りゅういちの心象風景現像所

これでもきままな日記のつもり

サンソン・フランソワのラヴェル

2019-10-26 03:14:25 |  音 楽 

 

サンソン・フランソワと言うピアニストを教えてもらったときのことを

僕は懐かしく思い出す。それは個人的な秘密と呼ぶべきことなので、

ここで書くなんてことはしないけど、それまで、グールドとか、ポリーニとか、

「精密さ」や「鋭さ」の代名詞のようなピアニストばかりを聴いてきた僕にとって、

その対極に位置するような「サンソン・フランソワ」の演奏は衝撃的だった。

聴きはじめたタイミングによるところはあるかもしれない。

少年時代、学生時代を通じて聴いてきたピアノとはまるで違う演奏に、

30才になろうかという頃に出会ったので、古い時代の録音ばかりなのに、

本当に新鮮な気持ちで聴き入った。

そんな中でも僕がとびきり気に入っているのは「ラヴェル」。

 

本当に大好きなのだけど、サンソン・フランソワのラヴェルについては

辛辣な批評がかなり多いような気がする。

でも、でも。

愛され方が半端ない、と言っておきますか!

その手の批評とは正反対の側に、僕のような偏愛ぶり。。。とかそんなんじゃなくて、

「自分だけが愛しているサンソン・フランソワ」を心の中に住まわせて、

名乗りもあげずにいる人たちがたくさんいらっしゃる、そんな気がしてならない。

 

 

と、夜中に鳴らしながら、ふと思ってしまったものですから。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

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