ワンコと暮らしはじめたら

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100分 de 名著 スピノザ エチカ 積ん読の本にも置けなかった本です

2018年12月08日 | 応援してます!
今月の100分 de名著は スピノザ のエチカ です。
フォォ〜!

哲学や思想の本や文章を読んで
それが日本語の表記だったとしても
知らない外国語の単語ををただ発音してるだけ
みたいに感じるものがあります。

ありますが、それも、頑張って唱えていると
なんとなく、通じてくることもあったり
するんですが…。

スピノザ のエチカは、本を開いて
目次とかを見て、パラパラ中身をめくって
パタン!と閉じただけの本でした。

とりあえず、買っておこう!
とかにもならなかったです。

いつかそのうち、読めるかなと
かすかな希望も持てないような、そんな本でした。

今まで、読めなかった本の中の最高峰です(笑)
100分 de 名著でやってくれるのかぁ〜
すごい、良かった!
と見る前から思いました。

今回の解説の先生の國分功一郎先生が
なぜスピノザ を読むようになったか?
そのキッカケは、先生が若い頃
現代思想やポストモダンが流行っていて
その著者達が、スピノザ 、いいよねーって
感じだったからというようなお話をされて
いました。

國分功一郎先生は、同年代かな?と思って
調べたら、ちょっと若かったです(笑)
早稲田の政経出て、東大の大学院。
パリの大学で学位取得。

へー、なるほど、哲学科を出て哲学じゃない
ところが、面白そうな先生ですねー。

政治と教育を考えるために
哲学に走ったのかなぁと想像。


番組で、スピノザ の難しさやわからなさを
スピノザ の思考は、OSが違うから
スピノザ の思考をそのまま自分達に入れても
走らない、と表現していました。

なるほど〜〜!なんか、それ、よくわかる。

私、数字が苦手で、数学も苦手で、数学的思考も
苦手で、理系の思考について行くのは
なかなか大変なんですが、なんで、すっと入って
来ないのかなぁ?と思ってました。
なるほど、OSが違う。

エチカは数学的手法の定理と証明の方法で
エチカは書かれています。
どうして一般的な哲学や思想を説く方法ではなく
そのような表現をスピノザ さんはしたんだろ?
と思いましたが…
スピノザ さんの発想や思考の過程からして
普通の人とはかなり違う。

自分のOSが、他の人のOSと違うこと自体は
スピノザ さん、自覚していたんでしょう。
それで、自分の考えを表現するのに
1番誤解されずに、1番わかってもらえそうな
方法で、自分にもわかりやすい方法が
数学的手法だったんでしょうねー。

スピノザ は、なんであんな書き方してるんだ?!
と思った疑問が解けました。

國分先生みたいな先達が居れば、登れない山でも
ちゃんと登れそうなのが、すごいです。

次週も楽しみ!



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