りゅういちの心象風景現像所

これでもきままな日記のつもり

「ランボー」雑感

2022-04-25 21:30:00 |  映 画 
ちょっと前のことになるが、「ランボー」を観てしまった。
古い映画。なんだけど、なぜかあんまり懐かしくない。。。なんでだろ?

もともと、シルベスター・スタローンの出演する映画がとても苦手。
苦手ではあるのだが、「ロッキー」を観たあと、それとなくファイティングポーズをとってしまったという黒歴史的なことは我が身にも覚えがある(^ω^ゞ
恥ずかしいを通り越して、もはや微笑ましいくらいの記憶(^o^;)
ロッキー・バルボアの全盛期を過ぎてからを数えれば、それだって恐ろしいほど古い話になった(^o^;)
ウソでも好きとは言えないが、今となってはとても懐かしいと思えてしまうのも否めない。
そうなのだ(ΦωΦ)b
ハリウッド映画は好きではない。が、見てしまっている映画は山ほどある。
そして、否応もなしに、当時のことが思い出されることがある。
この「懐かしい」という感覚は如何ともし難い。
全然興味ないのに、やたらといろんなことを思い出させるのだ。

いわゆる「ランボー・シリーズ」がどういう経緯で大ヒットシリーズになったのか?についてはよくわからないのだけど、
気付いたらすでにシリーズ化されていて。
ほぼインフラ。
で、僕はこの「ランボー・シリーズ」が大嫌いで(^^ゞ
もっと言うと「怒りのアフガン」の頃のイメージが。。。とてもじゃないけど、耐え難い。
ちょっと調べたら、これは1988年の映画だった。

タダ券あるから観に行かない?と友達に誘われて、「タダ券」の存在に衝撃を覚えた頃。
喜んでついて行った先で「トップ・ガン」を観たときに「こりゃ、なんだろ?」と子どもながらに違和感を持ったのがそもそもの始まりだったかもしれない。
これ(ハリウッド)って、なんなの?
当時の僕はアニメ映画で盛り上がっていたし、マクロスとかを劇場で観て興奮してたり、すぐあとにはスタジオジブリなんかが勢いづいてた頃だし。
ルパン三世のカリオストロの城が僕の大好きな映画1位の座にいて、不動だな〜とか思ってた頃。
ちなみに当時の2位は天空の城ラピュタ(*‘ω‘ *)
そんな子供なので、なんかアメリカ人がケンカしたり、泣いたり、怒鳴ってたりってのを観ても。。。ねぇ。。。っていう感じだった。
幼いまでは言わないけれど、僕も若すぎだったし(^^ゞ

とは言え、当時、ハリウッド映画に対する僕の拒否反応は現在ほど顕著ではなかった。
それに「タダ券あるから」の誘い文句はなかなかに強力である。
さらに何本かのハリウッド映画を「タダ券」で観させてもらったのだが、そのうちの1本に「コブラ」があった。
「ロッキー・シリーズ」が佳境を迎え、「ランボー・シリーズ」が順調に伸びて、もうスタローンの絶頂期と言うべき時代。
だけど、僕が劇場で観たのはタダ券で誘い出された「コブラ」だけ。
あとは全部、テレビで観てる。

「シリーズ」というのはちょっとクセモノで、それだけ続くからには、続くだけの理由があるのだろう。
「ロッキー」の第一作目は、たぶん当時の12チャンでやってた土曜お昼の映画で観た。
あの時間帯に観た「ダーティハリー」なんかは記憶に鮮明だが、僕なんかは子供だったし、「ポリスアカデミー」のくだらない映画で笑っていた記憶の方が濃い。但し、「ポリスアカデミー」のストーリーは?というと、これがほとんど憶えていない(^ω^ゞ

なんでランボーみたいな映画がもてはやされたか?僕にはさっぱりわからなかったのだけど、
ものすご〜く時間がたって、たいへん遅ればせながら第一作目の「ランボー」を観たときには衝撃を受けた。
この手の映画は端から好きではない。
だけど、この「ランボー」だけは妙に心に残っている。
好きではなくても、無視することができなかった。
というか、「ランボー」と「ランボー・シリーズ」とでは、まったくの別物じゃないか!と思った。

「ランボー」を観て、全然懐かしくないと思ったのには、たぶんあからさまな理由がある。
そう思った。
あれからずいぶんと長い時間が過ぎて、時代も変わった。
「ランボー・シリーズ」は確実な過去だ。
だけど、現代のある種の構造と呼ぶべき何かは当時と全然変わっていなくて。
「ランボー」を観て懐かしいと思えなかったのは、その相変わらずの部分を確認したから。
映画の恣意的な設定も、今となっては素直に描きすぎているようにさえ見える。
最初から、いろんなことがあからさまなんじゃないか!って思うと、今現在、タレ流されている報道というのも、出来の悪いB級ハリウッド映画、そのプロモーションの域を出ない。
今現在は歴史的「時代の変わり目」ではあるけれど、まだ変わっていないように見える。
いや、見えるだけか?
「変わり目」の上での綱引きを、長らく見せられているとか?

早晩、この変化の先行きが誰の目にも明らかになるような。
そういう時代のタイミングに居合わせている気がして仕方ないのだが、「ランボー」を観ていてこんなことを考えてしまうとは、思いもよらなかったな(^ω^ゞ

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