お花見４回目？

上野の桜通りが通行止めになったとか。
それはたいへんなことには違いない。
だけど、東京のお花見はもとより、派手でにぎやかなお花見というものに
もともと縁遠い僕としては、そのショックでさえどこか遠い景色に感じる。
何度かは上野でお花見をしたことはある。
満開の頃のあの桜は壮観で、一見の価値は確かにある。
でも、僕が馴染んでいるお花見の景色とはまるで別趣の、
同じ名前で呼ばれる違うことのように思ったことを、
ニュースを見ていて思い出した。

お花見無しでこの季節をやり過ごせるか？
と問われれば、それは絶対ムリだわ～、とも思う。
だいぶ早めにやってきた今年のお花見シーズン。
僕らのお花見はすでに３回を数えていて、
散ってしまう前にあともう１回は行けるかな？とか、
そういうことを考えていたりもする。
日本のどこにいても、その土地ごとに花を咲かせるのだから、
そういう意味ではお花見そのものを妨げることはなにもない。

そう思ってお花見をしている人たちは、きっとたくさんいるに違いなく、
そういうところで連帯ならざる共感を覚えたりする。

たぶん、明日の(というか、今日の)お昼辺りには、
僕らは今年４回目のお花見をしているだろう。
案外、例年よりも念入りに花を眺めている
そんな気がしないわけでもない。