書く仕事

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「書店ガール2 最強のふたり」碧野圭

2015年07月01日 23時41分50秒 | 読書
「書店ガール2 最強のふたり」碧野圭




第1作目に続き、第2作目「最強のふたり」も一気読み。

第1作目では、男社会の中における、女子書店員二人の悪戦苦闘がストーリーの中心であったが、この第2作では本を読むことの喜びと、書店員としての生き甲斐が中心となっており、本好きとしては、この第2作目の方が、惹かれるものが大きかった。

書棚には書店員の人柄が現れる。書店員に限らず、仕事にはその人が表れるんだな。
いい加減な奴はいい加減な仕事しかしない?

ただ、そのいい加減さは個人だけの責任ではなく、組織が生き甲斐を感じる環境を提供していないせいもある、という主張も込められている。

しかし、そんな環境の中でも、頑張る人もいるわけで。

仕事の上での愚痴や不満が如何に自分の人生を狭くしているかが良く分かる。

社会の縮図のような書店・出版業界の人間模様と仕事ぶりがたまらなく興味深い。

さあ、次は3作目だ。
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