きずに、やっていきたいと思えるのは、彼らが日本のすばらしさを教えてくれるからです。


帰り際に、携帯の解約うんぬんを全て押し付けられても、ぎりぎりになって乗る電車間違えて走る羽目になっても、彼らが日本刀を持ち帰ろうとして警察に尋問されても、なんやかんやで、金銭的にも精神的にも時間的にも費やしてもおつりがくるほどの大切な付き合いなんだろうと思います、僕には。