2年前に革ベストを作って紹介させてもらいましたが、今回はデニムベストを作ったので、その製作記です。
型紙から起こすのは不慣れなため、既製品を探します。でもデニムベストではヒットせず、
袖を付けなきゃいいんだ ということでGジャンの型紙をネットでゲット。
デニム生地は、15オンスのヘビー級の黒。
型紙を生地に写して
カットです。
縫いは最近買った革用ミシンで。数枚重ねた革も楽に縫える強者ミシンなので、15オンスのデニムを5,6枚重ねたって楽々です。
糸は革ミシンなので通常の家庭用ミシンではありえない#5でいきます。
市販のジーンズ類の縫い糸は#30なので かなりの太い糸になります。
参考に、ミシン糸の比較です(↓)
左から#1、#5、#30。小さい数字ほど太い糸になります。レザークラフトだと#1やもっと太い#0。
家庭用のミシンで通常の縫物だと#60くらい。市販のジーンズは、#30。これでも一般的には太い糸の部類になります。
なので#5は、それよりかなりの太さになります。私のミシンは#8以上の太さが推奨なので、今回は#5としました。
今回買った型紙には詳しい作り方は載っておらず、地縫いやら折り伏せ縫いやら・・・そんな言葉すら知らない素人なので
ネットで調べながら進めます。
普通にあるデニムベストでは面白くないので、革も使おうと、ブーツ用で有名なクロムエクセルを用意です。
胸ポケットのふたをそれで。
縫うこと自体はミシンなので苦ではありませんが、扱いにはまだ不慣れで、まっすぐ縫うことに苦労します。
家庭用ミシンなら 補助具も出ているようですが、私のにはそういうものはなく、フリーハンドで直線を描くようなもの?
いくつかのラインは、よたったところの糸を抜いてはまた縫ってはの繰り返しです。
キリがないので、あとは気にしない です。
カチカチのデニムに芯材が必要なのかと思いながらも・・・
前半分完成です。
バイク乗りのベストらしく、背中には定番 ワッペンを縫い付けます。 こいつらは家庭用のミシンで作業します。
これまでずっと眠っていたハーレー会員のアニュアルワッペンも6年分縫い付けます。
前後合体。
ここまでは平面を縫うだけでしたが、最初の難関? 衿付け。こういうことは通常行うことかわかりませんが、仮止めに接着剤を使います。
肩が張り出しが気になって、ここまで縫ってカットです。
袖はつけませんが、ヒダヒダ用に短い生地を付けときます。
ボタン付け。革ミシンは、まっすぐにしか縫えないので、ボタンホールは家庭用ミシンで付けます。
ウェストベルトを付けたら完成間近。
前後は縫わず、ここにもクロムエクセル革をあしらって、革ひもで結びます。 これで太っても安心…ではなく
革ジャンの上にも着ることができます。噂通りクロムエクセルは傷がつきやすい・・・
ここまで来て やっぱりワッペンもう1つ追加です。
胸ポケットにコンチョつきのホックを付け、
革ひもを通し、
肩のヒダヒダを作ったら出来上がりです。
袖付けがない分、縫いがかなり楽だっと思いますが、とりあえず初めての洋裁完了。
縫い線のよたりや、ダブルステッチの幅偏差、左右の非対称等反省点は多々ありですが、どうにか仕上りました。
ワイルドだろぉ~?(古!)