それにしても眠れないのだ

日々の眠れない出来事を虚実織り交ぜて

それにしても「withコロナ時代のマナー意識グッズ」なのだ。

2020-07-16 18:39:21 | Weblog
 未だ収まる気配のない新型コロナウイルスの驚異なんだけど、それを恐れていては何もできないということで、経済活動がコロナに警戒しつつも動き出した。
 その一つに世界的カーレース“F1”があり、今シーズンは3月末頃にオーストラリアで開幕予定だったけど、開幕直前に自粛期間突入を決定して、7月に入りオーストリアでやっとこ開幕した。とはいえ、ヨーロッパだってまだまだ新型コロナは収まっていないので、他のスポーツ同様、自分たちもかからない、そして広げないために色々なコロナ対策を講じている。その中の一つにマスク着用がある。まあ、大会中いつでもどこでも着用必須ではなく、人が密集する場所、ソーシャルディスタンスを保てないような場所で・・・みたいな決まりがあるようだ。
 そんな中、参戦チームの一つメルセデスF1の現場代表の人は、マスクを付ける代わりにに、透明のプラスチックで顔全体を覆うフェイスシールドを使用していたのだけど、先日それの使用禁止が言い渡された。理由は「要件を満たしていないから」と素っ気ないもので、まあフェイスシールドはマスクほどの予防力を持たないということなのだろう。言われた当人は「フェイスシールドはよく見ることができるので良い選択肢だと考えた。だがルールはルールであり~」と、素直に受け入れたようだ。
 そんなことがあったんだけど、筆者的には、そのうち『メルセデスF1はフェイスシールド的マスクを新作するんじゃないか?』と思ってしまったのだ。F1は「あんな物があったらレースに良い影響を与える」って物をどんどん作って、現場に投入する。それは、車自体に装着する物であったり、スタッフの扱う機器であったり、その他多岐にわたる。メルセデスF1はコロナ禍当初、F1とは関係ない医療用呼吸装置を作った実績がある。そんな一環で、フェイスシールドの開放感を持ちつつマスクの予防力も併せ持つ物も作ってしまうんじゃないかと。そうすれば、新型コロナウイルスは当分収まらないようだから、F1の現場でも重用されるし、普通の生活でもみんなの役に立つ。
 F1にはルールがあり、毎年シーズン開始前、またシーズン中にも、大小のルール変更が幾つも加えられる。ルールが変わる理由は、車に関する技術や世界情勢の変化に対応する物が殆どのようだ。で、参加チームは基本的にはルールを守る意識が十分にあるのだけど、ただ漫然とルールを守っていたのでは他のチームに差を付けられないので、ルールブックを徹底的に読み込み、ルールの穴を見つけて、他のチームを出し抜こうと必死になる。ま、それが巧妙すぎるようになったため、ちょっと前に運営は「そういうのはこれからやっちゃダメ!」ってルールまで作ってしまったんだけど・・・。とはいえ、穴をつくような姑息なやり方じゃなく、今ある物のアップデートはある程度まで許されているので、その範囲内でフェイスシールド的マスクを作っちゃうんじゃないかなぁ・・・と。
 ところで、日本のカーレース“SUPER GT”の今年の開幕に向けた公式テストが、6/27-28に行われた。そこにテレビのレポーターとして俳優の中尾明慶が参加した。彼はテストに参加したドライバー数人にインタビューをしたのだけど、その際フェイスシールドを着用していて、気になったのはその角度だ。シールドがかなり斜め前を向いていて(前述の現場代表の人のは真下を向いていた)、先っぽが顎の上までしか届いていないので、向かい合って会話すると確実にその息の流れが相手の方へ(下半身辺りだけど)届いてしまうように見受けられた。多分、相手はちょっとイヤな気持ちだったことだろう。自分だった絶対イヤだ。「マナー意識が低いなぁ」と思っちゃう。SUPER GTは7/19に開幕する。その場に彼も行くことだろう。その時、果たしてどのようなものを顔に装着しているのか・・・?メルセデスF1の動向よりもこっちが気になって、今夜は眠れないかもしれない。
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