りゅういちの心象風景現像所

これでもきままな日記のつもり

お掃除、あるいは心の浄化作戦!(2)

2021-10-22 05:30:38 |  日 記 

尊敬するある方からの助言に、最初は面食らった。

 

「まずはお掃除からはじめてみてはいかがですか?」

 

語り口はやさしく、仰ることは簡潔。

その簡潔さが、考え抜かれた末のある種の到達点から発せられていることを、

いままでだって何度も思い知らされている。

 

いろんなヒントは与えてもらっていて、自分なりに考える。

ああでもないこうでもないと紆余曲折を経て、あっ!っと光が見えたと思うと、

実は先生が最初に、にこやかに仰っていたことだった。。。

震えるほど感動的な瞬間に何度も立ち会っている。

当のその方が「まずはお掃除から。。。」と仰る。

正直、一瞬、キョトンしてしまった。

なんとなく、自分がいま抱えていることに対して、

「お掃除」というアクションはなんだかものすごく遠い感じがしたのだ。

だが、ここは自分の感情にこだわって、強情をはる場面ではない。

感情にこだわる、むしろこれが問題なのだ。

先生のアドバイスをとにかく信じることにした。

それが8月初めごろのこと。

 

「お掃除」とか「お片づけ」とか、そういうことなら、これはよくよく知っているつもりでいた。

けれども、一度、ある種のレベルを突破すると、なるほど、「お掃除」が心に及ぼす影響は

僕が当初想像していたことなんか、てんで問題にならない深さにまで達する。

この奥深さは、いったいどれほどの深さにまで達するのか?

わが身のことながら、いまだに底は見えないのだけれど、

少なくとも、片付けて、キレイに磨いた分だけは、見通しがよくなってきてる。

これは「そういう気がする」というものではなくて、文字通り、

スッキリと見通せるようになるのだ。

これには正直、驚いた。

最初の想像、あるいは自明と思い込んでいること。

それはただの決めつけに過ぎない、ということになる。

 

例えば。

それなりにお掃除はしていても、習慣の故に見落としていた部分などはある。

見ないようにして、過ごしてきた部分さえある。

あらためて見直すと、どうしていままで放っておいたのか?

驚くほど汚れていたりする。

反省する暇があったら、まずをこれをキレイにしてみろと。

なるほど。

 

ただ、簡単ではない。

たかだか十数年、住んでいたというだけで、こびりついたりすることがある。

よし!と、これに取り掛かる。

時間をかけて満足いくまでキレイにすると、今度は、そのすぐそばの、

いままでそんなに問題に感じなかった部分が、少し、くすんで見えてきたりする。

そうか。。。と思って、今度はそこに取り掛かる。

そこがキレイになると、その横の。。。という具合で、なかなかにエンドレスなのだ(^ω^ゞ

とてもにこやかに仰っていた先生のアドバイスは、その一言の射程距離がとんでもないのである。

 

もちろん、毎日はできないし、いっぺんにもできない。

基本は週一回、テーマを決めて。

まめにコツコツと。あとは気づいたときに短時間でいいから、そこだけはやる。

これをひと月やり、ふた月やり。

そうこうするうちに、劇的な感覚の変化が起こる。

まず、見え方が変わってくる。

 

見るという感覚が変わってくると、気づくことが変わってくる。

そしてそこで、あらためて考えるということを考え直してみる。

 

「まずはお掃除からはじめてみては?」

 

ここにきて、ようやく、この言葉の意味がわかりかけてきた気がしてきた。

だが、とにかく射程距離の長い、先生のアドバイスだ。

ここで「わかった」つもりになってはいけない。

 

実利はもちろんある。

見違えるほど、わが家の中身がキレイになってきた(*^。^*)♪

そして、さっちゃんがことのほか喜んでくれている(^ω^ゞ

 

なので、晩酌してても、お酌などが、なんだかとても丁寧なような(^ω^ゞ

ま、ここまでのところ、いいことづくめであるのは間違いない。

 

 

あ、ところで、僕は「断捨離」という言葉がだいっきらい、ということだけは言い添えておきたい。

「お掃除」、「お片づけ」をしていれば、そりゃあ、捨てるものというのは出てくるものだけれど、

僕がやっているのは断じて、「断捨離」などではない。

いちおう念のため(*^。^*)

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お掃除、あるいは心の浄化作戦! | トップ | 全然足りない(^ω^ゞ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。