Journal de Cochon d'inde ♪こうそん日記♪

2013年10月1日に、娘の誕生日プレゼントとして我が家に来た、可愛すぎるモルモットのこうそん(♀)の日記です。

エキゾ科の先生と少しだけ話をしました

2023-07-03 18:02:02 | ゼリー
ゼリーのお遺体はこうそんと同様に火葬にするつもりなので、お遺体を引き渡すためにエキゾ科に行く予定です。
その時に、念のためモルのお尻の状態も見てもらおうと思い、今朝、お遺体の件で連絡をしながら、今日の午後で予約したい希望を述べたところ、緊急性が低いことと、月曜日でおそらく患畜が多いため今日は無理、明日の朝11時でと言われ、予約を取りつけました。

が、朝だとあわただしいし、何か「やり残したこと」があったらすぐに遅刻してしまう時間であることに気づき、午後になるのを待ってもう一度電話しました。

朝は、受付業務も担当している動物医アシスタントの女性が電話に出たけれど、午後は、土曜日にゼリーを診てくれた先生が出ました。
予約時間変更の件は快諾してくれて、午後の5時半になりました。この先生ではなくて、奥さんである女性の先生が担当とのこと。先日モルのお尻を診ていただいたのはこの女性の先生の方だったので、経過観察的な意味合いからちょうどいいかなと思いました。

その時に、ゼリーがなくなったと言ったら「聞きました。土曜日の午後に亡くなってしまったそうですね。朝来た時はもう、かなり悪い状態になっていたから・・・」と言っていました。ひと目見て「これは、もう死に向かっている状態です」と言っていたことと、レントゲン撮影を含めた診療と、できるだけのことをやりますと医療処置をしたうえで「予後は良くないです」と言っていたことから、おそらく先生にとってはどちらかというと「やはり、だめだったか」という気持ちの方が強かっただろうと思います。

そのうえで「あの状態(肺水腫)の状態になった原因は、(感染症よりも)心臓系の可能性の方が強いですよね」と聞いてみたら、すぐに「そう思います。おそらく心血管系、心不全が原因だったと思います」と答えてくれました。
先日、やっても仕方ない事ではありますが、原因は感染症(風邪など→上気道炎/肺炎)か、心臓系かと自分で考えてみましたが、感染症なら風邪の時の症状がまず出ていたはずです。そして、ゼリーよりも高齢かつお尻が痛くいモルにもそれが感染している可能性が高い。でもそれがない。心臓系と考えると、左心不全により駆出率が低下し、血液の水分が肺に溜まってしまった、風邪などのような症状がなかったこともこれで説明がつくので、勝手に「おそらく心不全が原因であろう」と仮説を立てていましたが、先生も同意していたので、おそらく原因はそれでしょう。

モルモットの心臓のケアは、難しいのではないかと思われます。できたとしてもまずは肺水腫を何とかしなければならなかったので、炎症を止めるための抗生剤と、たまった水を出すための利尿剤を投与したのだと思います。

その「心不全」は、いつ起こったか、だいたいの見当は付きますか(肺水腫の状態から)と聞いたら、「それは分からないが、一回の心不全(が命取り)だったかもしれません」と仰っていました。
今までの安定した健康状態を考えると、おそらく「一回の心不全」だったのだろうと思います。

あまり長くあれこれ質問してもご迷惑だろうと思い、それで切り上げました。

ゼリーは、体重は860g前後を推移しており、ビタミンCが欠乏することもなく、テラスに上り下りして元気でした。
レントゲンで、膀胱に結石がなかった点については、良かったと思えました。
あくまで仮説ではありますが、肥満や糖尿病?などの生活習慣病などが一切なく、前兆もみられなかったゼリーが「一回の心不全」が原因でこんなに早くお別れとなってしまったことに、本当に残念でたまりません。

でも、自責をしやすい今の時期でさえ「私(お世話、症状が出ていたのに気づかなかったなど)が至らなかったことが何らかの原因となった」とはどうしても考えにくく、私が自責しないようにしてくれたゼリーの、優しさと愛情を感じます。

言っても仕方ないし、いつかまた会えるのだから、泣かなくてもいいのだけれど、でも、ゼリーに今会いたいよ。
キッチンに立っても、ゼリーが隠れ家からすぐにガサガサと出てきて、でもお食事がなかなか出てこなかったら、牧草の方に行くけれど、牧草が食べたいわけではないのだからすぐにケージのふちにきて様子をみて、出てきそうもないからまた牧草の方に・・・と行ったり来たり、最終的にはテラスに行き、昇って体を伸ばしてプレッシャーをかけてきたゼリーの姿が見えないことや、歩く音や、ぷいーぷいーと野菜をねだる声を聞くのが当たり前になっていたから、今日、何の音もしなくて、ものすごく静かで、とってもとっても寂しかったよ。(モルは、野菜の準備が完了して持っていくまで、隠れ家で待機していることが多かったです。でも、最後の方になると、ずっとゼリーが行ったり来たりしていたことにより「もうじきだ」と判断して、ゼリーに加わってケージのふちでゼリーと並んで待機していました。が、今はゼリーがいないので、持っていくとやっと隠れ家から出てくるという状態です)

これにも、いつか慣れるのかなあ…

苦しむ時間が少なかったし、前日のお昼まで元気にお野菜も食べ、夕方ごろまでは牧草やペレットなども十分食べていて、実際に全然食べられなくなったのは多く見積もっても7月1日2時30分ころ(チモシーの穂を5~6個食べた後)から、7月1日15時(それでもキュウリはその状態でも自分でクンクンとにおいをかぎ、ほんの少しだったけれど、しゃり、しゃりと食べれたね)までと、決して短くはないけれど、それでも「食欲がなくなってから、翌日にはあっけなく」という状態だったと思うので、最後の最後までちゃんと食べることができたのだから、それだけが救いかなと思います。

でも、まだまだ若く活発なゼリーがガサガサ出てくる音とか、すたっとテラスに上がり、カリカリカリ・・・と食べて、牧草をシュッシュッと引き抜いては、穂の部分を食べたり、お水を飲んだりする音がないから、ものすごく静かで、寂しさが心に堪えます。

仕事上で、この頃合併症として心不全についての記述を読むことが多かったのですが、あくまで「他人事」でした。

優しく賢いゼリー。まだまだ後になるけれど、いつか虹の橋に行くから待っていてね。
いつかまた会えると信じていても、この静寂に耐えられないよ。