Journal de Cochon d'inde ♪こうそん日記♪

2013年10月1日に、娘の誕生日プレゼントとして我が家に来た、可愛すぎるモルモットのこうそん(♀)の日記です。

ゼリーが旅立ってから1週間が経過しました

2023-07-10 02:08:37 | ゼリー
1週間は長いようでいて短いです。

この1週間、自分自身はもう涙も枯れ果てたと思っていてはまた号泣の繰り返し。
最初の4日間ほどは睡眠時間3時間、その後4時間。これはもう、寝られるだけましだと割り切っていますが、さすがに日中相当な睡魔が押し寄せます
食欲も減退し、体重減少。

娘は寂しいけれど、元気。

モルさんは寂しすぎて、引きこもりになってしまいました。
今まではテラスにも上がっていたのに、もう絶対に上がらなくなりました。
牧草も立って食べなくなりました。
それでも大好物の野菜はしっかり食べてくれます。
仕方ないので牧草もペレットも、器に入れて床に置いています。
たくさん抱っこして、お散歩タイムもちょっと付き合って・・・とやっていたら、だんだん食欲は戻ってきたようですが、まだまだゼリーがいた時と同じようには戻りません。

ゼリーの旅立ちの瞬間に、ゼリーを抱っこして送り出せなかったことを非常に後悔していました。まるで、裏切った、最後の最後に切り離してしまったような気がして、ごめんねと心で思いながら何度も何度も泣きました。
でも、いろいろなデータ(写真とか)を振り返り、なんとなくこうではないかな、と思ったことがあります。

それはまず、ゼリーは最後の瞬間には自分のお家(ケージ)で、モルに看取られたかったような気がするということです。
テラスに出ていたり、牧草の前に座っていたり、隠れ家にモルと入っていてもちょっとお互い離れているという勝手な印象(たぶん、罪の意識が高じてそうなった)があったのですが、ゼリーが家族の一員となった2020年9月27日からの、膨大な数の写真やらビデオやらを振り返ってみたら、そこにはたくさんモルと遊んでいたゼリーの姿がありました。

旅立つ前日の夜のお散歩(ケージ外)タイムの写真を何枚か撮影していたのですが、その日も、モルと鼻をくっつけ合って寄り添っている姿がありました。

旅立つ前、私は自分の胸の上でゼリーに強制給餌をして、その後そのまま抱っこして撫でたのですが、それは時間にして1時間15分ほどでした。
その後ケージに戻したのですが。おそらくその後20分以内に旅立ちました。だからこそ、なぜ最後まで抱っこしてあげていなかったのかと後悔したのです。

娘は最初から言っていたのですが、ゼリーはモルと一緒にいたかったのだと思います。
だからこそ、モルの所に帰るまで「頑張り」そして、自分がずっと住んでいたお家で、モルに看取られて旅立ったのだと思います。それがゼリーの希望だったのだと思います。
前日の夜、ゼリーとモルが2人並んでいる姿が隠れ家の入り口から見えて可愛かったので、写真を撮ろうとしたら、モルが出てきて邪魔をして絶対に写真を撮らせないようにしてゼリーを守っていました。

2人はとても固い絆があったのだと思います。

ゼリーは抱っこが好きで、まったりしてくれてはいましたが、抱っこされたまま寝ることはありませんでした。
私たちの顔をよく洗ってくれたり、ゼリーからの愛情は感じましたが、それでもやっぱり人間は「モル仲間」には勝てないのだと思います。

ゼリーは、ケージの中で牧草を食べて隠れ家に戻る時に、ポップコーンジャンプをしたり、ぷっぷっぷと言いながら帰っていくことが多かったです。お散歩のときにケージから出すと、歩きながら「ぷっぷっぷ」と言っていました。
私に抱っこされている時、娘に抱っこされている時、モルと一緒のとき、そして1人の時も、写真に写っているゼリーの顔はとても幸せそうでした。

協会に引き取られるまでの、誕生から5~6ヶ月は、ゼリーにとってハードな生活だったと思います。
子供たちも全員失ってしまい、その後協会に引き取られる時におそらく別れ別れになってしまった友達もいることでしょう。
そして協会に来て、他のモルモットの赤ちゃんにミルクを上げていたようですが、誰かが赤ちゃんだけを引き取ったので、またしても別れを体験、そのほかにも私たちに引き取られる前に、先に引き取られた仲間がいて辛い思いをしたかもしれません。

そしてやっと我が家にきて、すぐに慣れてくれたのですが、今年の5月26日に引っ越しとなりました。
ゼリーは新しい家に来て、おびえていました。
モルは平気だったので、ゼリーもモルにつられてだんだんと大丈夫になってきました。
今思えば、新しい環境というだけでもストレスなのに、これだけの過去があれば「やっと、皆と幸せに暮らせていると思ったのに、またお別れなのか?」と思ったのかもしれません。

でも、おそらくモルが「心配ないよ。ずっといっしょだよ」と伝えてくれていたのと、私も娘もだんだん時間の余裕ができてきて、引っ越し前と同様にゼリーを抱っこしたりするようになったので、やっとゼリーも安心してくれたようだね・・・と娘と話すことが多くなった矢先の出来事でした。

それでも、最後まで私たちはゼリーと一緒にいて、離れないという事が分かって、ゼリーは嬉しかったのではないかと思います。
娘が「ゼリーは旅立ちたくなかった。もっとモルや私たちと一緒にいたかった」と言っていました。体は弱って消耗しきってしまっていましたが、目には「あきらめない、だって一緒にいたい」という力があったようです。

そこまでゼリーに思ってもらえて、モルも、娘も、私も幸せです。

と、思えるようになってきました。写真もビデオも、たくさん撮影しておいてよかったです。
ビデオを見ていると、今でもテラスに上って、私たちの方を見ているゼリーの姿があるような気がします。