「馬肉のうまいの、手に入ったんで!」
という連絡があって。
どうやらご実家から、いつもの馬肉が送られてきたらしく。
「これで、一杯できますね~♪」
今回は馬肉の他に、唐人菜の漬物もついてきた。
お正月にみんなで集まるときには、なますと並んで、
これがどんぶりいっぱいにどーんとテーブルに置かれるのが普通なんだとか。
九州の味がテーブルに並ぶとなれば、
お酒もなんとなく九州のを飲みたくなる。
「お!もう、夏純が出てますよ♪」
と、尾嵜シェフがめざとく七田の夏純を見つけたので、
今回はこれになった。
七田の夏純を飲むのも、回数が重ねってきて、
そうか、もう何年もこうして一緒に飲んでるんだな~と、
期せずして一緒に過ごしてきた時間のことを思ったりする。
あれよあれよと言う間に、5月も半ばを過ぎた。
「夏純」なんてお酒に手がのびているのだから、
そろそろ暑い季節が迫ってきていることは本当なのだ。
もっとも、飲むとなれば、相も変わらずいつもの調子。
基本の基本みたいなことって、そうそう変わるものではないんだな。
と言うか、変えてはいけないな、と。