頭の中で。。。というよりは、なんというかもう少し外側の、
どうにも「耳」が唐突に思い出したとしか言い様がない感じで、
音が鳴り出すことがある。
耳鳴りとか、幻聴とか、そういうのとは全然違う。(たぶん。。。)
思い出してしまった音を、ひとしきり鳴らしておかないと気が済まない。
「耳」が再現したがっている、そんな感覚に近いように思える。
それまでの流れとは関係なく、不意に懐かしいメロディを「耳」がおもいだしたりする。
誰かの声だったりすることもある。
どうしてだか、特定の人の声が、耳に蘇る。
ひと通り鳴り終えると、「耳」がそれでとりあえず満足するのか?
サッと鳴り止む。
もう少し聞いていたいと僕自身が思っていても、一度鳴り止んでしまえば
なかなか再現されることはない。
なので、心はすこし戸惑いながらも、
かなり一生懸命にその声を追いかけてしまったりもする。
実は、さっきその状態が訪れたので、なんだかちょっとさみしい気持ちに。
さっきはあれほどクリアに思い出せていたその声を、
いまはちゃんと再現できない。。。
「耳」が懐かしがっている?
頭ではなかなか追いかけられないことに、
「耳」の方が少しいら立っているような、そんな感じ。。。