アニメで、カッコいい男の子が「世界が平和でありますように」と口癖のように呟くシーンがある。
コレはいいかもと思った私も是非使ってみよう!と思ったが、
なんか、普通の冴えない一般人がこのフレーズを用いると、なんだか理想郷を崇拝する宗教のようで、気持ち悪く感じることに気がついた。
きっとこれは「世界」と「平和」という2つの言葉の定義が漠然としており、特に「平和」には主観的な意図が含まれていためではないだろうか。
私たちの「世界」も彼らの「平和」に侵されてしまうのではないかという不安と抵抗感が起きてしまう。
ここで、一つ言葉を付け加えてみよう。
僕の世界が平和でありますように。
なんとも、自己中心的な意味にもとれるが、自分の中だけで完結している分だけ、安心感がある。
君の世界が平和でありますように
これだと、なんとも優しい言葉になると感じるのは、僕だけだろうか。
他の世界観、価値観を尊重し、その平穏を祈る。なんとも謙虚な心構えで、器が大きく感じる。
是非とも、使ってみよう。
君の世界が平和でありますように。