YouTubeでこんなビデオを見つけました.
たぶんアメリカかイギリスのテレビのドキュメンタリー番組を録画したものだと思います.
偶然見つけたのですが,見てみてビックリ.
メンバーが,です.
「ます」はピアノ五重奏でして,バイオリン,ビオラ,チェロ,コントラバスにピアノ.
普通は弦楽四重奏団を中心にして,エキストラのメンバーを加えて演奏する事が多いと思いますが,この番組では...
バイオリン:イツアーク・パールマン
ビオラ:ピンカス・ズーカーマン
チェロ:ジャクリーヌ・デュプレ
ピアノ:ダニエル・バレンボイム
そして,コンバスは?
何と,指揮者のズビン・メータという顔ぶれ.
よくぞ集めましたという感じですね.
メジャーリーグのオールスターも真っ青の超豪華メンバーです.
でも,皆さん若いです.
20台ですね.
今では,もう,全員大御所といわれる年代ですからね.
デュプレはバレンボイムと結婚したばかりの新婚ですね.
後に,気の毒にも難病にかかってしまうのですが,このビデオでは元気一杯に,素敵なチェロを聞かせてくれます.
メータはもちろん本業は指揮ですが,大学で医学とコントラバスをやっていたと解説がありました.
へえ~,です.
演奏の方ですが,超一流のソリストばかりの集まりにも関わらず,意外にアンサンブルがいいんですよ.
ズーカーマンに8分音符のきざみなんかやらすのはもったいないのですが,実に丁寧にきっちりメロディーに合わせて弾いています.
そして,各楽器がソロでメロディーを弾くところはさすがさすがの演奏です.
うまいですね.
全部で6つのファイルからできています.
演奏の前と後にエピソードが入っていますが,メータとパールマンが二人羽織ならぬ,二人バイオリンをやるシーンは爆笑でした.
たぶん,彼らにとって,この曲は,技術的には優しい部類に入ると思うのですが,その分,歌うところは思い切り歌って,伴奏のところでは,完璧なアンサンブルを楽しんでいる雰囲気が感じられました.
聞いていて,音楽の感動とともに,演奏の楽しさが伝わってきました.
音楽っていいなあと,つくづく思いました.